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チラシの裏の幻視録

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2008年02月15日
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カテゴリ:最近の報道
こんばんは。

 個人的には「めがね橋」と言えばまずはJR釜石線のこいつなのでありますが、有名な碓氷峠の碓氷第三橋梁も「めがね橋」と呼ばれています。

 本日の読売新聞夕刊では、この碓氷第三橋梁への心無い落書きを取り上げておりました。
 恥ずかしいことに本日の夕刊を読むまで全く知らなかったのですが、碓氷峠のめがね橋はユネスコの世界遺産暫定リストに載せられているとか。

 読売夕刊によると、

> 「アホ」「LOVE」「2006.8」「群馬県」・・・。めがね橋の橋脚の
>壁面には、縦約2メートル、横約5メートルの範囲に、フルネームとみら
>れる氏名や、1文字の大きさが30センチ近くにもなる多数の彫り込みがあ
>った。鋭利な刃物などが使われたとみられ、深さ2~5ミリほどレンガが削
>られている。脇には「落書きやめて! 文化財が泣いています」と書かれ
>た看板が立つ。


 中学生の頃の修学旅行を思い出しました。
 行き先は定番である京都・奈良。
 歴史のある素晴らしい寺院の柱に「バカ」「S○X」などの落書きがされており、非常に悲しい思いをしたのを今でも記憶しています。


> 安中市教育学習の森文化財団の藤巻正勝係長(47)は昨年、落書きの
>場面を2度目撃した。若いカップルに「これは重要文化財なんです」と注意
>すると、恥ずかしそうに立ち去ったと言う。
> めがね橋への掘り込みは消すことができない。



 碓氷峠は、私もパソコン通信で知り合った鉄道マニアの友人達とともに、長野新幹線が開通する前に訪れたことがあります。

 碓氷第三橋梁は美しい山間にかかるレンガ造りの非常に美しい建造物でありました。

 その巨大なシルエットからは、100年以上前の技術者や労働者の血の滲む様な努力の跡、そして魂の熱気が直に伝わって来るのです。
 私が鉄道好きであると言ふ事実を除いて客観的な視点で見たとしても、この橋はまさに我国の近代化のシンボルの一つと行っても過言ではないと思います。

 難関を乗り越え完成した第三橋梁、ラック式の電気機関車ED40、碓氷峠専用の新鋭機EF62/63の導入、・・・そして長野新幹線開通に伴う廃線。

 (↑鉄道好き故に少々偏っていますが)現在の我国の繁栄は、全て先人達のたゆまぬ努力、そして歴史の上に成り立っているものです。

 その後継者であるはずの現代人である我々が、彼らの遺産である建造物に落書きをするなど、絶対に許せる行為ではありません。

 歴史のある重要文化財や公共物の破損や落書き。
 こんな事をして、日本人として恥ずかしくないのでありましょうか?
 一体、どのような親に育てられたら、こんな恥知らずな人間になることが出来るのでありましょうか?






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最終更新日  2008年02月16日 02時01分05秒
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