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カテゴリ:・・・抽象漢字の指導
学習した翌日の漢字テストで、書けても、10日ほど経って、テストをすると、書けない漢字語が、ありますね。抽象的な漢字語です。形象・論理・作用・・・・・などです。
例えば、作用、この漢字語について考えてみます。 作る・用は、2年生の学習漢字です。これだけの単漢字でテストとをすると、読みも書きも、2年生でも、ほとんどの子供ができます。 ところが、4年生で「作用」のテストをしたら、8パーセント、5年生で22パーセントのできでした。 このことは、先ず、意味の指導に工夫が要るということなのでしょうね。意味が分からないので、忘れてしまったのですね。 これをどう、次のような指導は、どうでしょうか。 (例解学習漢字辞典・藤堂明保編 ・小学館) 先ず、 成り立ちから、作るという意味を分からせます。それから、その作るから、意味が変転して、「すること・おこない」になったと説明します。 次は、用です。 2年生では、用は、用事をする・使うの用として、理解しますが、中学年では、ここにあるように、働きの意味があることを指導します。この指導があると、作用の意味の理解が、しやすくなります。 2年生の作る・用事の意味の学習範囲では、作用の理解は、できないですよね。ですから、ここで、変転の学習が必要なのですね。 その上で、作用の学習です。 ここで、作用を出し、辞書の記述で、その意味(他の物に力をおよぼすこと)を確認します。 こうして、2年生で学習した作る・用の意味が、かなり大きく変化して使われていることに注意させれば、作用の意味が、納得できるのでは、ないでしょうか。 意味が理解できれば、作・用の書き習得できているのですから、漢字テストでもできることになりますね。 低学年で学習した漢字が、このように変わって使われるの(これを漢字の変転と言っています。)で、このことにも気を配って指導したいですね。 ご訪問ありがとうございます。それが、今日さんの書く力になります。コメントいただければ、なお、うれしいです。 このブログの応援クリックを戴けますと、なお・なお、うれしいです。それは、下記のマークです。一日、1回有効です。
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