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カテゴリ:Ballet
トリプルビル2回目は、日曜日のマチネ。
席はよく舞台が見えるORCHESTREだった。 Apollon Musag?te Apollon Mathieu Ganio Terpsichore Clairemarie Osta Calliope Myriam Ould Braham Polymnie Nolwenn Daniel O zlozony / O composite DANSEUSE Muriel Zusperreguy DANSEURS J?r?mie Belingard Alessio Carbone Sacre du printemps (Le) L'ELUE Miteki Kudo
幕が開いてポーズしているアポロン役のマチューは彫刻のよう。 ガルニエに来る前、ルーヴルのマルリーの中庭でいろいろな彫刻を見たこともあり、まさに生きた彫刻がそこにいるようだった。 「徹子の部屋」であの黒柳徹子さんをメロメロにしたマチューですもの、そりゃお美しいです。 でも踊り始めると何か物足らない、3日前に観たニコラのアポロンの印象が強すぎたのか、なんとも地味に感じてしまった。 地味というと言葉が悪いか、よく言うと静謐、そして究極のエレガントさ。 でもそれがこのアポロンにあっているかというと、少々疑問。 テレシプコールはキャスト表にはエミリー・コゼットだったが、開演前にクレールマリ・オスタに変更のアナウンス。エミリーは白鳥に専念になったようだ。 彼女のちょっと媚びたような表情は、ストーリー性のある場合はクドく感じることもあるが、アポロンのようなネオ・クラシック(そういう表現で正しいかな?)では気にならず、ちょうどいい感じ。 日本のバレエファンにはあまり評判がいいとは言えないダンサーだけど、私はそれほど嫌いじゃなかもしれない。 ミリアムはとてもラインは美しいが、相変わらず足首が弱く、最初の出からポワントが早めに落ちてる。キュートでエレガントでアラベスクが惚れ惚れするくらい綺麗なのに、もったいないなぁと思ってしまう。 2演目のオ・コンポージットは1度目と同じキャスト。 クリスマスのガルニエはコアなバレエファンだけでなく、観光目的の観客も多くいるようだった。 そういう観客にとってオ・コンポージットは忍耐の演目らしく、休憩に入って周りを見渡すと、気絶寸前、意識を失いかけ疲れ切った姿がチラホラ・・・(笑) これを日本からの到着日に観たら、私も意識がとんだかもしれない。 春の祭典は一番観たかったミテキさんの生贄の娘で観られた。 生贄に決まり、上手隅で怯えた表情をしているミテキさんには心が痛くなった。 声にならない悲痛な叫びが聞こえてきそう。 忘れられない感動的な舞台になった。 3日前の見えにくいロージェとは違い、全体を見渡せたのでその他の発見も。 アリス・ルナヴァンは綺麗だなぁ~ と。 彼女は写真写りが悪いのだろうか、舞台で実際に観るとものすごく綺麗で、彼女の大きな役も観てみたいと思った。 あと女性陣のなかに藤井美帆さんがいたような。 キャスト表には名前はなかったが、確かにいらっしゃったように思う。 オペラ座では数少ない日本人ダンサーなので頑張って下さい! (12月26日 パリオペラ座 ガルニエ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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