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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.05.20
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 昨日G7の首脳が広島原爆資料館を訪れた事に対して中国高官が「核兵器がもたらした災難を繰り返してはならないが、日本が核兵器問題で偽善的な立場を取らない事を望んでいる」とニュースでコメントが流れ「偽善的」という言葉には考えさせられるものがあります。

 また原爆資料館訪問については
岸田首相とバイデン大統領の​温度差も報じられ、果たして「核廃絶」の道へ一歩前進出来たのかどうかと考えてしまいます。

 そして原爆投下で思い出す1冊は竹田恒泰著「アメリカの戦争責任 戦後最大のタブーに挑む
(2015年出版)」でその中で私は初めて日本への原爆投下を命じたトルーマン元大統領の孫であるトルーマン・ダニエル氏(1957-)の存在を知りました(元新聞記者で現在は著述家)子供の頃学校の図書館にあった「貞子の千羽鶴」の英語版を読んだことがきっかけで原爆投下が自分の祖父の命令であった事を知ったそうです。

 ウィキペデイアで改めてダニエル氏の経歴を見ると2000年に貞子さんの実兄から電話を受け広島訪問を打診され迷いながらも2012年に来日し広島、長崎の平和記念祭に参加した事(オバマ大統領の広島訪問の4年前)そして2015年にはニューヨークで被爆者と共に講演を行っている事が書かれています。


​アメリカの子供たちが折った鶴​​

 そして2021年の日米開戦80年に合わせてトルーマン元大統領の記録を保存・公開するトルーマン図書館で貞子さんの折り鶴と同じ大きさの鶴500羽の2日間の展示も行っています。

 ダニエル氏も原爆投下の必要性については疑問視しながらもアメリカの建前として貫きたい「戦争の早期終結・母国の兵士の命を守るため」という思いは根底にはあると推測しますが「貞子の千羽鶴」を読んだアメリカ人自らが深い悔恨と反省を込めて英語版を出版したように、アメリカ国内での「核廃絶や核兵器使用禁止」の動きに少なからずの影響を与える更なる活動に期待をします。

       

 余談ですが今朝ネットの記事で漫画家「中沢啓治(1939-2012)」氏の実体験に基づく「はだしのゲン」も取り上げられていて2007年の「核拡散防止条約」のウィーンでの会議で外務省が出版社から譲り受けた英語版30冊を加盟国に配布していた事を知りました(2018年時点で発行部数は1000万部を突破)
私は漫画は読んでいないですが2007年に中井貴一さんがゲンの父親役を演じた実写版のドラマをたまたま帰省中に見て、涙が止まらなかったのを覚えています。

 唯一の被爆国であり原子爆弾によって生き地獄を経験したというのは決して風化させてはいけなし政治の舞台だけでなく本、漫画、映画、ドラマ等で広く地道に海外に発信し続ける必要性を改めて感じました。








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最終更新日  2023.05.20 11:20:24
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