私のたからもの

２歳直前から
機嫌よく一人で遊んでる時とか
お散歩しながらとか
「オンマ　だぁーじゃーじぇ」
という事がよくありました。

私に向かって言うのですが
何かをして欲しいわけでもなさそうだし
その言葉に返事をしなくてもかまわなさそうだし
ただただご機嫌で
その言葉を言っているだけなのです。

そんなスンイ君を見た友達やおばあちゃんなどに
「スンイ君、なんて言ってるの？」
と聞かれても
「私にも分からないんだよね～」
と答えるしかありませんでした。

それから何ヶ月か経って
ある日のことです。
いつものように　私がスンイ君に向かって
「スンイ、オンマガ　サランヘ？
オンマヌン、スンイガ　ノム　サランヘ～！」
（お母さんを愛してる？お母さんはスンイをすごく愛してるよ）
と聞きました。
これは実はスンイ君が産まれた日から
まるでクチグセのように言い続けてきた言葉なのです。
するとスンイ君はにこにこしながら言いました。
「オンマ　だぁ～じゃ～じぇ」

ようやく気付きました
『だぁ～じゃ～じぇ』は『サランヘ』だったのです。

スンイ君は時々私に向かって「お母さん大好き～」と言いながら
走り回ったり　遊んだりしていたのです

あぁ～～、スンイ。
お母さんもスンイがだぁ～～い好きだよ