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星の国から。ヴァン・ノアール

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2021.06.21
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 漫画「神の雫」はワイン評論家「神咲 豊多香」が残した時価20億円と言われるワインコレクションを巡って、息子の「神咲 雫(太陽ビール・ワイン事業部勤務)」と新進気鋭の天才ワイン評論家「遠峰 一青(実は雫の異母兄)」のワインバトルの物語です。

 全44巻で12本の正体が明らかにされ、13本目になる「最上の1本・神の雫」のバトルは「マリアージュ 神の雫 最終章」へと続きました。

 12本についてはフランス ブルゴーニュ地方の「グラン・エシェゾー」など「赤ワイン」が9本(うちイタリア2本、カリフォルニア1本、スペイン1本)で、残りの3本がブルゴーニュ地方を代表する白ワイン「シュヴァリエ・モンラッシェ」、シャンパン、とボルドー地方の甘口ワイン「シャトー・ディケム」でした。

 ワインバトルは神咲豊多香が残したメッセージを頼りにワインの銘柄だけでなく生産年を言い当てるという「神業」に近いもので、そのために命の危機に陥ることもあります。

 その中の「第2の使徒」で「モナ・リザ」がワインを絞り込むヒントとして使われていました。絵画好きとしては嬉しい限りです。


「神の雫 第7巻」から。

  神咲豊多香がイタリア旅行中に偶然立ち寄った「ダ・ヴィンチの生家」で彼の魂は1人の芸術家と邂逅します。そして2枚の絵を見せられ「どちらが好きか」と芸術家に尋ねられます。左の絵は「春に描かれ、子を宿したばかりの女性」右の絵は「夏に描かれ、モデルは誰かは答えられない(多分ダ・ヴィンチ本人)」というヒントを受けて、神咲豊多香は「心を真綿のように包んでくれる女性的な左の絵の方が好きだ」答えます。

 そしてこのメッセージを基に雫と一青が選んだワインはどちらもボルドー左岸「マルゴー村」の「シャトー・パルメ」です。雫が選んだ葡萄の生産年(ヴィンテージ)は2000年、一青が選んだのは1999年です。

 2000年はフランスでは「グレイト・ヴィンテージ」と呼ばれる年で気候条件にも恵まれ特に「カベルネソーヴィニヨン」の質が良く、その良さに頼って多用したためより男性的になったと漫画の中で説明があります。逆にグレイト・ヴィンテージではなかった1999年にはより円やかな味わいを出す「メルロー」を多用したことでワインがより女性的になったとあります。

 結果、
第2の使徒選びは「より女性的なワインを選んだ」一青の勝利となります。正に農業生産物であるワインの神髄です。シャトー・パルメ・・・飲める日がいつか来るのかなぁ・・・。





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最終更新日  2023.03.19 09:57:28
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