御正体山は日本200名山の一座で山梨100名山でもある。いつでも登れると思い後回しにしていたのでこの日、登ることにした。主な目的は、来年の年賀状用の富士山を撮影する事と、道志の山と甲相国境ラインの山を赤線でつなぐことだった。
一月前に来た道坂トンネルまで同じアプローチでバスを使い、8:40に着いた。8:52歩きはじめ何度も来た道坂峠から南に進む。トンネル東からの道を併せると急登になる。登り切って右に曲がる所に草に埋もれた道坂四等点金属錨があった。1228m標高点からは快適な尾根道で左に甲相国境の山々が見える。
急登僅かで
岩下ノ丸三等点に着く。現地には
ケンカ沢ノ頭と木札が枝につけてあった。降って登ると、また平らな尾根道となる。途中、岩のクラックを通る所は慎重に歩いた。樹林越しに見える
御正体山はまだ小高い。
急登僅かで
白井平の分岐を過ぎる。1450m圏から100mほど急登を登り、一旦勾配が緩んだ後、最後の急登で
御正体山に着いた。同じルートを歩いたのは他に一人だったが、山頂には大勢の人がいた。神社から登ってるようだ。祠と一等三角点があるものの樹林か囲まれ眺望は全く無い。ここでランチを摂った。
南に折れるように下山路を進むが、広がった地形で枯葉と倒木で道がはっきりしない。コンパスで方位確認して進んだ。下の祠が見えると急な降りが始まる。勾配が緩み、ゆるく登ると前ノ岳を通過、続いて
中ノ岳のベンチで休憩した。
尾根道を進むと西側の樹林越しに富士山が見える。同じ方向から高圧線が近づき、正面の高圧鉄塔に出た。ここは、眺望が広がり
富士山がすっきりと見えるが既に逆光だった。左側には、甲相国境ラインの山々、丹沢、箱根の山も見える。
再び樹林の中を登ると奥ノ岳に着く。次のコブが石割山の分岐かと思ったので、携帯でタクシーを呼んだ。直角に曲るように急降下すると石割山、山伏峠の分岐があった。先程の場所は分岐とは違うようだ。地形図の印象と曲り方が違うの要注意だ。ここからは以前歩いたことがあるが、すぐ急降下となり滑りやすいのでずっとロープが張ってある。平になり山伏トンネル北口の道標に従い、斜面をトラバースで降りていく。水源林の小屋脇から
トンネルの北口に15:25到着した。良い富士山の写真は撮れなかったが、赤線が完全につながったので心の中で万歳を叫んだ。
しばらく待つが頼んだタクシーは来ないので、携帯(SB)で催促した。約束時間より10分遅れて車が到着、汗を流すため
石割の湯まで乗り、料金は1290円だった。平野バス停17:12のバスに合わせて入浴し、温泉からは15分ほどゆっくり歩いていく。時間前なのにバスが停まっていたので飛び乗った。ダイヤが乱れているのかもしれない。山中湖の北側を通るが、水量多く道路まで50cmくらいしかなかった。国138に出ると大渋滞で、通常の倍以上時間がかかり
富士山駅(旧富士吉田駅)に着いた。遅くなったので一番発車が近い急行に乗り、大月からは特急あずさと奮発して帰路に着いた。
歩行時間 | 行動時間 | 1/2.5万地形図 | 昭文社:山と高原 |
5:20 | 6:33 | 都留、御正体山 | 富士山、高尾・陣馬 |
確認した三角点 | 等級 | 点名 | 標高 |
1217峰
岩下ノ丸
御正体山 | 四等
三等
一等補点 | 道坂
四ツ沢
同 | 1217.3m
1307.87m
1681.55m |
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