今日は午前から同窓会総会に行ってきました。
卒業以来一度も参加してなかったのですが、
今回なぜ参加したか？
それは、あの人がゲストで参加するからです。
あの人は、若い頃から
べっぴんさんで
しとやかで（実はそうでもないらしいけど）
ずいぶん男子から注目されていました。
えがおもすてきでした。
（一文字目をたてに読む）
毎朝自分と同じ列車に乗っていて
少し年上の憧れの人でした。
そんな彼女に自分の友だちがアタックしはじめました。（ほとんど相手にされませんでしたけど。）
自分には雲のような存在で、そばでそれを見ているだけで、とてもそんな勇気はありませんでした。
１年間同じ列車で通学していたけれど
結局一度も声かけることもなく終わってしまいました。
彼女は自分にとっては、まさに高嶺の花でした。
ところが、３月の県立高校の受験の前日
彼女から一通の電報が届きました。
電文は「オチツイテ ガ ンバ レ」
憧れの彼女から思いもよらぬ励ましを受け
夢のようでした。
その後自分は無事県立高校に合格。
国鉄から私鉄で通うようになり
会う機会もなくなってしまいました。
そして彼女は短大を卒業すると「コーヒーショップで」
で芸能界デビュー。
デビュー曲は大ヒット
彼女はますます遠い存在になりました。
高校合格以来４０年
そのお礼が言えずじまい。
やっと今日お礼を言うチャンスがやってきたのです。
ミニコンサートの後の懇親会にも
顔を出してくれ
しかも、自分のすぐ近くにいたのに
自分は中学生の頃の自分に戻ってしまったのか
また、何も声をかけられず・・・
時間だけが過ぎていきました。
「阿部さん、あなたからもらった電報のおかげで高校合格しました。
ほんとうにありがとうございました。あなたにもらった電報は家宝としてこれからも大事にしていきます。」
と、一人で呟いています。
PS 水色の手紙には涙がでましたねぇ
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