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今日のウォーキングは久しぶりに西方面で高槻のJR高架橋から八丁畷、そこから戻って、淀川の堤に出て、いつもの堤の終点から帰ってきた。 昨日、梅田で購入したポスター画「ひつじ達とお散歩」が届いた。静物画でもなく、風景画でもない、また、印象派の絵のようなものではない新ジャンルの何となくほのぼのとした、浮き立つような絵である。 今日は、ほぼ1日、朝の歩きと夕方の外食以外は家にいて、庭の掃除などに時間を費やした。 *** シンガポールの港、タンジョン・パガー地区のコンテナヤードが紹介されていた。シンガポールは西に出張する時には、よくトランジットで通る街である。一頃は、兄が駐在していた関係で、ツアーに紛れて、行き帰りをツアーと同じ飛行機に乗って中間は抜きと言うこともやった。 旧の空港時代にも通ったが、新しくチャンギ国際空港が出来てからは、空港だけでも多様な店が多数有って、1度に見切れないと言った感じであった。 シンガポーリアンと呼ばれる人達は殆どが華人で、次いでマレー人とインド人と言った人種で構成されている。華僑という名は、戦前の言い方のようだが本国の中国人とは、一寸違ったニュアンスである。国土はと言えば、東京23区より少し広い程度で、人口は約380万人という小さな国である。 この小さな国が如何にして政治の安定と高い経済水準を保つに至ったかについては、「物語シンガポールの歴史」などに見ることが出来る。この国は、地図を見れば一目瞭然で、地政学的に海路の通行の要衝であることが分かる。そう言った意味で近年は、海賊が横行するという事態も多数発生している。 宜なるかな、今日の紹介写真を見れば、そのわけが一目で腑に落ちる。上段に紹介されているのはタンジョン・パガー地区のコンテナヤードである。神戸のメリケン埠頭や横浜本牧のコンテナヤードも見たことはあるが、シンガポールのこの地区のコンテナヤードは流石と唸るものがある。 シンガポールと言えば、オーチャード通りのショッピングと言うことになろうが、このタンジョン・パガーのコンテナヤードは直線距離で5km足らずの港である。シンガポールの国自体が狭いので、尤もなことだが、その港から世界120ヵ国600もの港との交易を行っていると言うから素晴らしい。 2013年の年間コンテナの取扱量は3258万TEU(20フィートコンテナ換算)で上海港に次いで世界第2位だとのことだ。東京が469万TEU(2012年値)だからほんの14%程度というわけで、如何に巨大であるかが分かる。(因みに1位の上海は3353万TEU程度か) しかも之で満足していないと言うからすごい。西隣のトゥアス地区に移転集約して現能力を1.5倍に高めようというのだ。コンテナヤードには殆ど人が居ない。どの国でもそうだが、殆どが自動化されているので多くの人を必要しない。しかし写真を撮った時期が何時なのかは知らないが、全く無人であるというのも驚くべき事である。 最近は、20フィートコンテナにはお目に掛からない。30フィートか40フィートというのが通り相場である。この数字は、1個のコンテナの長さを指す。昔は、一般貨物船というのがあって輸送品は皆バラバラに積んでいた。私も一般貨物船を設計した事があるが、船自体はコンテナ船より単純で、上甲板の下船底との間に第2甲板や第3甲板などを配置するが、荷物はもっこに包んで、船倉に積み込み、船内ではフォークリフトなどを使って作業員が適当に内部に積み込むと言った、とても時間の掛かる作業を行っていた。 従って、昔は港毎に、荷役の時間は2,3日から1週間、10日と掛かっていたわけだ。世界と通商する場合には船員は、荷役の時間は暇で、歌謡曲などに出てくる歌のような事態となっていたわけだ。コンテナ船になってからはそう言ったこともなく、荷役の時間は極端に減少した。この自動化の点でもシンガポールの港では更に効率を上げようというのである。 下の写真にはこれまた驚くべき光景が紹介されている。シンガポールと、といめんのインドネシアとの間の海域の写真だが、これでもかと言うくらいに船舶がぎっしり海面を埋めている。行き交う貨物船の群れと注釈されているから、之が日常なのだろう。 昔、瀬戸内海の明石海峡付近を通る時、その辺に散らばっている魚釣り漁船を見て、ドックマスター(試運転時の船長をこう呼んだ)が「チョロチョロとうるさいのが一杯だ」と言っていたが、それを遙かに凌ぐ量の大型船を含む船舶がひしめいているのである。之でよく事故が起こらぬものだと感心するが、活き活きとしたシンガポールの現状を驚きの目で見た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
素敵な「ひつじ達とお散歩」は ポスター画ではありません。アクリル画ですよ。 オフトフトさんに失礼ですよ。 (2014.06.10 08:53:12)
私もお名前書き間違って、女流画科さんに失礼しました。 サムトフトさんでした。 明るいけれど、シックでお洒落な ブルーとグリーンが気に入り、久々に購買意欲をそそられま したね。 (2014.06.10 12:01:12)
やーやさん
そう、アクリル画でしたね。 サムトフトさんのURLは下記の通りでした。 http://www.samtoft.co.uk/ 他の作品が見られます。 (2014.06.10 18:21:22) |