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天の王朝

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白山菊理姫

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2024.03.07
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カテゴリ:不思議な世界
その日(9月29日)のミコノス島は快晴でした。



写真はホテル前の野外劇場からミコノスタウンを見下ろしたものです。
赤いブーゲンビリアが綺麗です。

早朝の散策から戻り、ホテルで朝食を済ました私たちは、午前10時発の船でデロス島へと向かいます。
ミコノスからデロスへは約45分ほどの船旅。
白い壁に青い空。
海は澄んで真っ青です。



左遠方に見えるのが「神の山」があるティノスです。

やがて船の右前方にデロス島の隣のレニア島が見えてきます。



私たちは船の右舷デッキに座っていましたからレニア島しか最初見えなかったのですが、実はそのときすでに左舷デッキからは、デロス島が見えておりました。

そのため船がデロス島の港に停泊するために旋回したとき、私たちは初めてデロス島を目にすることになります。
これがそのときの写真です。





石の遺跡(廃墟)があちこちで露になっています。
後で聞いたのですが、furafuranさんは最初に島を見たとき「デロスだ」とワーッと涙があふれ出てきたのですが、遺跡の全貌を見た瞬間に涙がスーっと引いていったのだそうです。
一体どうしたと言うのでしょう。

furafuranさんは島に上陸してからも、「あんなのは神殿ではない」とか「あのような石の上になぜこれを乗せているの」とか「あんなところに家を建てたのは誰?」などと言い続けます。
もちろんfurafuranさん本人がそう思っているのではなく、彼女の中にある存在がそう思っているというんですね。
ちょっと意外な展開となってきました。

furafuranさんの中に存在する、古代ギリシャ時代にデロス島にいたであろう女性の言い分を要約すると、こういうことのようです。
かつてデロス島には、大理石で作られた神殿や、クリスタルやガラスの食器など非常に洗練された文明があった。
しかもそこは緑豊かな場所で、水も豊富にあったというんですね。

この写真をご覧ください。







緑などほとんどなく、廃墟と化していますね。
唯一緑が残っているのは、実は聖なる湖があった場所なのですが、それも1924年にマラリア蚊が発生したため埋められてしまったのだそうです。

そのため、furafuranさんの中にいる古代ギリシャの女性は、こんなに砂漠のような場所ではなかった、もっと緑と水が豊かな場所だったと、彼女に言い続けていたのだそうです。

それでは次の写真をご覧ください。



素人目には、古代ギリシャではこの場所にこのような状態で像が建っていたのかな、と思うはずです。
ところがfurafuranさんの中の古代ギリシャの女性は「何で変な台の上に、(私たちの時代の)大理石の像と台を乗せてあるの?」となります。
変な台とは、大理石ではないレンガのような石で造られた台のことを指しています。

つまりその女性は、この像は元々ここにはなくて、後世の人が勝手に変な場所に彼女の時代に造られた大理石の像を置いたのだと主張するのです。
その主張の中でも特に面白かったのは、すべての神殿はデロス島の北にあるティノスの神の山の方向を向いてなければならないというものです。

この日の明け方、あのミコノスの風車から見たティノスの「神の山」ですね。
デロス島には紀元前3世紀になってアポロン神殿が建てられていますが、その女性によると、彼女が生きた時代にはそのような神殿はなく、その場所は住宅地で、しかも神の山を向いていないので神殿ではない、となるようです。

デロス島観光のシンボルにもなっているライオン像(紀元前7世紀)に関しても、その古代ギリシャの女性は「見たければ見れば」という感じで、けんもほろろです。
一応、観光客でもあるので、記念にライオン像の写真を撮っておきました(笑)。



もっともこのライオン像はレプリカで、本物はこの島の博物館にあります。

こうして段々とわかってきたのですが、どうやらこの女性は紀元前7世紀よりももっと古い時代、しかも水と緑が豊かだった時代にデロス島に暮らしていたため、それよりも新しい時代にできたものや、荒れ果てた光景があまりお気に召していなかった、ということのようです。

なるほど、確かに今は廃墟のような島になっています。
おそらく後に流入したり侵略してきたりした人たちにより、当時の神殿などは破壊・改造され、無残な姿に変わってしまったのでしょう。
当時の栄光を知る人が見れば、さびしい気持ちになるのも当然ですね。
(続く)





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最終更新日  2024.03.07 16:10:42
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