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テーマ:楽しい山登り報告(685)
カテゴリ:山行の印象
大隈半島の山旅、最終日は高隈山系に登る。大箆柄岳を最高峰とし、7座が連なる山系だ。日本300名山に選定されている。箆は、スズタケ、クマザサの意味のこの地方の言葉だ。
ホテルでバイキングの朝食を頂き、外に出ると桜島が大きく見えた。どんよりした曇で午後から雨の予報だ。県71を東に向かう。左カーブの所で、右に垂桜の標識に従い、そちらに進む。垂桜集落の手前で大箆柄岳への標識があり、大野原林道に入る。 谷を大きく廻り、ゆるい尾根を越える所に登山道の標識があった。少し広くなっており、車はとめられる。地形図の谷から登る道は、廃道の模様だ。 歩き易いゆるい勾配の道を登っていく。高度850mを越えると胸を突くような急な道となり、960m圏で大岩に出て眺望が広がる。僅かで支尾根に出て右に進む。左からの道は見当たらなかった。この先も急な道が続く。 大箆柄岳から北に伸びる稜線に出ると道は平らになる。スズタケの生い茂る道だ。僅かに登ると大箆柄岳の山頂につく。東、南に眺望が開け、主脈の妻岳、平岳、横岳が見え、左には御岳も見える。まだまだ遠い。 小箆柄岳はスズタケが覆い、急な道なので省略した。ゆるく降っていくとスマン峠に着く。 ここから道は地形図と違い、1030m圏を妻岳の東南を巻いて行く。妻岳御岳分岐に出る。12名の方はここから、妻岳を往復した。待っている間にランチを摂っていると雨が落ちてきた。寒いので雨具の上着を着た。皆さん戻ってくると目指す御岳は雲の中に隠れた。雨も予想されるので皆さんもランチを摂った。都合50分、ここの分岐にいた。 雨はやみ、御岳も姿を現した。僅かな登りを進むと御岳の山頂についた。一等三角点があり、360度の眺望が広がる。 歩いてきた大箆柄岳、小箆柄岳も確認できた。 TV塔を目指し急坂を降りる。岩が多く、鎖も何箇所か出てくる。TV塔手前の鞍部までおりて、塔まで急な道を登り返す。巻くと思っていたので、最後できついアルバイトになった。 TV塔から先は、ほぼ簡易歩道の道になる。右に方向が大きく変わると手すりが出てきて程なく広い舗装道に出る。再び雨が落ちてきた。少し下の鳴之尾林道にバスが待っていた。13:35到着。 国220に出て前泊の垂水のホテル・アザレアに戻り、温泉で汗を流した。錦江湾を国220で北上、桜島の東側を廻りこんで鹿児島空港に向かった。バスの運転手には、3日間、狭い林道を走って頂いたので、皆で感謝の拍手を贈った。空港には早めに着いたが、リーダーにお礼を言い19:45発のJAL1878便で羽田空港に向かった。
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最終更新日
November 20, 2009 08:29:38 PM
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