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カテゴリ:百人一首ゆかりの地
吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を 嵐といふらむ 文屋康秀 百人一首22番、文屋康秀の歌。 文屋康秀は平安時代前期の歌人・官人で、六歌仙のひとり。 官人としては877年に山城国の大掾(だいじょう)になったとある。 山城国の国府は861年に嵯峨天皇の河陽離宮跡地に移転したとあるので、 山崎駅近くの離宮八幡宮付近を“ゆかりの地”とした。 東海道本線〈山崎駅〉 ![]() 山崎駅だからヤマザキなのか、駅すぐ横にはデイリーヤマザキがある。 ![]() 駅前から南に歩いてすぐ、駅前通りと西国街道が交差する。 西国街道は、京の東寺口から高槻など淀川右岸通って大坂に入ることなく西宮、その先の下関に通ずる道。江戸時代の大幹線道路だ。 その角に離宮八幡宮がある。 ![]() 嵯峨天皇(786-842)の離宮、「河陽離宮」があった場所で、嵯峨天皇亡き後、山城国の国府が置かれた。 ![]() 境内に碑がある。 ![]() 「本邦製油發祥地」とある。 ![]() 平安時代貞観年間にここの神官によって荏胡麻油の製造が始まり、戦国時代に織田信長が台頭するまでは、荏胡麻油の製造権を独占し栄えたという。 ![]() 離宮八幡宮前の西国街道 ![]() ここは京都府と大阪府の境。 ![]() そして「天下分け目の戦い」の現場でもある。 ![]() 西国街道沿い、西の方にはサントリー山崎蒸留所が見える。 ![]() 離宮八幡宮 京都府乙訓郡大山崎町大山崎西谷21−1 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.03 12:00:11
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