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テーマ:不思議な世界(697)
カテゴリ:不思議な世界
ミコノス島から見たデロス島へと沈む太陽。
名残惜しいですが、お別れの時です。 ミコノス島からアテネへは飛行機で夜着いたのですが、翌日(10月2日)は丸一日観光三昧でした。 駆け足でアテネの観光名所をご紹介します。 まずは、高い丘の上の都市を意味するアクロポリスにあるパルテノン神殿。 アテネの守護神アテナを祀った神殿です。 幅31メートル、奥行き70メートル、柱の高さ10メートル、紀元前432年に建てられました。 そのパルテノン神殿から見たアテネ市内とリカヴィトスの丘。 リカヴィトスの丘は、アクロポリスと並ぶアテネのランドマーク。 標高273メートル、アテネで一番高い丘です。 古代アゴラ。 アゴラとは現代ギリシャ語では市場という意味ですが、古代ではもっと意味が広く、政治、宗教、文化施設も集中した一大集会場として使われていたそうです。 ソクラテスやプラトンも、ここで熱弁をふるったとされています。 古代アゴラ内にあるアタロスの柱廊博物館からの風景。 コメント管理 ゼウス神殿。 104本のコリント式の柱が並んでいましたが、現在ではそのうち15本しか残っていません。 紀元前515年に着工。でも完成したのは、2世紀のローマ皇帝アドリアヌスの時代だったとのことです。 左奥の遠くに見える丘が、パルテノン神殿のあるアクロポリスです。 アクロポリス、古代アゴラ、ゼウス神殿などを観光した後、私たちは国立考古学博物館を見学しました。 詳しくは書きませんが、ある意味でこの考古学博物館での体験は、この旅のハイライトと言ってもよかったかもしれません。 というのも、この博物館で私のfurafuranさんの中の女性が大活躍するんですね。 デロス島での体験の中ですでにご紹介しましたが、彼女の中の女性は紀元前7世紀よりも前の時代に暮らしていたような「口ぶり」でした。 ではいつの時代の女性なのかーー。それがこの博物館で判明します。 答えを先に言えは、紀元前16世紀です。 どうしてわかったか、ですって? 実に簡単です。 たとえば陳列ケースに紀元前20世紀ごろから紀元前13世紀ごろまでの出土品が混在して展示されているとします。furafuranさんはそれを見て、「これは知っている」「これは使っていた」「これは知らない」と仕分けていきます。 すると「知っている」「使っていた」とした出土品はほとんどが紀元前16世紀であることがギリシャ語の説明文を訳した英語の説明文で確認できたんですね。 時々紀元前17世紀の出土品も「使ったことがある」と言っていましたが、やや時代遅れで、薬などを保存する洗練された容器ではなく、水などを汲む日常用の入れ物であるとの認識をしていたようです。 国立考古学博物館の後は、夕日を見るために、先ほど紹介したリカヴィトスの丘(標高273メートル)へ上りました。 丘の上から見た夕日です。 アテネ市内が360度見渡せる絶景です。 風が空から降りてきて、私たちのそばを吹き抜けて行きます。 上の写真でもわかるように、丘を下るころには、アテネ市の上空にくっきりとお月様が顔を出しておりました。 パルテノン神殿から始まって、古代アゴラ、ディオニソス劇場、イロド・アティコス音楽堂、ゼウス神殿、国立考古学博物館、リカヴィトスの丘の夕日まで、わずか一日で当初予定していたアテネ観光はほとんど済ましてしまったので、次の日はどうしようかと思案しました。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.11 10:00:09
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