27戦目
『時代の象徴』 本日の広島は3-8で阪神に敗れました。先発アドゥワは制球が定まらずに三者連続四球を出してピンチを背負うと、大山から空振り三振に打ち取るも福留に押し出しの四球で失点、ただそれ以降は粘りながらも粘り強く投げて5回を投げて4安打3奪三振6四球3失点(自責点2)と持ち直しました。それだけに初回の4四球があまりにも残念、サンテレビで視聴していましたが明らかにバッターボックスの白線の上を通っているなど確かにボール球、少し四隅を突こうとしすぎたのかもしれませんね(9:4:2)。二番手藤井は初回は抑えたものの、2イニング目に炎上するなど前回と同じパターン、ただ1イニング目も相手の打ち損じに助けられた感があり、やはり全体的にレベルアップしないと一軍では厳しいのではないかなと感じてしまいます(2:4:1)。三番手矢崎は1回を投げて3安打2奪三振2失点(1:2:1)、ただ以前のようにストライクが入らないという状況からは成長しているだけに、後もう少しではないかなと思います。 一方野手陣は決して調子が良くない秋山相手に打線が沈黙、とにかく甘い球を平気で見逃して難しいボールに手を出すという8連敗していた頃の打撃に戻ってしまったかのような攻撃となりました。菊池の2安打、鈴木が1安打、バティスタが平成終幕弾を打ったぐらいでしょうか。また、今日は松山が復帰しましたが状態が良くなっているようには見えず、もう少し調整してからの方が良かったのでは?と思います。他には長野が出場せず、代打でも出なかったので本日は休養日だったのかな?と思います。それ以外に今日は采配でも疑問符がつくところで、二死一二塁の場面で西川を出しましたが、あそこは一発長打のある會澤で良かったのでは?と思うところで、その後の投手起用も正直藤井では厳しく、しかもまだ3点差ですから藤井ではなく別の投手を起用し、7番に投手で9番に會澤といった起用でも良かったのでは?と感じます。初めから負けても良い試合だったのでしょうか?試合を捨てるのがあまりにも早いような気がしますが。 今日は平成の時代を象徴するような試合となったかなと思います。直近の広島は確かに3連覇を達成しましたが、私にとっての平成時代(と言っても平成の広島しか知りませんが^^;)といえば15年連続Bクラスのイメージが強く、特に投手陣が弱い年が非常に多く、かつての東出コーチや新井氏のサーカス守備などが今でも動画で掲載されているなど四球祭りやエラーのイメージが非常に強く、正にこの試合がこれまで長く見てきた広島「らしい」低迷していた頃の野球だなと感じました。しかしまあ平成も今日で終わり、明日からは令和になりますから気持ちも一新して欲しいところです。また、田中は昨日指摘した通り精神面にも遂に及び始めており、実際に捕球ミスをしましたが、本人は捕球したと思ってスローイングしており、捕ったかどうかも定かではなくなっており、マルテの併殺打の際にも物凄い緩いトスをして動きも遅く、一塁がギリギリのタイミングになるなど打撃以外にも影響が出始めています(現に点差が5に広がって勝敗が決したかなというところで昨日ヒットを打ったのと同じくファインプレーをするなど動きが良くなりましたが)。このままだと心身共につぶれてしまいかねないような気がしますが…、本当に決断の時に来ているのではないでしょうか。幸い緒方監督が打順変更を示唆していますが、田中のことかもしれませんね。 『野手陣batted ball』「対秋山」10:8:0(内F4)、「対島本」2:1:1(1HR)「対岩崎」1:0:0(内F1)オランダ産最高級ラード!カメリアラード(業務用)