セブ旅行記 2014 (9)
☆セブの人々を守る幼い日のキリストの像
☆セブ島2日目。市内観光の続き
【
サントニーニョ教会】
1565年に建てられた、フィリピン最古の教会で、守護神は、幼い日のイエス・キリスト。サントは「聖」、ニーニョは「少年」
マゼランクロスがある八角堂の北側、すぐ近くにあります。まわりにはセブ市庁舎など。たくさんの人が集まる賑やかなところです。
★教会の奥に安置されて、信者が長い列を作って参拝するのは、幼い日のキリストの立像。これはマゼランがセブ王の妻、ファナ王女に贈ったもの。当初サントニーニョがあった建物は焼失。焼け跡から無傷で見つかり「奇跡の神」と言われセブのシンボルとなる。その後、幾度もの戦禍もくぐり抜け現存している。
サントニーニョ教会の入り口。信者、観光客、ロウソク売りなど人でいっぱい。建物の右の崩壊部分は、以前は鐘楼があったんだけど、2013年10月の地震で崩壊しました。崩壊の瞬間をYouTubeでアップした人がいて、見てビックリしたけど、教会の中のサントニーニョは無傷でした。
手前の部屋から撮った写真、こちらもたくさんの人で混み合っています。十字架のキリストの像と亡くなって横たわるキリストがあり、お祈りしている人が多数。写真におさめる雰囲気じゃなかったのでパス。
オリジナルはここにあるけど、セブの人々の暮らしは、サントニーニョと共にあって、各教会やホテル、家庭でもよく見かけます。お土産になってるのはご利益がありそうな気はしないですけどね。では、無理無理ズームでボケていますが、セブの守護神サントニーニョです。穏やかで可愛らしいです。
★マゼランクロスの時にお話したけど、マゼランがラプラプと戦って敗れて亡くなって、ラプラプが英雄になったので、セブでキリスト教はそんなに普及しなかったのではと思ったけど、サントニーニョの奇跡が人々をキリスト教徒へと導いたようです。
★ちょっと余談かもですが、言葉の話をしたとき、セブの人はタガログ語を話さない人がけっこういると言ったけど、使わない理由は、マニラへの対抗意識みたいなのもあるのかなと思いました。階級に関係なく、フィリピン人はプライドが高いなとよく感じるけど、セブの人は特に感じる。
★「セブは神の祝福を受けている」フィリピン最古の植民都市セブ。フィリピン最初のキリスト教徒はセブ王フマボンと王女ファナ。マゼランに贈られたサントニーニョは今も無傷で人々を守り続ける。お土産屋のおばちゃんが言っていた。昨年の大きな地震も震源地はセブをそれた。台風の直撃も受けない。サントニーニョが守ってくれるのだと。
☆サントニーニョと共にあるセブの人々の暮らし。彼らを支えるのは、神に選ばれた者のプライドなのかもしれない。(ちなみに私はキリスト教徒ではないです)
・最古の教会の次は、最古の要塞です。市内観光、もう少しなのでおつき合いくださいませ(更新は週に一回ペースですみませんが)
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