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原水爆禁止世界大会と並んでもう一つの平和運動としてあげられるのは日本母親大会です。 これも1955年アメリカのビキニ環礁での水爆実験により、マグロ漁船を操業していた漁師が被爆し、久保山愛吉さんが亡くなったことから、女性運動家たちから声が上がり、「命を産み育てる母親は命を守ることを誓います」という合い言葉で、母親運動が始まりました。平塚らいちょうさんなどの呼びかけ人によるものでした。 ✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴ 平塚らいてう
✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴ 1955年スイスで世界母親大会が開かれるので、それに代表を送ろうと第1回日本母親大会は豊島公会堂で、2000人を集めて行われました。 涙と汗の大会と言われ、女性たちは、発言する度に泣き、会場ももらい泣きの状態が続きました。 このように、母親大会と言うのは一人二人が講演をする会ではなく、司会者が壇上に立ち、会場から挙手をして発言するというユニークな会でした。 ですから、普通のお母さんが訴え、話し、それに共感して、また話すという具合に・・・。自分たちが経験した悲喜こもごもの体験談を発表するので、真に迫り、会場は大いに盛り上がりました。 私は1回目は参加しなかったのですが、2回目には参加した記憶があります。 それから何回か参加し、そのうち現在のような全体会とテーマによる分科会を2日に分けて行う形式が確立しました。 その時々の重要なテーマに基づいて行われました。 教職員の勤務評定制定の問題。安保条約改定問題。小児まひ生ワクチン運動。高校全入運動。保育所づくり。消費税増税反対。等など・・・。 子どもが保育園の時、クレヨンと画帳を持たせ、隣に座らせて分科会に参加したこともありました。その子は今日本IBMの解雇反対闘争を闘っています。 今年の第59回日本母親大会は東京で、8月24日(土)・・・全体会、25日(日)・・・分科会と行われるそうです。 全体会は幕張メッセで、分科会は四谷、市ヶ谷エリアでテーマにより分散して行われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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