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カテゴリ:体育・健康・食事・音楽
孫には、僕がやった失敗は、繰り返させたくないと思っています。
それは、音楽に関してでもです。 大學の講堂で、バイエル52番を弾く人がいました。 それが、耳に入り、ひきこまれました。 その音に感激し涙が出てくるのでした。 すぐ、夢中になり、友達に教えてもらってバイエルを進めました。 ソナチネも、まあ、やりました。 ソナタに入りました。モーツアルトのそれ。( K.No.545) これで、つまづきました。 この中のトリルです。 これが、出来ないのです。 左手の音にあわせる、右手で弾くこまかい音が入らないのです。 毎日毎日、左手と右手をあわせる練習しました。 10年は続けました。 これだけしているのでは、 おもしろくないので、別の曲をしながら。 しかし、モーツアルトのトリルは気になります。 電車の中でも、左手に右手の音を合わせるを繰り返しました。 こうして、10年程。 一小節をです。 そのうちに曲の流れの中で弾けるようになりました。 どうして、このようになったのか、 後で分かりました。 『赤城の子守唄』の世界には、 このトリルの弾き方のようなものは無いんです。 ですから、耳で、聞いてないのです。 音楽は、感覚(音)の世界です。 ですから、先ず、音の経験が必要なのです。 それなしに理屈だけで、 トリルを入れるということは、学習の方法としては、 へたなやり方です。 まず、モーツアルトやバッハ・ベートーヴェンなどを 聞く体験が必要だったのですね。 このトリルのことで、ある先生から、 「あなたはリズム音痴だね。」 と言われがっくり来た事があります。 ショックでした。 確かにそうかもしれないが、 自分が楽しむのに必要なリズムは持っていると、 今では、思えるようになりました。 このことが、はっきり言えるようになったのは、 教員をしていく上で必要な『心理学』(スミルノフ・明治図書・柴田義松訳)を、 学習してからでした。 40歳過ぎていました。 ですから、表現よみ(朗読)も、 いい読みを聞くことが基本、と思うようになりました。 それ以来、聞くようにしています。 山内 雅人の『ごんぎつね』を聞くと、 表現よみの世界のすごさ・人間の偉大さを感じます。 山村 民也(バリトン・元・二期会で活躍)を始めて聴いた時、 生まれてきて良かった思いました。 そして、こんなすばらしい歌声は、 お世話になった人に聞かせてあげたいと思いました。 それで、その活動もしました。 (続きます) < 教育ブログランキングに参加しています。 上のマークをクリックすると、点数になるのだそうです。 よろしかったら、クリックを。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.07.09 10:24:57
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