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2023.08.20
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カテゴリ:許冠文&Mr.Boo!
80年代初頭(昭和50年代半ば頃)、「ゴールデン洋画劇場」で見た香港映画に夢中になった。
ジャッキー・チェン(成龍)の「酔拳(醉拳)」や「拳精(拳精)」、「少林寺木人拳(少林木人巷)」といった初期功夫モノ(拳シリーズ)と、ホイ兄弟の「Mr.Boo!」シリーズである。
 ジャッキーの拳シリーズもホイ兄弟のMr.Boo!シリーズも、録画したビデオテープを何十回と飽きることなく見返した。ジャッキーの吹替をされた石丸博也さん、そしてMr.Boo!シリーズの監督・脚本・主演を務めたホイ兄弟の長男であるマイケル・ホイ(許冠文)の吹替を担当された広川太一郎さんがそれはそれは見事にハマっていて、本当に面白かった。広川さんは08年に亡くなられ、石丸さんも今年3月に引退されたのが残念でならない。
 学生時代は大好きだったジャッキー映画とマイケル映画であるが、大人になってからも何度も見返しているのはマイケル映画の方で、あれほど好きだった吹替版ではなく、今は字幕版ばかり見ている。私はマイケルの笑いは勿論、いつの間にやらマイケル自身の大ファンになっていたのだ。

 初めて字幕で見た作品は「帰ってきたMr.Boo!ニッポン勇み足(智勇三寶)」だったが、聴き慣れていた広川節とは違ってとても知的な声と喋り方であることに驚いた…って、煩く感じる方もいるだろうけど。それから字幕で一連のMr.Boo!シリーズを見返してみると、マイケルがとてもスマートで格好よく見えてきた…って、まぁ身振りが大仰だと思う方のほうが多いとは思うけど。
 「Mr.Boo! ミスター・ブー(半斤八两)」の変装していないときのマイケルが特に格好よくて、スーツ&サングラス姿や作業着&眼鏡なし姿なんかは普通に二枚目なのである。個人的に一押し二枚目シーンは、マイケル演じる黃若思(ウォン)の探偵事務所に依頼に訪れた、スーパーの年配女性経営者・莫(モク)さんに対する御機嫌取りの壁ドン(!?)のシーン!本当にイケメンなのだ。
 ――確かに私の視力は年々落ちてはきているけれども…ショック

 香港の喜劇王であり、“冷面笑匠” と言われているマイケル。この冷面笑匠とは、英語に訳すと “Poker-Faced Comedian”…ジョークを言っても笑わない、無表情で面白いことを言うコメディアンという意味で、アクションはオーバーだし、よく喋る人ではあるが、基本的には知的でダンディな方である。
 
 そんなマイケルも来月の誕生日で81歳を迎える。
 68年に無線電視(TVB。香港のTV局)に入社し、「校際常識問答比賽」というクイズ番組の司会でデビュー。人気番組「歡樂今宵」の司会や、弟のサミュエル・ホイ(許冠傑)とのバラエティ番組「雙星報喜(ホイ・ブラザーズ・ショウ)」等で一躍人気者に。72年にはリー・ハンシャン(李翰祥)監督の「大軍閥(大軍閥)」の主役に抜擢されて映画デビュー。更に74年にはゴールデン・ハーベスト(嘉禾電影公司)の出資を得て自ら脚本・監督・主演を務め、弟たちも出演した「Mr.Boo!ギャンブル大将(鬼馬雙星)」が大ヒット!以降、ホイ兄弟映画は香港の興行記録を次々と塗り替えていった。
 ということで半端ではあるがマイケルのデビュー55周年を記念して、マイケル・ホイ祭をひっそり開幕する次第である。今までにもいくつかマイケル(&Mr.Boo!)について綴っているので重複するかもしれないが、ありったけのマイケル愛を注ぎ込んで彼の作品を紹介していきたい。

 笑顔の許冠文先生

 20数年前、マイケルのサイトに誕生日おめでとうメッセージを送ったら、思いもかけず事務所から返信が届いた。事務的なものではあったが、メッセージ&ずっとサポートしてくれてありがとう。メールはマイケルに転送しました。今年後半、マイケルの新しいプロジェクトがあるから待っててね――というような内容だった。それだけでも十分嬉しかった。
 今更ではあるけれども、マイケル作品を世に残すお手伝いをさせていただきます。





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Last updated  2023.08.20 05:06:19
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