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2009.05.08
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カテゴリ:本、あれこれ
本日2本目の日記

といっても、私の読書メモ。
連休中に図書館から色々借りてきた。


恩田陸「酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記。
これは大の飛行機嫌いの著者の、初めての海外取材体験記録。
イギリス・アイルランドを周っておられる。

私は、この2カ国未体験。
ブロンテやジェーン・オースティンや
アガサ・クリスティの作品やホームズ作品などで
想像だけはたくましくしてきているけど。

飛行機大好きな私にとっては、著者の怖がり方が新鮮で可笑しかった。
そして、普通の旅日記と違い、
作家らしく、持参した本から話題がふくらみ広がるのが魅力。
そっか~あの小説には、こういう体験が生かされてるのかなんて
思いながら読み進められた。


で、恩田氏の本から読みたくなって以下3冊。
「英国貴族に出会う旅」 津野志摩子
「エヴァ・トラウト」 エリザベス・オウエン
「終わりなき夜に生れつく」 アガサ・クリスティ

私は多分、一般常識レベル以上に英国貴族関係に強い。
自慢にもならん知識だけどね。
身分のことやら、貴族の暮らしやら。
なぜならば、若い頃のお気に入りの妄想に
「貴族と結婚する私」というのがあって、
熱心に研究したから(笑)。

イギリスって、もんのすごい階級社会なのね。
私には英語の会話の特徴を聞き分けるのは無理だけど
現代でも、貴族の英語はちゃうらしい。

そうそうミステリチャンネル熱愛視聴者の私は
「ポアロ」も「ホームズ」も何度でも観るのだけど
今、キテるのが「リンリー警部」なのだ。
伯爵の称号を持つ警部と、労働階級出身の女性巡査部長が
事件を解決するシリーズ。
謎解きもだけど、登場人物や物語の背景が魅力的。
警部をやってるナサニエル・パーカーが
私のイメージ通りの貴族っぽい。

話はずれたけど、
「エヴァ・トラウト」は、本当にハッとさせられた物語。
めっちゃ不思議な主人公が、不気味ながら惹きつけるのなんのって。

「終わりなき夜に生れつく」は、私的に
ノン・シリーズの中では傑作と思ってる作品。
アガサ・クリスティって天才!
何度読んでも、ストーリーにのっかって楽しめるんだもんなあ。


あとの1冊は、
晶文社が出している「21世紀の日本人へ」というシリーズから
「坂口安吾」。
『日本文化私観』『敬語論』『新カナヅカイの問題』『不良少年とキリスト』の
4本のエッセイがおさめられている。

『不良少年とキリスト』
太宰治の死に寄せた文章なんだけど、
再読してみて、涙が止まらない。
以下、引用。

******************

 太宰は、悲し。ローレライに、してやられました。
情死だなんて、大ウソだよ。魔術使いは、酒の中で、女にほれるばかり。
酒の中にいるのは、当人ではなくて、別の人間だ。
別の人間が惚れたって、当人は知らないよ。
 第一、ほんとに惚れて、死ぬなんてナンセンスさ。
惚れたら、生きることです。

******************

私の中では
坂口安吾って、ものすごくけったいなオッサンというイメージがある。
大胆なんだか小心者なんだか、
天才で奇人で、率直な人。

太宰治へのメッセージは、愛と友情に満ちているからこそ
辛くて、苦い。
「生きてナンボ」という坂口安吾の魂の叫びは、
今の時代のグラグラな人達にも読んで欲しいなと思う。


以上、おつきあいいただいて、ありがとう!  





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Last updated  2009.05.08 18:28:23
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Re:連休の読書記録 ごく個人的なメモだけど…(05/08)   ひねもす母 さん
んがー!また面白そうな本を!
恩田陸は早速図書館に予約入れるデスよ。

アガサ・クリスティー、「終わりなき夜に生れつく」。
読んだと思うんだけど、忘れちゃってる。アハハハ。
これも読みマス。


でもって。何が書きたかったってーと。
今日、わたしも図書館行ったんですよ。
そんで借りた中の1冊が、イーストプレスの
「安吾マガジン」。懐かしくなって、つい手にとったんですが、こんなとこでシンクロー!コワイー!
や、嘘、嬉しいです、光栄です。(笑)

安吾をすごく読み込んだわけではないけど、生きる事に対しての気持ちはずっとここにあると、自分では思っています。 なんて、熱いかどうにも。(苦笑)

(2009.05.08 19:55:21)

Re[1]:連休の読書記録 ごく個人的なメモだけど…(05/08)   ヤンスカ さん
ひねもす母さんへ

いや~ん、なによモナミったら。
初夏の気配漂う自宅の居間で、
レモネード飲みながら、お互い安吾ってたなんて。

いやいや、ひねもすさんの熱い気持ち
めっちゃ同感よ。
「生きる」って何?的な自分との対話の際には、
やっぱり、この方の文章の数々が浮かんでくる。
多分、私ったらある種の五月病やねん。
だから、手に取ったのかも(笑)。

エッセイもやけど、物語もやっぱり強烈よね。
夜長姫の名セリフ
「耳男よ。ごらん!あすこに、ほら!
 キリキリ舞いをしはじめた人がいてよ。
 ほら、キリキリ舞っていてよ」っちゅうのが
ふと寝付けない時に頭に響いて、
きゃーんって怖くなって
家中戸締り確認することがあるんですわ。

私も「安吾マガジン」さがします。
(2009.05.09 12:15:46)

Re:連休の読書記録 ごく個人的なメモだけど…(05/08)   ジャスミン25 さん
坂口安吾の「堕落論」は私のバイブルです。
なんか読むたびにホッとするというか。
これでいいのだ・・・という気になります。

私は今、アドルフ・ヒトラーの「わが闘争」を読み返しています。 (2009.05.09 15:33:45)

嬉しかった   BとBとCの20年前の記憶 さん
久し振りでうれしかった。
テンションあがりました。

サボってばかりのブログですが・・・。

http://blogs.yahoo.co.jp/marin3492/ (2009.05.15 02:41:41)

Re[1]:連休の読書記録 ごく個人的なメモだけど…(05/08)   ヤンスカ さん
ジャスミン25さんへ

う~ん!ジャスミンさんの本棚ってすごく興味があります。
ヒトラーのドイツの別荘(ムッソリーニも招待された)に行ったことがあるんですが、
「つわものどもがゆめのあと」のある形だなあとしみじみ感じたことを思い出します。
(2009.05.19 22:41:40)

Re:嬉しかった(05/08)   ヤンスカ さん
こちらこそ、再会できて嬉しゅうございました。
京都トークも面白うございました。
また機会を作ってオシャベリさせてくださいね!
ぜひブログにも訪問させていただきます。
(2009.05.19 22:47:58)


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