|
カテゴリ:boxing
恐ろしくキレていた。
減量がきつかった影響などみじんも感じない。 何気なく出しているジャブが、まったく同じ撃ち方で恐ろしく伸びるジャブを混ぜてくる。 その合間に出した相手の鼻先で止まる威嚇のようなストレートも全くのノーモーションで繰り出され、次の瞬間には攻撃態勢にいて目でプレッシャー。 フットワークもスムーズ。 パンチがあってタフでしつこいだろうと言う相手の予想から、ここ数戦の様にスマートにはいかないかと考えていたが、カップラーメンもできあがらない時間で仕事を終えた。 長谷川自身も今日は勝ちにこだわってトレーニングしてきたと言うコメントからも今日の相手はやりにくいと想定していたはず。 おまけに日本なのに敵地のようなジャッジ陣。 審判とジャッジ2人がアメリカ人、もう一人が挑戦者の祖国メキシコ人。 どうしたらこんな構成になるのか疑問だが、そんな心配もこの結果なら文句無し。 この先防衛を続けるのか2階級制覇するのか気になるところだが、この出来が出せるのならどちらに行っても不安はない。 で、粟生だが・・・。 パンチのセンスというか当てるセンスは抜群。タイミングでのパンチの破壊力もある。 あとはセコンドの問題と、それに素直に対応できる冷静さ。 これがあればこの試合は間違いなく勝てた。 8R以降は接近したところでショートのコンビネーション。 左アッパーに右のショートフックで倒せた。 相手のホールディングまがいのクリンチにつきあって前へ押すより一歩もしくは2歩引いて左のアッパー。 もみ合っていた時も左のショートを放つ隙はたくさんあった。 セコンドもわかっていたはず。 練習していないものは出せない?いや他のタイミングでは同じパンチを当てているからもうちょっとだけ冷静にいけたら出来たはず。 そういう意味でもセコンドの問題。 選手にはわからない。言ってもわからないならわかるように考えて言うのがセコンドの役目。 前回みたいに反省練習してリマッチが組めるか? 「もう一度やれば勝てる」はこの世界そうそうチャンスは巡ってこない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.15 06:51:00
コメント(0) | コメントを書く
[boxing] カテゴリの最新記事
|