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チラシの裏の幻視録

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2007年06月13日
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カテゴリ:最近の報道
こんばんは。


女川1号機で制御棒誤作動=起動中、操作より多く抜ける-4日間で計8本・東北電
 東北電力は13日、2005年8月の宮城県沖地震で停止し、定期検査中の女川原発1号機(同県女川町、石巻市)で、運転再開に向けた原子炉の予備起動中、1段階(約15センチ)ずつ炉心から抜く操作をしていた制御棒が、一度に2段階抜けるトラブルが計8回あったと発表した。


東北電力のプレスリリース
トラブルに該当しない軽度な事象としては、1号機において、制御棒操作中における動作不良、原子炉熱出力表示器の表示不良など、5件の事象が確認されました。


 「操作より多く抜ける」などと書かれていると、まるで「操作していない」制御棒が勝手に抜けてしまった様に読めますが、実際に抜けたのは操作していた制御棒、しかもプラス1ノッチだけ。
 「東北電力は・・・トラブルが計8回あったと発表した。」と書かれていますが、東北電力が発表したのは「トラブルに該当しない軽度な事象」。


 女川の制御棒2ノッチ引き抜けは、臨界や事故に至る危険性など全くない非常に軽微な事象。原因も系統のエアベント不足によるもので、「想定内」の事象であります。
 こんなものよりも、原子炉起動時に異常が確認され、原子炉停止に至った、「高圧注水系の試験用流量調整弁の弁棒折損」の方が大きな事象だと思います。(これも安全性には全く関係ない代物ですが)

 よそ様の発電所に関する報道ですが、何が重大で何が軽微なのか解っているはずなのに騒ぎ立てる、マスコミの原子力報道によく見られる「マッチの火を見て山火事と言う」の典型的なパターンであります。

 仕事柄、マスコミ用の資料を作る事もあるのですが、「えええっ、そんなこと誰も言ってないのにぃ!」という結果になる事もしばしば。
 「日本の原子力発電所の安全性は世界トップクラスだ!」(←本当だよ)という客観的データを何回出しても、業界紙/誌以外では報道される事はなく、軽微な事象はそろって天変地異のごとく報道。


 いつもの事なのでもう慣れてしまいましたが。(笑)





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最終更新日  2007年06月14日 00時23分04秒
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