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テーマ:不思議な世界(697)
カテゴリ:不思議な世界
ミコノス島のホテルに着いたのは、午後8時半ごろだったでしょうか。
当然、あたりは真っ暗です。 その真っ暗な空には、丸いお月様がポツンと出ておりました。 町の中で軽く食事を済ました後、再びホテルに戻って空を見上げます。 写真には撮れませんでしたが、月のほかにも星がたくさん出て、夜空を綺麗に飾っておりました。 このころまでには、furafuranさんの口から思いがけずに出た「テロス」という地名が、やはりミコノス島のすぐそばに浮かぶデロス島ではないかとの結論に達していました。 島全体がユネスコの世界遺産にも登録されているデロス島には、宿泊施設はありません。 デロスに行くには、何とミコノス島に泊まるのが一番だったんですね。 私たちは旅行に行く前、先入観や思い込みを避ける意味もあり、ほとんど下調べをせずに出かけますから、デロス島のことも、それがどこにあるかも知りませんでした。 ミコノス島を選んだのも、ただの勘だけ。 サントリーニ島にしようかミコノス島にしようか迷っていたときに、旅行代理店に電話して、たまたま手ごろな企画として残っていたのが、ミコノスに三泊、アテネに三泊する自由行動型のツアーだったというのが実情です。 furafuranさんが心の中で聞いた「テロス」がデロスなら、私たちはまったく意図せずに最善の島を選んでいたことになります。 もちろん後でその推論が正しかったことがわかるのですが、とりあえず私たちは、ミコノスからデロス島へと出港する船の時間を調べ、その日は眠りにつきました。 翌日は興奮からか朝早く目覚めてしまい、朝食時間の8時まで一時間ほど時間があったので、ミコノスの町中を散策することにします。 夜明け前の静寂と薄明が町を包んでおりました。 ギリシャ(正教)の教会ですね。 そして歩いていて見つけたのが、前回のブログで写真だけ紹介したこの風車です。 ギリシャに来てガイドブックを読むまで知りませんでしたが、ミコノスは風車で有名だったんですね。 どうやらギリシャの風の神が本当に私たちを招いてくれたようです。 夜明け前のミコノスの風車です。 幻想的ですね。 風車は高台の見晴らしのいい場所に建っています。 ミコノスは本当に風の島なんですね。 そのとき、furafuranさんが「神の山だって言っている」と指で遠くの方を指して言います。 その方角を見ると・・・ 黎明の中、遠くに高い山が朝日を浴びるように浮かび上がってきていました。 上の写真の左奥にそびえる山がそうです。 そのときは陸続きで、ミコノス島の山だと思ったのですが、ミコノスの北西に位置するティノス島の山であることが後でわかります。 furafuranさんによると、あの山に風の神が宿り、そこから風が吹いてくるのだといいます。 しばらく風車のある高台を歩いていると、furafuranさんが今度は「あっちの方を撮らないのか、って言っている」と言います。 その方角を見ると・・・ 何の変哲もない風景が広がっているだけでした。 しかし、これも後で調べたら、遠い水平線に、かすかにデロス島が写っていたんですね。 おそらく中央左奥にかすかに写っている島影がデロス島です。 直線距離で4キロくらいしか離れていないようです。 近くにいた猫ちゃんも撮影します。 ミコノスは猫ちゃんの島でもありました。 ギリシャでの前世は、私の猫好きとも関係があるのかもしれませんね。 このころにはもうすっかり夜が明けてきました。 風車が並ぶ丘を撮影します。 風の島ミコノス。 そして遠くには風の神が住むティノスの山が見えます。 これから向かうデロスには何があるのでしょうか。 (続く) ところで、昨日のブログで、furafuranさんが泣き出してしまった、機中から見た地中海の島の写真をアップし忘れておりました。 こちらです。 私は今回、泣くことはありませんでしたが、別の前世では島々が浮かぶ海を上から見ている光景があったことをかすかに覚えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.06 14:22:57
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