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[東日本地震による災害のお見舞い]
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)による災害を受けられた皆様に 心よりお見舞いを申し上げます。◇◆◇◆ ~東北東北地方太平洋沖地震関連情報~「中小企業向け資金繰りガイドブック」 ------------------------------------------------------- ☆中小企業庁のページ (東北地方太平洋沖地震関連の施策情報) なお、近畿経済産業局においては、一つの窓口で資金繰 りなど幅広く相談できる「中小企業電話相談ナビダイアル」を引き続 き実施するとともに、東北地方太平洋沖地震による災害に対する資金 繰り支援策を取りまとめたホームページを随時更新しております。 「中小企業電話相談ナビダイアル」 ☆近畿経済産業局 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ------------------------------------------------------------- ●動画manga_training ●イベント案内映像 ●風景写真Scenery in japan動画 ●Scenery in japan動画 ●Scenery in japan写真帖動画 飛鳥京香の小説工房にようこそ。 ------------------------------------------------------------ ●スマートフォン用に見やすくなっています。 スマートフォン小説ー私の中の彼へ「青き騎士」 スマートフォン小説ー遥かなる絆「ランナー」 スマートフォン小説義経黄金伝説 スマートフォン小説[源義経黄金伝説パート1」 スマートフォン小説[源義経黄金伝説パート2」 スマートフォン小説ー「ロボサムライ駆ける」 スマートフォン小説飛鳥京香小説工房 ------------------------------------------------------------- ■スマートフォン用[漫画家になる友」 スマートフォン「日本史と世界史と」 スマートフォンフレッシュマンに効く!本! スマートフォン日本の旅 ------------------------------------------------------------ ■「メカムシデザイン研究所 」 メカムシ創造研究所 ■「メカムシデザイン研究所 」はリサイクル工作の教室です。 電話・メールをいただければ、イベントとして「白石卓也とその仲間」を講師とし派遣できます。 子供さんのクリエイテイブ能力の発見と、エコロジーを考えるために廃材やリサイクル素材で、昆虫模型をつくる教室です。「伊丹市」を中心に関西地方では人気でしたが、いよいよ各地に、「白石先生と仲間」がでかける体制ができました。 教室開催希望の連絡は「山田企画事務所」info@yamada-kikaku.comまでお願いします。 メカムシ作り方のチラシの動画です。 メカムシの作り方がわかります。 http://youtu.be/IpaddK73f0U この2011年はだいぶスケジュールが入ってます。------------------------------------------------------------- 漫画mangaを描く 星群ノベルズ・作品リストの山田博一は小生です。 ■龍馬伝を面白く観るための歴史ブログ■ ●山田企画事務所動画 Manga Agency山田企画事務所の同人誌に発表した小説作品群です。各小説タイトルのブログにどうぞ! 「★アリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー」 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 山田企画事務所のビジネスブログ ●●マンガ教室と展示会など ●山田企画事務所の本棚 ------------------------------------------------------------- ●「源義経黄金伝説」 ●「フアンタジー劇場」 ●「ロボザムライ駆ける」 「ランナー」 「東京地下道1949」 「なみだ石の伝説」 「★アリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー」 「聖なる水の僕」 「イシのヒト」 「青き騎士」 「ミュータントウオーズ」 「神よ、その腕もて」 「★夢の王たちの宴ードラッグ戦争の廃虚にてー★」 「山稜王」 「ジャップスデイズ」 「アイランド」 ------------------------------------------------------------- 小説[私の中の彼へ]は、人工頭脳装甲機・「零(レイ)」と装甲機パイロット翔と人類の敵「アイス」との戦い。そして翔と暗殺集団ローズバット「沙織」との愛の物語。 ●まわりは荒野だった。 それも血みどろの荒野だった。 改造された彼・翔の視覚は、風景を人間とは異なる視点からながめた。零の力で見ることができる。 翔の乗る、人工頭脳装甲機・零の電子のグリッドが、彼、翔の眼の前に拡がっている。軍務についた最初は、希望にみちあふれていた。未来は栄光で満ちあふれているはずだった。 対「アイス」戦が彼の未来希望を打ちくだく。 という感じです。 ------------------------------------------------------------- ■!「マンガ家になる塾」をインターネット教育!■ ■楽天ブログ版漫画家になる塾もよろしくお願い!むろんこちらは無料です! ■ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」■ ●携帯版[漫画家になる友」● ★日本漫画文化研究所 ★漫画家になる友 ---------------------------------------------- ●広告・ネット・イベントにマンガ・アニメを!をテーマに●マンガエージェンシーとして企画営業活動を。(伊丹商工会議所会員・伊丹産業振興シニアアドバイザー・日本漫画家協会会員・日本アニメーション協会会員・経済産業省認定イベント業務管理者) ------Manga Agency山田企画事務所のビジネス日記です。ビジネス情報の告知ブログです。 ●Manga Agency山田企画事務所 ●NPO法人アクト情報交流 ■日本イベント業務管理者協会 関西地区本部 ───■ 研究室 ■ビジネス企画塾 ■仕事術 ■就職塾 ------------------------------------------------------------ 山田企画事務所/山田博一(ヤマダヒロイチ) ■FAX020-4665-6859●携帯FAX020-4662-8766●yamada@yamada-kikaku.com ○530-0055 大阪市北区野崎町1-22日宝扇町ビル305 ------------------------------------------------------------ SF(サムライフィクション)です。 ------------------------------------------------------------- 源義経黄金伝説■第1回 京都市上京区今出川通り飛鳥井に京都市上京区に白峯神宮はある。 祭神は崇徳上皇(すとくじょうこう)。日本の大魔王といわれている。 幼き明治帝の手を外祖父、中山忠能がかしづき、新しく出来た神社に詣でている。 「さあ。御君(おんきみ)、ご先祖帝さまにお願い申し上げてくだされ。 これからの、御帝さまを中心とされる新しき政府に、崇徳様の怨霊がたたらぬ よ うに、あたらしき政治をお守りくだるようにお願いつかまつれ。 代々、我が家、藤原本家に伝わりし、西行法師(さいぎょうほうし)殿との 約束を使え下させ」 幼き帝は、手を合わせ、御願いを、なされた。 「崇徳上皇様、お許しくだされ。我が王朝が武士から政(まつりごと)を取り戻すに700年もかかってしまいました。今にいたり、源頼朝、大江広元の子孫たる二家、薩摩島津。長州毛利両家をもって、武士どもの町、江戸と政庁江戸幕府を倒し、武士どもを根こそぎ退治いたします。この長き屈折したりし日々をお許しくだされ。 そして、陰都でございます。平泉王国は、いにしえに滅びました、それゆえ、 代わ りに江戸を陰都といたします。平将門を祭る神田明神を持って、陰都の 守神といた します。 が、本来は、崇徳上皇様が祭神でございます。どうぞ、我が王朝が、江戸城をもっ て皇居といたす事をおゆるしくだされ」 御年十六歳の帝は、深く頭をさげた。白峰稜前にある白峰寺木像(白峰大権現)が 讃岐(さぬきー香川県)から運ばれて来ていた。先帝孝明帝が望み、できなかった事をなしとがている 。 「今、奥州東北の各藩が、列藩同盟とか申し、昔の蝦夷どものように反乱を 起こそ うとしております。我が王朝の若い貴族を持って先頭に立ち、荒恵比寿どもをたいらげます」 帝は、再び深々と、頭を垂れた。 崇徳上皇は、保元の乱(ほうげんのらん)の首謀者の一人である、後白河に 敗れ、讃岐に流され、その地でなくなり、白峰山(しらみねさん)に葬られた。 讃岐は京都の南西の方角、つまり裏鬼門であり、平泉は、京都から見て鬼門 にあたる丑寅の方角である。 空から、独白が落ちてきて響き渡る。 「西行法師よ、長くかかったのう。いつまで朕をまたせたことやら。 がしかし、その陰都もいつまでも、安穏とするかや。 所詮は、東京幕府、所詮は、荒夷ども街じゃ。 朕が情念は、いつしか吹くだすやもしれぬ。見ておれ」 この日、元号が明治と改元された。 ------------------------ ■源義経黄金伝説■第2回 明治元年(1868年)よりさかのぼる事、690年前 1180年(治承4年)四国白峰。 老僧が荒れ果てた神社の鳥居の前に佇んでいる。鳥居から見える四国瀬戸の荒 海はひゅひゅうと音を立てて荒れすさんでいる。 「ようやく参りましたぞ、崇徳上皇様、しかし、この荒れよう、いかにかなら ぬものか。上皇様、上皇様、どうかお姿をお見せくださいませ。西行が、佐藤 義清が参りましたぞ」 西行は大声で叫んでいる。ここは四国の山中である。が、社殿は静まり返って いる。その静けさが、何とも恐ろしい。 「いかがなされました。何かご不満がおありになられるのか」 「ふ……」 どこからともなく、うめき声が、あたりの静寂を破る。 突然、風が強くなってくる。空が急激に曇り始め、やがてポツリと西行の頬を 雨脚が濡らした。 「遅いわ、西行よ。朕を、何年待たせるのじゃ。さような奴輩が多いがゆえ、 京都に災いの種を、いろいろ蒔いてやったわ。四つの宮、後白河もいやいや腰 をあげたであろう。俺が恐ろしいはずじゃ。う、悔しや。もっとあや つ、、、、後白河法皇を苦しめてやるぞ」 その声は恨みに満ち満ちている。 「崇徳上皇様、お待ちくだされい。民には、何の咎もございませぬ。どうか、他の 人々に災いを与えるのはお止めくだされい」 「ふふう、何を言う。日本の民が苦しめば、あやつも苦しむ。もっともっと苦 しめばよい。俺の恨みはいかでも晴れぬは」 「お聞きください、崇徳上皇様。では上皇様のための都を新たに作るという策は、いかがでございますか」 声が急に途切れる。 「何、西行よ、お前、何かたくらんでおるのか。いやいや、お主は策士じゃ。 何かよからぬことをたくらんでいるに違いない」 意を決して、西行が顔をあげた。 「崇徳上皇様、奥州でございます」 「何、あの国奥州に」 「そうでございます。この国の第二の都を。それならば中国にも前例がござい ましょう」 「何、平泉を、第二の京に。そして朕を祭ると、、そういうことか、西行」 「さようでございます」 西行は、顔を紅潮させていた。 「西行、たばかるでないぞ。わかったぞ。朕は、少しばかり様子をみる事とし ょう。がしかし、再度謀れば、未来永劫、朕はこの国に、祟るぞ」 風雨は、急に止み、天に太陽が姿を現す。汗がしたたり落ちている西行の顔 は、まぶたが閉ざされている。体が瘧のようにぶるぶると震えている。腰は、 地に落ちている。 「これでよろしゅうございますか、兄君、崇徳上皇様に告げましたぞ。後白河法皇様。 はてさて、しかしながら、恐ろしい約束事を…。この私が西行が、佐藤 義清が、いかにしてか、平泉を第二の京にしなければなりませぬなあ…」 ひとりごちている西行は、心中穏やかではない。 西行は四国白峰にある崇徳上皇の塚にいる。 崇徳上皇は保元の乱で破れ、弟、後白河上皇に流されたのだ。 ------------------------------------------------------------- 「源義経黄金伝説」とは■日本版三国志の物語。 ■時代は,源平の争いから、鎌倉幕府が成立しょうとしていた時期。 ■京都の陰陽師・鬼一方眼に、友人、西行法師は源義経の養育を依頼。 その背景には、後白河法王、藤原秀衡が。 ■東アジアのフロンテイアである日本は、国家を成立。その象徴として 黄金大仏を作り、国家の勢力をシンボル化。平安京に奠都した大和は、 日本を統一していくが、国家象徴としての黄金大仏は、武家革命勢力に よる内乱のため、消失。 ■その大仏再建を図らんため独立国家、奥州を併合、黄金を収奪しょうと する鎌倉武家革命政権。瀬戸内海荘園群を経済地盤とする、後白河法王を 頂点とする貴族制西国王朝と新興勢力である東国騎馬武士団を率いる源頼朝。 ■古代よりエミシの血を受け継ぐ奥州に黄金・仏教王国を構える藤原秀衡。 ■「義経黄金伝説」は、一二世紀日本の三つの都市(京都、鎌倉、平泉)と 三人の騎士の物語。 ------ ■「義経黄金伝説」■ ■フアンタジー劇場■「ガーディアン」■ 人類戦士達を「ガーディアン」と呼ぶ 地球にあの偉大々MEが誕生した。MEは絶滅の縁にあった人類を新たな道、栄光の道へと導いた。 この新生地球人類の前に立ちふさがったのがROWだった。彼らは新人類に戦いを挑み、戦闘は果てしなく統くように思われた。ROWは、一つの作戦を発動した。地球の歴史への挑戦、あるいは干渉である。過去の地球ヘタイム・ジャンプを行ない、MEを生みだした祖先の人々を地球史上から抹殺する作戦である。その環境にも魔手をのばした。このROWの作戦を察知した人類は、MEの家系を守り、新人類を守護するため、地球の過去へ瀕った。人類の発生より、MEが誕生するまでのMEにつらなる人々をROWの攻撃よりガードするため、あらゆる時代へと自ら志願した戦士を派遣した。この人類戦士達を「ガーディアン」と呼ぶ。 ■ロボザムライ駆ける■ ■「ロボザムライ駆ける」とは、、 東京湾の中央に島ができていた。 第二首都都心として形成された、この東京島は 現在「徳川公国」の領土となっている。 公国の中心には東京城が建築されていた。 西を遠望するに富士がきれいに見える。 「霊戦争」後、急激に復興した自然界は、日本を中世世界とおもわせるほどその景観を変えた。 また、人々のライフスタイルも変化、政治体制を変化させ、「霊戦争」後の世界は「民族主義」の動きに覆われていた。 古代の民族古来の習俗に戻ろうと現在の世界は機械文明と自然が調和した民族主義世界となった。日本の東京島を巡る運河エリアは、真昼の太陽を照り返している。運河面に魚が動き、跳ね上がる。東京湾も浄化、魚の遊弋する場所となった。 ●という舞台設定で、ロボット侍、早乙女主水(さおとめもんど)が活躍する話です。 ■遥かなる絆「ランナー」■ 1256年、プラグひきいる蒙古軍は、ペルシャ北部、エルブルズ山脈の中心部にある、高い岩山の 頂上に建てられた「アラムート」城を攻めおとそうとしていた。アラムート城は、いわゆるイスラム教の異端派の一つであるイスマーイール派、アサシン(暗殺教団)の城塞であった。 蒙古軍は、アラムート城からの攻撃が、瞬時、とだえたのを期に、一挙に城を攻め落とした。 の中には、一人のアサシンもいなかった。間道や逃げ道はないはずだった。 プラグは草の根をわけてもさがせと、命令を下したが、数千人のアサシンはまったく発見できなかった。 アサシンの指導者、導師マニは、時間の支配者と呼ばれていたが、彼の幻術かどうかもはっきりとしなかった。 ■東京地下道1949■ 1949年日本トウキョウ。 太平洋戦争の日本敗戦により、アメリカ軍とソビエト軍が、分割占領されていたら、、の話。 ●戦争孤児である少年・少女たちの悲しい話です。このような感じです。 「自の力で食物や闇物資を手に入れたのだ。 この時代とこの占領下トウキョウという場所で生きのびていくための手段であった。 戦争孤児のボスである竜のアジトである掘っ立て小屋からも焼け果てたトウキョウ市の「新しい壁」が見えている。 その壁は日本人に希望を与えるものではなく、日本人の心と体を。いわゆる「本土決戦」 以上に疲弊させるものだった。 竜は、本土決戦当時は、新潟県に集団疎開していた。そこで愛国少年団に属していた。 赤い星をつけたソ漣軍のT34戦車が進撃してきたのは昭和二十年十月三日。 ■「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」■ 「僕は、乗りごこちの悪いローカル線に乗り、故郷に向かっていた。故郷での記憶はない。親戚もいない。僕、日待明(ひまちめい)は頭屋封へ、何年もの町中の生活で得た悲しみ、体の中にたまりすぎた汚れを、洗いおとすために帰る」とはじまります。 僕、日待明(ひまちめい)は頭屋封へ、何年もの町中の生活で得た悲しみ、体の中にたまりすぎた汚れを、洗いおとすために帰る。苦しみは僕の体をむしばんでいるのだ。 ●という主人公を待ち受ける故郷神立山「なみだ岩」伝説は、主人公にあたたな人生の選択を迫る。そして、彼女は何者であったのか? ■アリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産■ ■我らは風民(フーミン)、歴史の表面にでることはない。が、我らは必ず、この星、腐敗惑星の歴史の変遷に居合わせる。連邦の監視機構の奴らは我らの存在すら、きずかぬ。が我らは生きている。存在している』 形もなく、姿もみることのできぬ意識体がこの腐敗惑星上空部に生息していた。 腐敗惑星は、宇宙の船を呼び集めて落下させていた。宇宙のローレライ。 生物を呼び集める星。そして、呼び集められた生物は腐肉となっていた。 ■ ウオーター・ナイツー聖なる水の僕(しもべ)■ タンツ大佐ー最後の地球人の物語。 「大佐、君が最後の地球人だ」。長い宇宙航行で、私の視覚がおかしくなったのか。タンツは、おかしなことにきずく。ここはカプセルの中ではない。 おまけに、ここはどうなっているんだ。 たしかにウェーゲナー・タンツ、宇宙連邦軍大佐は、ウァルハラ号の中にいた。この船は恒星間飛行中のはずだ。が、タンツの体のまわりは水だった。 ■イシのヒト■ ■ 北の詩人は追いかけられていた。北の詩人は思う。機械神の支配に対する抵抗運動についての話しあいが終わったところだった。あの仲間の中に裏切り者がいたのか。だれが、私のことを管理機構に告発したのか。詩人を始めとする悲機械人、つまり、生物は機械人の元で苛酷な支配を受けているのだった。詩人は長い汚れたコートに深くくるまり、帽子をかぶり、コートの奥からしょぼついた目をのぞかしていた。仲間のアボオイのところに逃げ込もう、あそこなら。道をいそぐ。 が、この道路はいきどまりだった。追跡機は直径2Mくらいのシルバーメタリックの球体で飛来してくる。この追跡機Z2タイプは、その追跡物の体臭を手掛かりにおってくる生物体タイプだった。Z2はその追跡物の匂いをつかまえていた。その獲物は恐怖に囚われているらしい。アドレナリンがにおう。生体の追跡物は必ずにおいを残す。Z2にはその恐怖の度合いが計算できていた。Z2の機械の内部に歓喜の感情がおこっていた。 ■私の中の彼へ「青き騎士」■ は、人工頭脳装甲機・「零(レイ)」と装甲機パイロット翔と人類の敵「アイス」との戦い。そして翔と暗殺集団ローズバット「沙織」との愛の物語。 ●まわりは荒野だった。それも血みどろの荒野だった。改造された彼・翔の視覚は、風景を人間とは異なる視点からながめた。零の力で見ることができる。翔の乗る、人工頭脳装甲機・零の電子のグリッドが、彼、翔の眼の前に拡がっている。軍務についた最初は、希望にみちあふれていた。未来は栄光で満ちあふれているはずだった。対「アイス」戦が彼の未来希望を打ちくだく。 という感じです。 ■ミュータントウオーズ超人類戦記■ ● 資本主義陣営と共産主義陣営が争っていた時代。ベトナムは北と南に別れていて「ベトナム戦争」が行われていました。(南ベトナム軍と南ベトナム派遣アメリカ軍と、べトコン、及び北ベトナム軍(背景に中国軍)との戦い)」ベトナム戦争後。まだ、ソ連など共産主義国家が多数存在していた頃から始まるお話です。 ■神よ、その腕もて 夢の王たちの宴ードラッグ戦争の廃虚にてー■ ●プロローグ そこは見渡す限りの荒野だった。風が砂ぽこりを舞いあげている。旅人は,ゆっくりと顔をあげ遠くをかいま見た。 あった。どうやらあれがゴルゴダシティの様だ。 光り輝くピラミッドがゆっくりと動いている。旅人は足を早めた。ゴルゴダシティで「ビプラフオン」のプレイヤーを求めていると聞いていた。どうやら職にありつけそうだ。顔は、はころんでいた。門が見えた。門の下に3人の男がすわっている。近よってよく見るとかなり若い。旅人はその若者達と目をあわさずに歩きさろうとした。「待ちな」 声がかかる。旅人はすばやく通りすぎようとした。かかわりあいになると恐ろしいと彼は患った。「待ちなよ、聞きたい事があるんだ」 その三人の中の小男が言った。 「なぜ手袋を左手にしているんだ」 ■宇宙から還りし王(山稜王)■ ■ 「宇宙から還りし王」彼の名前はネイサン。地球人で初めて「タンホイザーゲイト」から帰って来た男。そして今は、山陵王と呼ばれる男。彼はこのゼルシアにある地球自然保護区に往み、ラシュモア山を支配する。タンホイザーゲイトはこの宇宙の淵といわれ、新宇宙への門であり、ここからは別の世界が始まるといわれていた。30年前、恒星星間船アンバサダー号は送り込まれ、そのアンバサダー号は帰還してきた。しかし乗組員で生き残っていたのはネイサンだけだ。ネイサンは宇宙省の徹底的な心理分析を受けた。ネイサンの心は空白だった。地球を出発して以降、三〇年間の記憶はまったく残っていなかった。やがて、彼の存在があきらかになったのは、雑誌に発表された小説からだった。ネイサンの小説は、いわば、言語によるドラッグ。その作品を読んだものは、ネイサンの言語による想像力の爆発に酔いしれた。 宇宙省は、彼を危険人物とみなし抹殺を指令。 ■日本人の時代■ ■ 息せききって、ジュンはケンの広い肩に追いついていた。 「ねえ、ケン、変なうわさがあるの」「ヘー、うわさだって。ジュン、君独特の『まやかし理論』じゃな いだろうね。残念ながら僕は今、リアクションテストの端子はつ けてはいないぜ」ケンはにこやかに答えていたが、ジュンの真剣な顔にどきりとす る。 「どんなうわささ。君の顔色からすると、大変な事のようだな」「日本人狩りが始まるっていうのよ」 「おいおい、ジュン、それこそ悪いジョークだよ。今は第2次大戦前じゃないんだぜ。今は22世紀が初まったばかりだ……」 ケンの笑声もジュンの顔を見ると、ぴたりと止まる。「悪いけどねえ、ケン、真剣に聞いてほしいの。私のパパの専門分 野を知っているでしょう」 ■アイランド■ ■ ママ、このあたりだね」 私ビィーは,すっかり年老いた、かたわらにいる母に言った。 眼下にはきれいな海が見えている。 「そうだよ、ビィー、サンチェス島はこのあたりにあったんだ」 「じゃ、母さんが、花束をおとしてよ」 私はママに、大きな花束を渡した。 「そうだね、ビィー。お父さんも、喜ぶだろうさ。 お前がこんなにりっぱになったのだから」 花束は、私達の乗っている「円盤」から、吸い込まれる様に海へ落下 していった。 飛鳥京香の小説工房(山田企画事務所) [全1088件]
私の中の彼へー青き騎士ー第1回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 Manga Agency山田企画事務所 もう、かなり昔の事だ。私,沙織(さおり)は、まさか彼,翔(しょう)が、私の探し求めていた「青き騎士」だとは、その時は、気がつかなかった。 若気のいたりというものだろう。 もし、あの時……。 いや、もうやめておこう。 時間は、2度と戻ってこない。 シーン2 「恐い子だよ」 その時、私は何をしていたのだろう、記憶はなかった。 「何しろ、この子の頭の中には、悪魔が住んでいるのさ」 養父母が言った言葉だ。私の耳の奥にいつも残っている言葉だった。 その時も、私は彼らに尋ねていた。 「アイスフイールド」のそばにある小さなコロニーだった。 コロニーの前を連邦軍の車両が轟音をたててとうりすぎていった。 「ねえ、それどういう意味なの」 「ふん、自分で知っているくせに白々しい子だよ」 「そうだ、どうせ、私達の事も、心の中ではあざわらっているのさ」 なぜ、どうして、私を、普通の子供のように扱ってくれないの。 確かに私は父と母をうしなって、法律により、救済され、 この父母におしつけられた子供だった。 が、この時、地球は、生か死のせとぎわだったはずだ。 《アイス》との戦争でたくさんの人々が死んでいた。 ともかくも、この私に対する疑問、救済が、私の長い旅の始まりだった。 《人民の王》となって私がさとった事は、 私が、あの人にとって《青き騎士》だったという事。 そして、気づいた時には、あの人はとても手がとどかない遠いところにいた。 私が、彼をうらぎり、そして彼は死んだ。 (続く) 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 Manga Agency山田企画事務所 ★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★ Last updated 2012年2月9日 12時12分55秒
東京地下道1949■第16回■最終回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 東京地下道1949■第16回■最終回 兄公介、との別れを悲しみながら、竜は下の地下道へ降りていく。 恵は、やっと気がついたようだ。 「恵、驚くよ。、兄さんと合ったぞ」 「公介にいさんですった、なぜ起してくらなかったの」 「ロシア人が追って来ていた。早く逃げ出さないとまづかったんだ」 「兄さんは」 「元気だった、きっと、俺たちを探してくれると、約束した」 恵は回りにきづく。 「この道は、地下壕と遠うようね。」 「そうさ、みて驚くなよ」 地下道本道にたどりついた時、ソ連兵の小隊が、シュパーギン短機関銃 を構え待ていた。 「ちくしょう」 「何でなの」 竜が、銃を撃った。 機関銃弾のシャワーが、子供3人の体に降り注いだ。 ロシア人の軍曹が、子供であったものの死体を足で蹴った。 「子供だな。俺にも、故郷にこれくらいの子供が、、」 「セルゲイ、感傷は無用だ、早く片付けろ」 ロシア人の軍曹セルゲイの上役の政治将校が、言葉を投げつける。 ムサシのアジトの二階で、乾公介は独りごちた。 「ゆるしてくれ、竜介、恵。お前たちの死はけっしてむだにはしない。日本のためなのだ。お前達の事件であの「地下道」のことが、外部にもれては困るのだ。 ソビエト軍が、この地下道を使用し我々アメリカ軍を攻撃することをアメリカ情報機関OSSはすでにつかんでいるのだ。 アメリカ軍は彼らを、待ちぶせし、占領地区で圧倒的優位に立つのだ。このうらぎり的なソ建の進撃に対して世界の世論は米軍に有利に働く。 さらに米軍の力を借り、余勢をかってソビエト軍を、日本から追放するのだ。 日本を統一するのだ。国が二つに分断されている事程不幸なことはない。例え、日本が米軍に完全に占領されていようと、アメリカ軍という、一ケ国の占領の方がよりましなのだ。 あくでも米軍はこの地下トンネルの事を知らないことにしなければならない。地図も我々の手には入らなかった。とする。 俺は、特攻隊として出撃し、死ねなかった男だ。仲間たち、戦友のために、少なくとも父母の土地日本のために死んでいった戦友たちのために、日本を統一復興させなばならん。 例え、暴力に暴力をもちいても、このプランをなしとげなければならん。 俺のこの命は日本のために、一度死んだのだ。 恵、竜介よ、俺も間違いなく、お前たちのそばに行く。待っておくれ。俺の命もおそらく1か月とは持たないだろう。その間に、ソビエト軍が、あの地下道を利用して、攻撃してくるのを俺は期待する。いや、きっとくるはずだ]。 地下道にまよいこんだ戦争孤児.3名が銃殺されたーケ月後。 東都新報1950年12月14日夕刊 「本日未明、占領ソビエト軍はトウキョウ市後方にある米軍 貯蔵兵端地への奇襲を行った。 宣戦布告はなく突如攻撃を行なう。攻撃はあらかじめ入念に計画されていた。 国境分断線の地下をくぐり、巨大な地下侵攻トンネルが秘密裏に建設されていた。 わが勇敢なる米軍は、すぐさま反撃に転じ、逆にトウキョウ市分断線を越えで ソビエト占領占領地区へ進撃中である」 1949年当時のアメリカ戦死者名簿に、一人の日本人の名前かある。 「乾公介ー通訳1949年11月14日死亡。 あの卑怯なるアメリカ占領軍に対するソ連軍進撃の際、最前線 にて機銃弾を受け即死。と思われる。遺体は今にいたるも確認されず。 彼は、第2次世界大戦中、大日本帝国各軍に所属するが、南太平洋上決戦のい際、特攻隊として戦艦ワシントンに襲撃に際して、アメリカ軍の捕虜となる。以降アメリカ軍軍属として、アメリカ占領政策に協力。 戦死当時24才。係累及び家族なしと伝えられる」 (完) 090901改訂 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 Last updated 2012年2月9日 12時6分50秒
東京地下道1949■第15回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 ビルの前に乗り捨ててあった、ベンツを目ざとく見つけた男達がいた。 ソビエト、MGBのエージエントだ。彼らは銃を構え、ビルヘはいっていく。 ムサシの大きな背が、彼らの目にはいった。 ムサシは,鉄の首を、残った右手でしめあげようとしていた。 MGBのエージエントの男達の消音読が火を吹いた。 ムサシは鉄の体の上に倒れる。 そのショックで、鉄の意識がもどってきた。 鉄の上に、ムサシの血まみれの体が、のしかかっていた。 三人の男が、物色している。 ロシア人だ。 鉄はナイフに手をのばし、ロシア人の一人に投げた。 一人の男のノドに当る。 男は窓ガラスをつきやぶり下へ降ちる。残り二人は消音拳銃を発射するが、弾はムサシの死体にのめり込むだけだ。 倒れていた竜が、おきあがりざま、二人の男へ向け撃った。 一人は即死。残り一人は手にあたっただけだ。 挙銃をおとし、逃がれようとした。 乾公介は、MGBのエージェントの監視を続けていた、 その部下からの、至急の報告を受けた。 ムサシのアジトの前に車を止め、音の聞こえた二階へあがろうとした。 ロシア人は階段の踊り場で一人、日本人が立っているのに気がつく。 日本人は、落ちつきはらった様子で銃をむけた。 それから、消音器で、その男の額をぶち抜き、ゆっくりと二階へあがってきた。 「待て、打つな、俺は君達の味方だ」 乾公介は、大きな声をあげた。 「何、味方だと、変な所にころがりこんできて、何者だ。おっさん」 鉄が、ムサシの体をようやく押しのけ、立ちあがっていた。 竜は、頭をふらふらさせながら、かろうじて、銃をこちらに向けていた。 竜に一瞬の変化が起った。 しばらく、乾の顛をながめていたが、驚いた様子で言った。 「あにき、兄さんじゃないか 。俺だよ。弟の竜介だよ」 「ああ、竜介!」 乾の口に、にがいものが走る。 汗がでる。 思わずだきしめている。 「死んだものと思っていた」 くそっ、何んてことだ。よりにもよって弟が。 しかし、あのプランは完遂しなければならない。と乾公介は,思った。 だきしめていた竜介をはなし、言った。 「いそげ、ここはまかせろ。新手がやってくるぞ」 窓から、五台の車が急停車するのが見える。 「恵、妹の恵は、どこだ」 竜がさけぶ。 一部始終を見ていたらしく。恵はしぱられ、気を失なっている。 鉄は、恵をかつぎあげる。竜もあとに続く。 兄の公介も続いている。 抜け穴の入り口にはいったところで、公介はいう。 「それじゃここでか別れだ。私はこの穴を塞ぐ」 「何だって、兄さんはどうするんだ。」 「まかせて分け、俺は荒事にはなれているんだ」 「またあえるね」 竜が、兄の顔を見上げて、心を込めていう。 しかし、公介の心は乾いている。 「もちろんだ。必ずお前達を捜し出すぞ。さあ早くいくんだ」 三人が抜け穴に消えたあと、公介はダイナマイトをしかけ、抜け穴の入り口を、吹きとぱした。 公介の後には、音も立てずに五人の男が近よっていた。 公介は、銃口をゆっくりと、下ろした。 「乾チーフ、これでよかったんですか」 間があった。公介は、やがておも重しげに、 「そうだ、作戦終了だ。あとは、ソビエト軍が動き 出すのを待つだけだ。すまんが一人にしてかいてくれないか」 公介一人を置いて、五人の米軍OSSのエージエントは 建物の下へ降りていった。 続く090901改訂 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 Last updated 2012年2月9日 12時4分10秒
東京地下道1949■第14回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 大名庭園の池のそばに、目ざす石灯篭の基部は残っていた。 石灯篭を力いっぱい動かそうとする。やっと動き始める。 池であったらしい底が真っ二つに裂け、巨大な穴が開く。 階段が、暗闇の中へといざなっている。 鉄は壊中電灯を持ち、階段を降りて行く。 地図通り、トウキョウ城の抜け穴だ。戦国時代、トウキョウ城構築の折、造られ、江戸時代から後世に整備されていった地下隧道なのだ。 太平洋戦時中の地下壕の比ではない。大きな地下空洞だ。 城へ行くこともできるが、鉄はムサシのアジトのピルがちょうど別の抜け穴 の出口にあたることに気がついていたのだ。 本道にはいる。 地下本道は一段と広い。 ここは何という広さだ。と鉄は思った。 ゆうに車2台が並んで走れるくらいだ。 鉄は壊中電灯を消す。灯火が所々にともされているのだ。 近代的な電線や配線が天井部に、はりめぐってらされている。ごく最近人の手が加えられている。 遠くトウキョウ城の方だろうか、工事の音らしいものが聞えてくる。危険を感じた。 誰かに出くわすかもしれない。すばやく行勤し、ムサシのアジトヘいそがねば。と鉄は思った。 足音が近づいてきた。 鉄はあわてて、地下道の天井の配電線によじのぼる。逆さまにしがみついた。 ロシア語の話し声が聞えてきた。 三人のソ連兵が通りすぎていった。鉄には気がつかない。 すでに、ソ連軍はトウキョウ城の地下道を発見し、開削し、拡張し、 アメリカ軍に気ずかれないようにトウキョウ市アメリカ占領地区の地下まで 、侵攻用の拡大な軍用道路を建設していたのだ。 彼らがとうりすぎた後、鉄はあわてて、ムサシのアジトの方へ向った。 後に、現在の地図を落としたのに気がついていなかった。 鉄は途中、地下道で、他のソ連兵に出ぐわさず、旧区役所の建物の抜穴へたどりつくことができた。 ■ 竜の意識.がもどってくる。 見渡す。 くそ鉄め。鉄はいない。 鉄の行動はどうもおかしい。 さらにムサシが恵をさらった理由がつかめない。 鉄が今日の襲撃の一件に関係していたのだろうか。 そういえば地下壕であった時、鉄はかなり憔悴していた。 地図のことも気かかりだ。 伸藤の言ったことも気になる。とにかくムサシのアジトヘ急がなければならない。 車を動かそうとした。キーがない。鉄がぬいていったのだ。 車の配線をつないで、エンジンをかけるのに時間がかかった。 しかし車の座席に「トカレフ拳銃」が一丁隠されているのを発見できた。 ムサシのアジトは、旧トウキョウ区役所の壊われかかったピルだ。 竜は、あたりを見わたし、はいっていく。争う音が聞こえてきた。 鉄は、後から、急にムサシにとびつく。 上背でも力でもかなりの差がある。急襲しかない。 ムサシの膂力は、予想以上だった。 彼の体は、筋肉の固まりだ。 首すじにかかっている、ムサシのナイフを手でつかみ、 おしもどした。 さらに、足払いをかけ投げとばす。 左手は血だらけになり、つかいものにならない。 ムサシは、手近かの鉄棒を右手に持ち、ふりまわした。 鉄に肉迫してくる。 鉄は、棒をかわし、ムサシのふところへとびこ屯うとする。 ムサシは、すばやく鉄のつきだしたナイフをかわし、鉄の右肩から 首にかけて、鉄棒を方の限り降り下ろす、打撃を加えた。 鉄は床にあおむけに、勢いよく倒れた。 ムサシは、鉄に近づいていく。 その時、後から声がする。 「そこまでだ。ムサシ、棒をすてろ、おっと後をむくなよよ」 「その声は、竜だな。生きていたのか」 「そうさ、生きていたさ」 ムサシは、振りあげていた鉄棒を、肩の上方から落とした。 それを見て電が安心したー瞬、ムサシは、床に落下寸前の鉄棒を、 右足を大きぐズイングしてけった。 同時にムサシはあおむけに倒れた。 竜のはなった一弾は、壁にあたっただけだ。 鉄棒はねらいたがわず、竜の顔面に激突した。 続く090901改訂 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 Last updated 2012年2月9日 12時5分32秒
東京地下道1949■第13回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 ムサシは誰も信じない男だ。 彼の人に対する信頼感は、戦争時の体験によって完全に破壊されていた。 彼の学校の教師は、厳しく、愛国主義を教え軍事教育を旋してきた。 また、さらに、人格者であるという評判もあった。 ロシア軍の戦車T34を前にして、彼は生徒達をほおりだし、自分だけ助かろうと逃げたのだ。 ムサシの学友は皆殺しにされた。 ムサシは執念深く、その教師の男を、ソ連侵攻軍前線からの逃亡者の群れから捜し求め、みつけ殺した。ムサシに、彼は土下座し謝ったが、許さなかった。 ムサシのアジトの二階に恵がしばられ、ころがされていた。 ムサシのアジトはトウキョウの旧区役所でピルの廃墟である。 「心配するな、恵、お前には手を出さない。鉄を殺ったら、すぐ帰してやる」 「鉄が、あんたなんかに、殺されるもんですか」 ムサシは、ふっと笑う。 「ふ、恵、それはどうかな。とにかく奴を殺らなきやならないからな。掟があるんだ」 「掟ですって?」 「いいか、恵。奴のおかげて、何人もいた俺の仲間が全滅したんだぞ。奴が食糧トラック襲撃の一件をぱらしたんだからな」 「しかたがないわ。保安部につかまったんですもの」 「ほう、やはりな」 恵は、ムサシの誘導質問にひっかかった。 「鉄が、襲撃の件をばらしたことに間違いはないようだな。 仲間をうらぎらないというのが俺たちの掟だ。しかしなぜ、お前がそれを知っているんだ」 「私が、鉄を助けたのよ」 「何、お前が。恵、ふーん。お前は気の強い女っ子だな」 「お願い。鉄を殺さないで」 「今度は、、お願いか。、、だめだな。掟だからな。鉄も、充分それを承知しているはずだ」 「でも」 「うるさい。鉄のおかげで、皆、仲間が死んじまったんだ。お前の兄貴もだ」 「えっ、お兄さんも」 恵の顔色が変る。 「そうだ、それでも、、まだ、、鉄をかぱうのか」 答えはなかった。恵は青い顔になる。 鉄は、ムサシのアジトの、かなり手前で車を留める。 「どうした、鉄」 「悪いが、竜。ここで待ってくれ」 「どういう事だ、鉄」 「これは、ムサシと俺の問題だ。お前は関係ない」 「関係ないだと、恵ぱ俺の妹なんだぞ。どういう口を聞く。 鉄、いいかげんにしろ」 竜は、鉄をつかもうとした。 一瞬、早く鉄は体をかわし、竜に足けりをいれた。 みぞおちにきまる。竜は気を失った。 「竜、すまない。すべては俺が、保安部に食糧車襲撃の一件をばらしちまったことから、おこった事だ。恵は、、必らず俺がとりもどす。ゆるしてくれ」 竜を車にのこし、鉄はくずれかけた屋敷の前で立ちどまる。 鉄は、はるかにかすむトウキョウ城をながめた。 トウキョウ城は、戦災を受けずトウキョウ市の真中にそびえたっている。 しかし、日本の象徴であったトウキョウ城は、ソ連軍の占領地区にあるのだ。 トウキョウ城をみながら、目測し、磁石をとりだし、方向を確かめる。 例の地図と現在のトウキョウ市の地図を見ぐらべる。 「どうやら、ここらしいな」 竜は独りごち、江戸時代の旧大名屋敷の庭へ忍びこむ。 トウキョウ市攻防戦の際、かなりの被害を受けたらしく、荒れはてて人影はない。 庭園の池をさがす。池も見るかげもなく、干上がり、形が辛うじてわかるくらいだ。 (続く)続く090901改訂 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 Last updated 2012年2月4日 10時42分40秒
東京地下道1949■第12回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 一人の男が竜のアジトから少し離れた所から見張っていた。 竜と鉄が中へはいっていったあと、男は、写真をとりだし、 一人うなずいた。 停めていた車にもどり、中にしまいこんでいた、タンクと噴霧器をセットし始める。 鉄は竜を押し倒し、首をしめていた。 くそ、話せ、鉄、話すんだ。白状しろ」 その時、急に熱気が2人を襲う。火災が建物をなめる。 バラックだから火のまわりは早い。 「くそっ、火災放射器をつかいやがったな。アメ公か、ロシア野郎か」 「よし、早く、地面に隠れるんだ」 このような状態を想定し、アジトには、秘密裡に、水がめを地面に埋めてあった。 いよいよ建物がくずれおちかけた時、水がめに身をひそめ、上にトタン板をかぶせる。 男は、火災放射器から火を噴出しながら、 竜と鉄が逃げだしてくるのをゆっくりと待っていた。 飛び出して来た瞬間に、噴出ノズルを、彼らに向けるのだ。 彼らは生しておいてはならぬ。 そうMGBのエージェントの彼は、命令を受けていた。 彼はじっと待つ。 小屋はついに焼けおかちている。 波らは姿をあらわさなかった。 彼は、火災放射器ノズルをかまえ、くすぶる焼けあとへ ゆっくりと近づいていく。 足もとから手がのび、彼はひっぱられた。 地面から少年達が急に出現する。 ノズルを向けようとするが、片足を水がけにつっこんでいて身動きが遅れる。 ノズルのスイッチを押したのと、鉄のナイフが、ノズルとタンタ間のパイプを 貫ぬくのとが同時だった。 タンクからガソリンが流れ出し、焼けあとの残り火に引火した。 爆発がおこった。 男は肉片となり吹き飛ぶ。 「また、助けられたな、鉄。とりあえず休戦だ」 「ここにいてはあぷない。恵を助けるのをいそごう」 男の車が、乗りすててあった。 ペンツだ。鉄が運転した。竜が尋ねた。 「どこへ行くつもりだ。鉄、ムサシのアジトは反対方向だぞ」 「俺にまがせてかけよ。竜。伸藤の店へ行くんだ。」 「なぜだ」 「考えてもみろょ。伸藤は俺が殺した。いまは誰もいない。武器だよ。 武器があるはずだ。伸藤の店にはな」 火の手があがっていた。 伸藤の店が燃えている。MGBのしわざに違いない。 「車をまわせ、早く」 竜が叫ぶ。 「この車に気づかれたら、おしまいだぞ。」 伸藤の店から少し離れたところで、鉄は車をとめた。 「様子をみてくる」 「気をつけろ」 鉄はすばやく、伸藤の店へ近ずく。 一昨日、ライリーに追われた折、すばやく隠した地図をひきずりだす。 じっくり見渡す。仲藤の説明通りだ。現在の地図が、車のダッシュボードにはいっていたので見比べる。赤丸をすばやくつけ、その地点の箇条書きを詳しく読む。 そう、ぐずぐずしてはいられない。 ペンツにあの男の仲間が気がついたら、おしまいだ。車に駆け戻った。 「どうだった」 「だめだ、中にははいれない」 「じゃ、次はムサシのアジトヘいくか」 続く090901改訂 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 Last updated 2012年2月4日 10時39分51秒
東京地下道1949■第11回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 故買屋、伸藤は、写真の現像をおわり、ほくそえんでいた。 この写真、いくらになるだろう。鉄から取り上げた地図だ。 もちろん、今日会うソ連側の、MGBのエージエントだけに売るつけるつもりはない。 アメリカの情報部OSSも、もちろん高く買うだろう。 「それじゃ、金をたしかめろ。このカバンの中だ」 MGBのエージェントは言った。 「いや、これはどうも、、、」 仲藤は地図の写真のはいった袋を置き、MGBのエージェントのカバンを開けた。 瞬間、毒ガスが、かばんから、仲藤の顔面に吹きつけられた。仲藤は意識を失なった。 男達は仲藤を車に乗せ、アルコールをむりやりに仲藤の口に流し込み、加えて服にもかけた。 途中の橋の上で単をとめ、まわりに人がいないのをみはからって、神田川へ投げこんだ。 「おい、あれは伸藤だぜ」 「なに、伸藤だって」 竜と鉄はアジトヘ帰る道で、遠くの橋の上のでき事に気がついた。 鉄は、昨日の伸藤のあわて方から見て、あの地図が、かなり貴重なものだと感じていた。 それを知る手がかりは、今の所、伸藤に聞くしかない。 鉄を保安部に売ったのが、伸藤だとしても助けざるを得ない。 鉄は竜に手助けをたのんだ。 神田川へ人り、伸藤の沈んでいる所へ泳いでく。 二人でひきずって、河岸へ寝かせた。 幸い、死んではいない。 水をはかせ、寝かしていると、目ざめた。ぼんやりと鉄と竜を認めた。 「鉄か、お前に助けられるとは皮肉だな」 1人毒づいた。 「くそっ、MGBの奴らめ」 「あいつらは」 「そうだ、アメリカ占領地区で暗躍するMGBのエージェントだ」 「伸藤、教えてぐれ。あの地図は1体何なんだ。」 仲藤は少し考え込んだ。 「しかたがない。俺の命を助けてくれたお前の事だ。お礼に教えてやろう。あの地図は、戦国時代にトウキョウ城が造られた時の抜け穴の地図だ。 抜け穴といっても、地下トンネルという意味だ。 現在でもそれが在るとのことだ。 江戸時代、長崎出島にいたシーポルトに、この地図を、ある日本人が手渡したらしい。ソビエト軍によって、オランダのシーボルト博物館が接収された時に発見されたのだ。 現在、アメリカとソ連は微妙な状態にある。その地下トンネルが存在するならば、ソ建軍は地下トンネルを利用し、アメリカ軍の武器集積地点に大量の戦車を、気づかれずに送りこむことができるのだ。トウキョウ城は波らの手中にあり、出口は壁の下を通ってアメリガ軍占領軍区にたっしているはずなのだ。1勢にソ建軍戦車が出現し、重要なポイントを押さえれば、現在の軍事バランス はくずれ、アメリカ軍は、守勢にたたざるをえなくなる」 「そうか、地図の事は、よくわかったよ。ありがとうよ」 鉄は、すばやく、ナイフをとりだし、伸藤のノドをかき切った。 「何でだ、、」 伸藤の目は、驚きの表情で、目から希望の光を失い、倒れた。 「1度でも、俺をうらぎった奴は生きていちゃ困るんだ」 「鉄、あの地図は大変なもののようだな。返せ。俺たちのグループのものだ。あれは」 「ない、今は手もとにない。」 「一体どうしたんだ。」 「それか、地下壕の中で落したらしい。身体検査をしてもいいぜ。それより早く、アジトへもどろうぜ」 アジトに近づき、竜は恵の名前を呼ぶ。返事はない。 人の気配はない。やはり、あの襲撃で竜以外は皆、殺されてしまったようだ。 アジトの堀っ立て小屋に入り、竜は立ちすくんだ。 壁に紙切れが一枚。 「鉄、恵は俺があずかった。話がある。何の話かわかっているだろう。俺のアジトまで来い。ムサシ」 竜はしばらく考え込み、おもむろに鉄になぐりかかった。 「何をするんだ。」 「はっきりしろ。お前何か隠しているな、恵とお前は俺たちが外へ出かけている間、一緒にいたことがある。何があったんだ。ムサシとか前の間に」 「いや、何もない。昔の、話だろう」 「うそをつけ。それなら、鉄が、恵をさらうばずがない」 続く090901改訂 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 Last updated 2012年2月4日 10時34分28秒
東京地下道1949■第10回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 ■ 「鉄。どこにいるの、鉄、、」 恵は思わず叫んでしまった。 この長い通路の中で鉄とはぐれてしまったのだ。 地下壕はトウキョウ市のすみずみに、はりめぐらされている。 一つまちがえば、迷路のような地下道を堂堂巡りしかねない。 恵は鉄とはぐれてだいぷの時間がたっていた。ろうそくも短くなっていた。 恵はしかたなく自分達のアジトに帰ることにした。 アジトには、兄達はまだ帰っていないようだ。 寂しく恵は竜たちの帰りを待つ。遅い。いつもはこんなでない。不安がよぎる。 足音がした。恵はドアを急いで開け、叫んだ。 「兄さん」 目の前には180mを越すムサシの姿がそびえたっていた。 その眼はにくしみと悲しみをたたえて、静かに恵をながめていた。 ■ 竜もかろうじて、攻撃からのがれていた。 爆弾のショックで地面が割れ、地下壕に半死半生でふきとばされていた。 竜は、トウキョウ市じゆうに攻防戦用に地下壕が存在していることを、恵から聞いていた。 恵は地下壕を知悉していた。 ひまがあれば地下壕を歩きまわっていたようだ。 今、ここに恵がいれば、竜は弱音をはいた。 他の奴は助かったろうか。いや恐らく。あんなに激しい攻撃を受けのだ。 助かっているはずがない。 自分が助かったのも不思議だ。 竜は、はるか、昔のこる、そう、もうはるか昔、御伽噺のような昔だ。 その時期をを暗やみの中で思い知こしていた。 彼は幼い恵を背中に負い、怒濤の様なソ建軍の攻撃をのがれたのだ。 何回も兄、恵介からさずかった守り袋をにぎりしめ、つぷやいていた。 「兄さん、助けてくれ。』と。 兄は特攻隊で音信不通の状態だった。 父や母と会うこともないだろうと竜は考えた。その代り、この恵を守り通さねばならぬ。 唯一の肉親だから。そう竜はおもっていた。 トウキョウ市は戦後、アメリカとソ建により分断された。 両軍共、トウキョウ市周辺に強大な部隊を集結している。 東西陣営の対立が、この日本のトウキョウ市で顕在しているめだ。触発の状態にある。 定期会談がいく度となく聞かれているが、雲行きがあやしい。 そんな中で、竜は恵を守り、生きていかねばならなかった。力が総てだった。 ポケットをさぐると、ジッポー・ライターがあった。 火をともし、出口を捜し始めた。どこまで続くか、わからない。 永久に外にでられないかもしれない。武器も手にしていない。 前に光がみえたような気がする。急いでライターを消す。 光がゆっくりとこちらの方へ近づいてくる。 竜は身をふせた。 ろうそくを前に、鉄がかずむずと歩いてきた。 かなり疲れている。鉄は人の気配に気づき、 ろうそくを捨て、ナイフを身構えた。 「誰だ。そこにいるのは。」 「さすがだな、鉄。俺たよ、竜だ」 「お前こんなところに、なぜ。」 「アメ公にやられたんだよ。米軍トラック襲撃に失敗し、このざまさ」 「かれも似たようなものさ。お前も出口を披し困っているようだな」 「そのようだ」 「しかたがない。ここは共同戦線といくか」 2-3時間ほど歩き回った後、ようやく、ろうそくの炎が風でゆらいだのだ。 風の吹く方向へ進み巧妙に隠された出口へと導かれた。 竜は恵のことが心配だったのでアジトヘ帰ることにした。 鉄はしぶっていたが、やがて、それに同意した。鉄も恵の事が気になっている。 しかし、‥保安部につかまっていたことが、竜にばれてしまう。 その危惧が、鉄を不安にする。 続く090901改訂 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 Last updated 2012年2月4日 10時31分9秒
東京地下道1949■第9回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 東京地下道1949■第9回 上空から飛来した戦闘機ムスタングは、両翼の爆弾を雨を浴びせる。 ナパーム弾が地上を燃え上げる。 投下しおわり、爆弾のなくなった戦闘機は、機銃弾を空からあびせはじめた。 風防からは、この殺戮を楽しむバイロ″トの顔がみえる。 低空飛行でつっこんでくるのだ。 ベビーギャングたちの勝利の戦場となるべき場所は、修羅場となり、墓場となった。 機銃弾が、無機質な音で土ぼこりをあげ、地面をほりさげる度に、大地に鮮血が流れ、 しみこんでいった。 二つの双眼鏡が、ま下の光灘をながめている。 小高い丘がらは、この虐殺がー望のもとにみわたせる。 ロパートは思わず、叫んでいた。 「死ね。みんな死ね。お前ら、ジャップ。くず野郎はみんな死んじまえ。お前ら、ガキが 皆くたばったら、日本はアメリカの完全な領土になるんだ。なにしろ日本人がいなくなる んだからな」 ほおにガーゼをあてたライリーは、双眼鏡をおろし、傍らのロバートに言った。 「ようし ロバート。もう少し前進だ。それからスコープ付きライフルを出せ、俺たちの 楽しみはこれからだ」 彼らは、なんとか、戦闘機から逃れた少年達を今、望遠スコープの照準にとらえ、ねらい撃ち にするつもりなのだ。 ● 「鉄、鉄おきて」 声がした。夢の中から聞えてくるようだ。 どうやら、俺はまた死んではいないようだな。 鉄はそう怒った。 うすぼんやりした光が鉄の目をさす。 まだまだ、くらくらする。 声は床の下からかすかに聞えてくる。 それは恵の声だった。 「どうしたんだ。恵か」 「しっー、あまり大きな声を出さないで」 「だそうにも声はでないさ。あのロパートにえーらい目にあわされた。 それよりお前、なぜこんなところにいる」 「あなたのことが気になっていたの。あなたが、あの地図を奪ったから、どうせ仲藤の店にいくと おもったわ。米軍のジープがあなたを追いかけていくのを見たわ。車のナンバープレートが保安部のものだったから、つかまると息ったわ。 きよう、それで保安部の独房の下へ忍びこんできたわけよ」 「よく、ここまでこれたな。昔なじみにあえるのはうれしいぜ」 「何いってるの。ふざけないで」 ほんとに怒っている。 「わかった。よし、はやくここから出してくれ。ロバートかライリーがまた来た日にや、、俺はぶっ殺れ かねない」 「いい。言うことをよく聞いて。右壁から約一mのところをさぐってみて。何か印がある でしょう。印のある床の上を思い切り踏みつけてごらんなさい」 「少し、へこんだぞ」 「そう、そこを何とか動かしてみて」 床は、鉄がひっぱると、穴が開いた。すばやく穴中にはいる。もと通りににする。暗闇の中 に薄い光がもれている。声があった。 「どうやら、また、あえたようね」 「恵、一体この穴は」 「しつ、この上はずっと保安部よ。気がつかたら、それっきるよ」 小さなろうそくを恵は持っていた。 小さな声で、 「この通路は、日本軍がトウキョウ市攻防戦の際作った地下壕の一部らしいの。 これを伝っていけぱ何とか外に出られるわ。ついてきて。鉄」 恵は先に立ち、ずんずん歩んでいく。 鉄はいためつられた体をひきずるように、光についていく。 あたりは、ゆっくりと闇がもどていく。 ● 泥滓の中で、ベビーギャングの頭、ムサシの意識がもどってきた。 同時に体がほてるように暑い。 場所の感覚がもどってきた。 顔をすこしもちあげる。 まだ少し雪まじりの雨が降っていた。 異臭がする。あたり1帯が燃えあがり、人間の形をした何かが焼け焦げていた。 (続く) 続く090901改訂 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 Last updated 2012年2月4日 10時29分29秒
東京地下道1949■第8回 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 クモと聞いて、口もきけないほどふるえている鉄を、ブッチャー(屠殺人)ロバートは片手でつまみあげ、 下を歩み、新たなドアの前に立った。 「それじゃ、しばしのお別れだ。テツ。寂しいがな。何か話すつもりになったら、ドアを 必死にたたくんだな」 反動をつけ、鉄をほうりこみ、ドアをしめた。 まつ暗闇だ。 投げ込まれた時、鉄の体の下で何かぐしゃりと、つぶれ、ねばりついた。 くもだ。 体の上にタモがはいががろうとする。 顔上にも、手の甲にもクモが続々とはいあがってくる。 「くうう」 鉄は腰がぬけそうになる。 もうだまだ。体が、心が、、 ドアの方へ必死ではいよっていく。 その間にもズボンやシャツの中ヘ、ざったなクモがはいってくるのが、わかる。 体じゆう、タモがはいまわる。 「ヴわー、やめてぐれ。出してくれ。出してく、」 力の限り、 鉄はドアをたたく。 しばらくして、ドアが開けられた時、もう鉄は気を失っている。 水をかけられ。 「竜のグループは、明日二時、有栖川宮公園、B地点で食糧運搬トラックを襲う。 お願いだから、そのクモを、、」 そこまでしゃべり、鉄は慙愧の念にかられながら、意識をうしなう。 「隠れ家より、おもしろいことを言ったな。食糧トラックか。ちようどいい。やつら皆殺じだ。 よし、こいつを独房にほおりこんでおけ」 ロパートは、近くの衛兵にそうどなり、いきようようとライリー大尉の部屋へ向う。 いま得たばかりの情報を持ち、さあジャップをどう始末してやろうと、意気揚々と廊下を歩き始めた。 ● 翌日は寒い日だった。昼頃からは天候がくずれ始め、雪まじりの雨が降る。 舗装がまだ完全ではない、トウキョウの道は、泥濘の道となる。 M8装甲車が三台、食糧運搬トラックの先導を努めている。 後には12台の食料トラックが続く。 有栖川宮公園、B地点では、ムサシのグループの数人、がーmくらいの金属棒状のものを、 にぎりしめていた。その他の者も、各々略奪したらしいアメリカ製の武器を手に手に持ち、 待機している。今、食糧トラックが通過しつつある道の両側に、息をひそめた数百名の ベビー・ギャングが身を隠している。 先導のM8装甲車が爆発した。 あとかたもなく吹きとぶ。 金属の土管状のものから発射された弾丸が、恐るべき破壊力をしめしたのだ。 米軍は応戦の姿勢をただちにとった。 護衛兵が散開し、トラックからも、機銃が掃射される。 ムサジは自分達のみつけた砲の破壊力の大きさに呆然自失していた。 ムサシは知らなかったが、この砲は、旧日本車が、戦争末期限開発していた簡易無反動 砲だった。本土決戦のため、昭和20年に試作されたもので、アメリカ軍のバズーカ砲に相 当すると考えていいだろう。 本土決戦の際はすでに輸送網が寸断されていたため、実戦には使用されなかった。 ムサシ達ぽこれをトウキョウ市の軍需工場に放棄されていた軍用車の中で発見したのだ。 ベビー・ギャングは、トラダタの運転席を一つ二つねらいうちにしていく。やがて 無反動砲のために、米軍は壊滅し、兵は逃げさったようだ。 ムサシ達は、用心深く、運搬車に近づいていく。むろん、竜のグループもその中に混じって いる。 食糧袋を焼けないうちにひきずタ出さねばならない。多くの浮浪児たちが、獲物にむら がるアリのように袋を奪っていた。 一入の少年が、袋を持ちあげようとして、下に落とした時、パニックが始まった。 袋の中は砂だった。 ムサシはすぺての袋を調べるように命じた。 中身はすべて砂や石だ。 「罠だ。皆すぐに逃げるんだ。ぐずぐずする」 彼らは獲物をほうりだし、我先にと逃はじめた。 遅かった。 爆音がムサシたちの耳にはいってくる。 戦闘機だった。 続く090901改訂 作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」 漫画の描き方manga_training動画 Last updated 2012年2月4日 10時27分21秒 |一覧|Recommend Item
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