歯医者編<最終回>
あれ、昨日の日記は描いたつもりだったのに、全部消えてますな。あれぇ、まあいいや。というわけでいよいよカンボジア歯医者編<最終回>発見ふるさとの宝!という感じで、3年前に世話になった、インターナショナルクリニック を発見。すぐ、飛び込むとそこは懐かしい、日本の歯医者の雰囲気そのままの歯医者でした。それだけで安心。事情を話すと、すぐにドクターが飛んできて、X線撮影、治療と、実にスピーディに事が進められる。これでなきゃね、歯医者は。なんて思いながら、こりゃいくら請求されるんだろ?と少し不安になる。そして、ぼくの口の中を、ドクターと看護婦さんに、ヘルプの人の3人がまじめな?顔してのぞく姿は、すこしこっけいな感じがする。こっちが見てても目線があわないのは、彼女らは、僕の口の中を見ているのだ、当たり前だが。そして、口の中の水分を吸い取る管の係りと、ドクターになんか道具を手渡す係りの二人の女の子は、ドクターが教えるように話す言葉に聞き耳を立てている。なかなかまじめな二人だ(カンボジア人としては以外?)考えてみれば、床屋と歯医者は、どちらも患者が無防備状態で、治療するものたちの前に固定される。いうなれば、磔の十字架に手足を固定されているようなものだ、とくに、治療がはじまったら、下手に動くと患者(わが身)が危険だから動けない。床屋さんで、咳がでそうになっても髭剃りの最中は我慢する、歯医者も同じだ。咳がでそうでも、その口の中で研磨ドリルみたいなのが、ウイーーンとまわっていたら、咳を我慢するしかない。いつだったか、ゴルゴ13が町の床屋で髭剃りをしているとき、その床屋の親父が、実は悪いやつで、ゴルゴ13に動くな! とかみそりをのど元に当てて脅す場面があったが、 これまさに、私の考えと同じだ。そう!!床屋ほど危険な場所はない!!のだ。その次が、歯医者。ところが人間たちは実に、人間性善説派が多く、まさか床屋で、まさか歯医者で そんな目にあう訳がない。とみんな安心しきっている。あのゴルゴ13でも同じだったからそうだ。さて話がそれたが、この歯医者。今日現在も通っている。私の歯の痛みは、その修復が結構な大作業らしく、総額で70ドルはかかると、わたしがたどり着いたその日に宣言されてしまった。思わず、目が回り、すぐ目医者へ向かおうかと考えたが、ここはカンボジアろくな目医者はいないから、まず歯を治そう。と考えたらめまいは治った。そういえば、目医者も磔の刑によく似てる。おおこわ。医者と名がつくところ、すべて危険がころがっていることを、私は痛感した。歯医者編<最終回> これで終わり。