テーマ:今日視たTV番組の感想(55)
カテゴリ:徒然草
小保方いじめの感があったSTAP細胞騒動、笹井さんの自殺でほぼ不正論文が確定したような気がするが、今日改めてNHKスペシャル「調査報告 STAP細胞不正の深層」を視て、研究者生命と盛名が絶たれた笹井さん自殺の深層も伺い知れたような気がする。いずれにしても世界中のウブな科学者たちが大和撫子風美女の色香に迷わされとしか言いようがない結果となったが、当の小保方さんは「スタップ細胞はあります」と主張し、監視カメラ付き、研究者立ち合いのもと、日々スタップ細胞作製の実証実験にいそしんでいらっしゃるというから、どなたかが言っていた1%の可能性が残っているのかもしれない。これでスタップ細胞作製成功ということになった方が日本人は喜ぶね。ノーベル賞確実の研究成果を30歳の女性がでっち上げて世界に発信するなんて暴挙をやらかすこと自体が信じがたい。200回作りましたというのもあるし、是非作って見せて「どうなのよこれ」って大見得を切るなんて絵になりますよ。またはなぜそんなことをしたのかわが心の深層・事の真相を遺書に書いて自殺して見せるかどっちかだろう。嘘っぱちなら生きていても仕方がなかろう。
ほかに、3.11関連Nスぺ2本。一つは「廃炉への道 誰が作業を担うのか」これは誠に深刻。これから30年くらいかかる廃炉までの膨大な作業の担い手をどう確保するのか。熟練作業員は被ばく線量の壁と年齢の壁があってこれからどんどん減ってゆく。新人は集まらないし、教育もままならなくなる。あと一か所でも同じ事故が起きればもう日本はたち直れなくなること必定。それでも背に腹は代えられぬと「原発再稼働へ一直線の日本」周辺住民も「あんなことはあと100年は起きない」と思っている。 最後に視たのが、シリーズ東日本大震災 防潮堤 400キロ~命と暮らしを守れるか~三陸海岸戦に計画されている防潮堤延長400キロ、総事業費1兆円。中には費用対効果からすると200億円の防潮堤が守る資産は37億円というのがあった。水面下に沈んだ土地を買い上げて防潮堤を作れば被災者支援と防災が両立するとして賛成多数のケースもあった。有名な田老町の巨大防波堤は検証の結果随分役には立ったのだが結果的には「安全神話」を生み160人以上の犠牲者を出した。今回は10mでダメなら14.7mにかさ上げして再建する。住宅地も2mかさ上げするので3.11クラスなら浸水しない計算だとか。歴史に学べない人類、自然災害に翻弄され戦争を繰り返す。それでもどんどん増えて現在の世界人口は70億人超、2050年には96億人だとよ。俺たち高校のころは24億人だった。良く食い物続くなあ、と思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 13, 2014 04:49:04 PM
コメント(0) | コメントを書く
[徒然草] カテゴリの最新記事
|
|