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カテゴリ:海外リーグ野球
『Majulah Singapura』 本日は東南アジアに位置するシンガポールの野球について見ていきたいと思います。 近年UAEやサウジアラビア、カタールなど中東地域で野球に力を入れ始める国が出始めており、前回の記事でもドバイで野球の大会が行われています。 そんな中で中東ではない地域でありながら参加しているのがシンガポール、実は昨年もドバイで同様の大会が行われていたのですが、その時もシンガポールは参戦していたようです。 ちなみにアジア競技大会ではタイやラオスと共に予選からの参加を果たしています(残念ながら1勝もできずに敗退)。 そんなシンガポールですが、instagramにて今後の国際大会に向けてトライアウトを行う事を発表した際に「何故、シンガポールで野球のトライアウトを行うのか?」といった題名で始まり(日本語訳)、その後に「WBCのフィールドに立つ夢を見た事がありますか?この最高峰のトーナメントはシンガポールにとって遠い存在だと思うかもしれません。しかしながら全ての夢には必ず出発点があります」(日本語訳、若干修正を施しています)。 「シンガポール野球は驚異的な成長と機会を積み重ねて東南アジア地域内の勝利だけでなく、野球が人気スポーツである野球強豪国にも勝てるようになる可能性を信じています」。 「この並外れた旅を共に歩みましょう。不可能な夢を現実に変えましょう」とかなり熱いメッセージが綴られています。 また、こちらのinstagramではあまり野球に馴染みがないであろうシンガポールの人々の方に野球というスポーツは世界中で70以上のプロ野球リーグやセミプロリーグがある国際的なスポーツだという事を紹介しています そしてトライアウトの結果もこちらのinstagramにて発表されているのですが、70名以上もの選手がシンガポール代表のトライアウトに参加したそうで、あまり野球が盛んでないであろうシンガポールでこれだけの選手が集まったのは凄いですね。 後日、トライアウトに参加した選手の中から選抜していくとの事です。 WBCを見据えている事やドバイにまで遠征して野球チームを派遣するなど野球に本腰を入れ始めつつあるシンガポール、既に茨城APでプレーしたウォング航平選手や佐賀インドネシアドリームズと選手契約を結んだエリー選手などプロ野球選手も2名誕生しています。 個人的な話ですが、両親の仕事の関係で幼少期はシンガポールに住んでいた経験があり、シンガポールという国は個人的にも思い入れのある国なのです 私が子供の頃は野球をしている人はほぼいませんでしたが(私の住んでいる場所のせいか、そもそもサッカーをやっている人もおらず、皆プールで遊んでいましたね)、こうして野球に力を入れ始めているというのは感慨深いものがあります。 インドネシアでプロ野球リーグやチームが発足しましたが、シンガポールの選手もエリー選手だけでなく、多くの選手がこちらのプロ野球リーグに入団できるようになっていく事ができれば東南アジアでも野球が盛んになってくれるのではないかな?と期待しています。 「余談」 ちなみに佐賀インドネシアドリームズと選手契約したエリー選手ですが、こちらのinstagramに映っているのがエリー選手なのかな?と思います。 てっきり打者なのかな?と思っていましたが、どうやら投手も務めているようですね。 他の選手も映っていますが、やはりシンガポールは裕福な国という事もあり、他の東南アジア地域の選手とは違って体格がガッシリとした選手が多いですね。 また、最初のinstagramで紹介したピラミッドを見てみるとお分かりかと思われますが、五輪がプレミア12やWBCよりも上に置かれていて頂点に位置されています。 日本ではMLB選手が大勢参加するWBCの方が五輪よりも格上という向きがありますが、それ以外の国ではやはり世界的なスポーツイベントである五輪の方がWBCよりも上に位置するという事なのだろうと思います。 やはり五輪に種目として採用される事が普及させていく上で如何に重要な事かが分かるのではないでしょうか。 ですので野球の普及や振興の為にも「五輪に野球は必要」なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.13 23:06:54
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