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カテゴリ:スンイ君・ホリム君語録
1歳半健診でのことです。
体重や身長を測り、歯の検査をします。 他には、積み木で遊んだり、絵を見せて反応をみたりするだけで まだ言葉の検査はありません。 「何か意味のある単語を言いますか?」と聞かれ 母親が「はい」と答えるだけです。 当時のスンイ君の言葉は4~5種類で “わんわん””ぶーぶ”のような感じでした。 全ての検査を問題なく終わらせたスンイ君が 最後に自分から向かったのは 絵本のコーナーでした。 そこは市の図書館が臨時で設置して、 図書館での活動の紹介を兼ねていたようです。 私はスンイ君が生後2ヶ月の頃から絵本を読み聞かせてきました。 (今日までほとんどTVを見せていないのです。) 我が家には日本語・英語・韓国語・フランス語の絵本があります。 お祝いでもらったり(送って来てくれたのです) 旅行先で買ってきたりして揃ったものです。 だからスンイ君は本を読むのが大好きなのです。 スンイ君は自分で絵本を取ってきて 用意してあったシートに座って本を広げました。 その様子を見ていた図書館の職員さんが 「あら、本が大好きなのね。読んであげるね」 と本を読んでくれることになりました。 この日、スンイ君が選んだ本は『くだもの』という本でした。 (なにしろ食べるのが大好きなので・・・) その本は1ページに1つずつ果物の絵が大きく描いてあります。 文字は「はい、どうぞ」だけ。 「大きいすいかだね~。はいどうぞ」 職員さんが読み始めました。 そして、“梨”のページになりました。 「これは梨だよ・・・、ん??ボクどうしたのかな??」 職員さんがちょっと不安そうな声で母親の私を振り返りました。 その声を聞いてスンイ君の様子を見ると・・・。 自分のお腹に手をあててぽんぽん叩いているのです。 「・・・・!」 私にだけ意味が分かりました。 “梨”は韓国語で『ペ』と言うのです。 そして、同じ音の『ペ』には“お腹”という意味もあるのです。 つまり“お腹と一緒だね~”と言いたいのか “『梨』は『ペ』だよ”と職員さんに言いたいのか。 そんなところだと思います。 私は思わず吹き出してしまいました。 今まで家の中でだけ本を読んできたので 外での反応を見たのは初めてでした。 スンイ君には「家」と「外」の区別が無いのだという 当たり前の事に気付いた日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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