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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.05.02
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テーマ:ドイツ(629)

 以前「MAGMA」というドイツレストンがシンガポールにありました。レストランのオーナーは西ドイツ生まれ、奥さんは東ドイツ生まれで「もしベルリンの壁の崩壊が無かったら私たちの結婚は無かったはず」の言葉が今でも印象に残っています。ご主人がドイツに一時帰国中に交通事故に遭い常連客から惜しまれながらレストランを閉めたのはもう10年ぐらい前のことですが、今でも時々レストランで食べた美味しいドイツ料理とワインの事を思い出します。

 MAGMAで初めて食べたドイツの「ホワイトアスパラガス」とそれに合わせたドイツワインは今でもしっかりと記憶に残っています。ドイツの旬の時期(4月中旬から6月下旬まで)限定の一品で茹でただけのアスパラガスにあっさりとしたソースが添えられ、その一品のお薦めのワインはポルトガルのマテウスのような形のボトルのドイツフランケン地域の白ワイン(葡萄の品種はシルヴァーナー)でした。
 
 シルヴァーナーは酸味が少なく軽やかなワインを造る葡萄ですが、フランケン地域では最高の辛口となりアスパラガスとの相性は私には完璧でした。


 レストランが閉店してからドイツ産のホワイトアスパラガスを食べることもなくなっていましたが、コロナ禍になって通うようになったスイス人が経営する肉屋&食材店「Huber's  Butchery」で売っているのではとふと思い、先週の土曜に行ってきました。
​​
        
綺麗にディスプレイされています。        ​100gで5.2ドル(4~5百円ぐらい)​


 野菜コーナーに行くとちょうど箱詰めのドイツ産ホワイトアスパラガスをスタッフが並べているところで、スペイン産の「Padron(ししとう)」とオーストラリア産のじゃがいも(土がたくさん付いていて美味しそうだったので)と一緒に購入しました。

      

 ワインコーナーに移動してドイツワインを物色しているとボトルの形がシルヴァーナーと同じワインを発見!(写真左)フランケン地域ですが葡萄品種は「Riesling(リースリング)」でした。ホワイトアスパラガスには香が強くない白がお薦めらしいので、リースリングも良いと思ったのですが55ドルは予算オーバーです。右の写真の「Chardonnay(シャルドネ)」に至っては90ドル台から120ドル台でドイツワインが「高値の華」状態です。MAGMAで40ドルから60ドルぐらいで美味しいブルゴーニュ産にも負けないドイツワインが購入出来た時のことを考えると夢のようです。輸入量に関係しているのかとも思いますが、シンガポールは明日まで3連休なので、その間にホワイトアスパラガスに添える手作りソースを考えながら、お手頃で相性ぴったりのワイン探しをするつもりです。














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最終更新日  2023.01.13 14:34:22
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