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テーマ:楽しい山登り報告(685)
カテゴリ:過去の山行紹介
阿蘇山は日本100名山で、高岳を山頂としている。手軽に登るには、火口東の仙酔峡ロープウェイを往復使う方法。仙酔峡尾根を登り降りどちらかに使う周回登山などがあげられる。旅人は、逆廻りだが深田久弥がたどった砂千里を通る事、西側にある烏帽子岳にも登る事、以上2点から仙酔峡尾根から火口西の横断コースを採った。家族の協力を得て登山口まで送ってもらい、登山中、彼らには山なみハイウェイのドライブをしてもらう。
宿泊したいこいの村の朝食は旅人分だけ放棄、前日コンビニでおにぎりを調達しておいた。仙酔峡ロープウェイ駐車場にレンタカーで送って貰い、登山届を提出。ベンチで朝食を食べ6:28歩き始める。 仙酔峡尾根は、岩尾根で踏み跡ははっきりしているが、霧がかかっているので白ペンキを確認しながら登る。ミヤマキリシマは終わっていた。順調に高度を上げ、尾根上部で霧を抜けると雲海の向うに九重連峰が見えた。 近くには鷲ヶ峰も見える。 高岳分岐に出るが、左に天狗の舞台に寄り道する。 周辺は終わりかかったミヤマキリシマのピンクが何とか確認できた。廻り込むように天狗の舞台に着くと見える山塊は祖母傾連峰だろうか? 分岐まで戻り高岳山頂に着く。三等三角点がある。 中岳を過ぎ、降りて火口東の展望所へ向かう。ここでロープウェイで登ってくる家族と待ち合わせをしているからだ。それほど待つこともなく観光客といっしょに登ってきた家族と写真を撮る。火口は盛んに噴煙を上げている。 別れて再び中岳に登る。 南に稜線を進み、谷沿いに砂千里に向かって降りていく。まったく人はいなくなった。 下降途中に放送があり、噴煙の向きが変わり大きくなったので西展望台は待避、登山者も戻るようにとの事。しかし、ここから登り返すより砂千里を抜けた方が時間が早い。砂千里に出ると硫黄臭いのでバンダナでマスクをした。 足早に進入禁止の阿蘇山公園道路を抜け、山上神社のある阿蘇山西に11:47到着。ほっとする。12:10のバスで草千里ヶ浜パークへ向かう。ベンチで昼食をとり、12:55草千里の向うに烏帽子岳を見ながら、東登山口へ車道を歩く。 右に林道に入ったが、登山口の標識が草に隠れ見落として行き過ぎてしまう。戻ると直ぐにわかった。踏み跡はしっかりあるが、草がかかっている所もある。フェンス沿いに緩く登っていくと烏帽子岳に着いた。一等三角点があり、杵島岳が見えた。 山頂から明瞭な踏み跡があったので、コンパスで確認もせず50mほど降りると踏み跡がなくなる。方位もおかしいし、振り返ると稜線に人が歩いている。アドレナリンが上がり適当に草をつかんで稜線に出た。本来は山頂から少し戻った所が下山路だ。 西に稜線を行き右に草千里を見ながら歩く。湯谷温泉の分岐を見送ると阿蘇パノラマラインに出る。車道を歩いて千里ヶ浜PARKの一角にある火山博物館に15:20到着。 中に入ると予定より早いのだが、既に家族は来ていた。車に乗り、南側にパノラマラインを下りる。私鉄駅最長名の南阿蘇水の生まれる里 白水高原により、熊本空港19:10発のANA648便で帰京した。
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