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星の国から。ヴァン・ノアール

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2021.07.26
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テーマ:読書(8211)
 漫画「神の雫」と「マリアージュ 神の雫 最終章」の全70冊からはワインや料理について多くのことを学ばせてもらいました。

 そしてワインとの出会いで自分の今でも忘れられない思い出と本当に僅かでも似た事が描かれていると大袈裟ではなく飛び上がるほど嬉しくなります。

 その一つが「マリアージュ~」の25巻目に描かれていた造り手「ジャッキー・トルショー」の「手」です。遠峰一青が彼にとっての13本目「神の雫」に選んだワイン「クロ・ド・ラ・ロッシュ 2002年」の造り手です。バッカスの神に導かれるように彼の元を訪れるチャンスを得、畑で交わす会話がとても印象的です。



 握手をしようとして差し出された手が真っ黒に染まっていることに驚いた遠峰一青に「もう取れないのだよ」と答えます。それに対して「ヴィニュロンの勲章です。あなたに会ってその手を見て自分にとっての神の雫があなたが造るワインであることを確信しました」と続きます。

 今は数が少なくなった「畑」をこよなく愛する人で畑をより深く理解するために毎日畑に出ることを日課としていたようで、2005年には引退し今は「幻の造り手」と呼ばれているようです。

 「手」についての私の忘れられない思い出は2006年ボーヌで「冬の葡萄畑を見るツアー」に参加した時のことで、ボーヌ近郊にある「サヴィニ・レ・ボーヌ」村にある小さなドメイン(ワイナリーと同じ意味)が最後の訪問先となっていました。オフシーズンということもあり試飲やワインの購入が出来るのはそのドメインだけでした。

 対応に出て来てくれた女性が試飲用のワインをグラスに注いでくれた時、その「手」に目が止まりました。冬ということもあったのかもしれませんがかなり荒れていたのです。ワイン造りの大変さを言葉を使わずに説明してくれているような・・私にとって思い出深い手です。



 この地区を代表する白葡萄品種「アリゴテ」を一本購入しシンガポールでその手のことを思い出しながら開け、そのボトルのラベルは今でも大切に取ってあります。

 「目は口ほどに物を言う」ではないですが、言葉を使わなくても体の一部でその凄さが伝わることって結構たくさんあるのだなと改めてしみじみ思います。








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最終更新日  2022.07.04 15:38:21
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