テーマ:☆詩を書きましょう☆(8382)
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ほのかな光の中に
あなたは夕闇迫るほのかな光の中に 逝ってしまったのですね 苦しい時も笑顔を絶やさず ひとの心に灯をともし続けていたのに 日本の夜明けを見るまでは 死ねないと言っていたのに
週三回の透析は辛かったでしょう それでも入退院を繰り返していた 車椅子の奥さんのために料理を作り それが生き甲斐だと愚痴一つこぼさなかった
空いている時間は学習会 憲法 経済 自らが指導者となって 未来の展望を話していた 柔らかな明るい口調で
初めて会ったのは五七~八年前 勤評闘争の後だった あなたは執行委員 私は一組合員として あなたの理路整然とした報告を信頼した 組合潰しで組合員が三分の一に減った 教職員組合の立て直しに志を一つにした
若いころ同じ志を抱いた仲間は 年老いてからも心が通う 絆で結ばれているといえるのだろうか 年一回会うだけになっても 未来を信じる燃える心は伝わってきた
星になった今でも 凛とした輝きで 日本の夜明けを呼び寄せていることだろう 彼は今年1月亡くなったのですが、10月27日偲ぶ会が開かれます。 =合掌=
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