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Yasuakiの株式投資日記

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2006年03月03日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨年12月に、「厚生科学審議会医薬品販売制度改正検討部会」から、一
般用医薬品(市販薬)における新しい販売方法についての報告書が提出
されています。

つまり医薬品販売の規制緩和第3弾です。
施行期日については、「公布日から3年以内の政令で定める日」としてい
ます。

医種商ピックアップニュース 



これまでの一般用医薬品の販売は、スイッチOTC(医療用から市販薬に移行)
から数十年販売され、安全性が確認されているものまで同じ販売方法がと
られてきました。

今回の改正では、この一般用医薬品の成分をリスク別に次の3分類に分けて
います。

A 一般用医薬品としての市販経験が少ない等、安全上特に注意を要する成分
B まれに日常生活に支障をきたす健康被害が生じるおそれがある成分
C 日常生活に支障をきたす程度ではないが、身体の変調、不調が起こるおそれがある成分


ドラッグストアの医薬品の中でも主力商品と思われる風邪薬はBに該当します。
ドリング剤、ビタミン剤などはCに該当します。
 

Aグループの医薬品販売は薬剤師に限られますが、B、Cグループについては、
薬剤師だけでなく都道府県試験に合格した、新資格者でも行うことができます。




この規制緩和によりコンビニやホームセンター、スーパーなどが風邪薬など
医薬品を扱えるようになり今までドラッグストアが独占していた医薬品販売
においてより競争が激しくなると考えられます。ドラッグストアにとっては、
この影響は大きく、今までどおりの成長は望めないと悲観されるかもしれません。


しかし本当にそうでしょうか?


ドラッグストア業界は今回の規制緩和により深夜営業マーケットを狙って
います。従来は薬剤師常駐規制によりコストの問題で深夜営業をする会社
はほとんどありませんでした。しかし改正後は取り扱い資格さえ社員が
取れば、深夜営業が可能となります。


それでも深夜営業はコンビにとの競争になり、勝ち目はない、と考え
られるでしょうか?


現在、コンビニの出店速度が鈍化しさらに既存店が減少しているのとは逆
に、ドラッグストアの出店、既存店売上とも成長率が高いのは何故でしょ
うか?それはドラッグストアという業態が消費者に受け入れられており、
コンビニの客を奪っていると考えられるからです。



では何故ドラッグストアは消費者に受け入れられているのでしょうか?



購入頻度の高い日用雑貨、加工食品などの食料品を圧倒的に安く販売
しているからです。コンビニは定価販売ですよね。そしてこの定価販売
に不満を持っている人は多いと思います。それでも便利なので仕方なし
にコンビニで定価で買っているのが現状ではないかと思います。

それが同等品を安く販売していれば、そちらで買うのが自然でしょう。



基本的にコンビニとドラッグストアは棲み分けています。コンビニの
主力商品は弁当、ドリンク類であり、ドラッグストアは医薬品、化粧品、
日用雑貨です。しかし現在コンビニの主力商品の弁当以外の商品をドラ
ッグストアが奪いつつあります。ドリンク、加工食品のカテゴリです。


仮にコンビニが医薬品を取り扱い、ドラッグストアから市場の一部を奪
ったとしても少なくともコンビニが定価販売を続ける限りドラッグストア
が深夜営業を実施し、深夜のコンビニ市場を奪う方が大きいでしょう。
今現在深夜営業をしていない段階でもすでにそうなのですから。


とにかくドラッグストアの強みは医薬品の高利益率を武器に他の商品を
他業態と比較して圧倒的に安く販売できるところにあります。

これによりコンビニ、スーパー、ホームセンターなどの他業態から客を
奪い成長を続けています。



今後は深夜マーケットにおいてもさらに強みが発揮されることになるで
しょう。当然既存店売上もさらに伸びます。単純に営業時間が増えるん
ですからね。

上場企業の中では唯一ウェルシア関東が深夜営業を実施していますが、
3年半に渡り連続して既存店売上が100%を超えています。やはり深夜
営業は有効な戦略と言えます。


ただし当然これは規制緩和に向けた対応を戦略的に進めている企業に限った
話であり、旧態依然とした企業は規制緩和により淘汰されていくはずです。
投資家としてはこの見極めも必要になってくるでしょう。今までは
ドラッグストアは今までは全員が勝ち組であり、どこを買ってもリターン
がありましたが、数年後には2極化が鮮明になるのではないかと思います。



このように現在はまだまだマイナー業態であるドラッグストアも徐々に
地域に根付いていき、日本の小売業の中でも百貨店、スーパー、コンビニ
に続く主力産業となっていくのでしょう。





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最終更新日  2006年03月04日 00時14分09秒
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