テーマ:リウマチ(167)
カテゴリ:インドで入院治療
各エアラインの車椅子サービスを利用しての旅は
…とても快適でした…! 今までに海外出張や旅行で たぶん100回以上は出入国していると思うけれど 一番楽な旅程… 広い空港内を全く歩かずに済み ラウンジでゆっくりした後はファーストクラスより優先搭乗。 …でもこれに味をしめてはダメっ… バッチリ治って、車椅子サービスは今回きりにするのだわ☆ でも帰り道は、治っててもサービス利用して来ます♪♪♪ レイちゃんとのお別れは、出発前夜、 8時になったから、ママ行って来るね。 と言うと、見送りの為にスッとビビちゃんに抱っこされて 外まで出てきたのですが、車を見たら 「レイちゃんも車に乗る~」 と泣きだした時 ビビちゃんが 「あ、家の中に忘れ物!」 と言うので 久しぶりにレイちゃんを抱っこすると 私の目から涙があふれ出してしまい レイちゃん、ママの涙、拭いて~ とお願いすると、 顔を覗き込みながら指で一生懸命拭いてくれて ママの涙に驚いたのか、レイちゃんの涙がひっこみ 「ママ、行ってらっしゃい~」 と、けなげに 落ち着いて、見送ってくれました。 家の中に入ると「エ~ン」と泣きだしたそうなのですが 実家で(小学生の息子、娘、若いママと)同居している私の弟が 『みんな家族だからね、大丈夫だよ』 というと 「うん、うん、」 と言って泣きやみ… 夜中は一度「ママ~」とひと泣きしただけでまた寝て 朝もちゃんとご飯を食べて、元気に保育園に行った、と 成田で搭乗前に聞くことが出来て 安心して旅立ったのでした。 シンガポールでは乗り継ぎに4時間半あり、そこからまた 飛行機に4時間乗って南インドのコイムバトール空港に到着しました。 夜中だからか、長袖でも大丈夫なぐらいの涼しさで、 そこから車で1時間、ケララ州のすぐ近くで、周囲に住宅も無い 自然に囲まれた施設に到着しました。 午前1時だったのに、若いドクター3名が出迎えてくれて 部屋に案内されると、ベッドルームとダイニングルームと バスルーム(シャワーとトイレ)の3部屋構成で 天井に扇風機はついているけれど、網戸からの 自然の風が気持ちよく、ベッドには白い蚊帳がつるされていて 蚊やハエの心配も無く、眠れそうでした。 「何かご質問は?」 との問いに あのぅ… トイレットペーパーは無いんですか? と聞くと、「備え付けの小さいシャワーを使うんですよ」 と言われて、あ、分かりました お休みなさい~ 翌朝、部屋のすぐ外で3~4名がサンスクリット語で 読経している声で起こされ、かなりの間…1時間近く続いた後 時計を見ると午前7時。 Good morning… と 担当ドクターが若いドクター2名(男女)を連れて挨拶に来て 初診の時間と、朝食・昼食・夕食やオイルトリートメントの スケジュール等を伝えてくれて、 朝の読経のことを聞くと、毎朝6時~と毎晩6時から ドクター自らが主宰していて、患者も参加するとのこと。 あんなに長~いサンスクリット語のお経、 私も唱えられるようになるのかしら… 同じ言葉の繰り返しじゃあ無いんです。。。 朝のハーブティや朝食を運んでくれたのが 女性たちだったので、早速 あのぅ… トイレで、小さなシャワーで洗った後、 インドの皆さんは何で拭いているんですか? どうやって乾かしたらいいの? と聞くと、困ったような顔をして 「別の同僚に聞いてきます。ところで何歳ですか?」 …39才だけど? と言うと、驚いた様子で もっと若く見えました… と言って去っていき もう一人の女性が来て、同じ質問をすると また困ったような顔をして、「ところで何歳ですか?」 と聞くのでまた答えると、またビックリしているので あなたは何歳?と聞くと、 「私は19歳で、さっきの彼女は18歳。 ちょっと待ってて、何か拭くものを持ってきます」 と、ペーパータオルを3枚持って戻ってきて 「これは今日だけ、特別です。ドクターの許可が無いと…」 と言うので、私は皆さんと同じようにしたいだけなので どうやって拭いているのか教えてほしいの。 と言っても、まだハッキリとした答えはもらえず トイレ専用に、タオルを一枚使ったらどうか、 という話で落ち着きました。 到着3日後に、チョプラさんに紹介されたドクターとも かなり打ち解けて話せるようになったので 初日の女性たちとの会話をシェアしてみたところ 「インドでは、トイレの後シャワーで洗ったら、自然乾燥なんですよ。 ペーパーと水だったら、どちらがキレイにしてくれますか? 僕は外国に行くと、シャワーが無いので困ってます」 と言うので、日本にくればトイレにシャワー(ウォッシュレット) が付いてる所が多いから、その点は大丈夫ですね~ なんて会話を交わしました。 そんなこんなで、インドに来てから トイレットペーパーと、ティッシュペーパーを使っていません。 「タオル」と呼ばれるものが、日本でいう布巾(ふきん)で ちょっとした汚れは布巾で拭いて、すぐ洗って乾かす といった感じ。 あと、到着翌日の昼から停電で、扇風機が使えなかったのだけれど 自然風が吹いている場所で涼み、夜中も停電になったのですが 真っ暗闇の中、カーテンを開けて月明かりでトイレに行ったり 突然、ゴミも出さず、電気を使わないシンプルな暮らしが 始まったのでした。 ネット接続が出来なかったので 2日間、家族には心配をかけましたが… 停電の理由は、なんと近くの都市で来週 大きなカンファレンスが開催されるので その準備のため、地方の電気を都市部にまわして 電気を溜めているとのこと。政府が決定してることなのね… お蔭で私は(実は)憧れの体験が出来ましたが☆ ドクターの初診で、まず最初の2~3日間は 旅の疲れや時差ボケもあるので様子を見て それから本格的な治療を開始します、とのこと。 でもその日からオイルトリートメントと生薬の摂取が始まりました。 生薬は、まるで泥を溶かしたような苦~いの(血液洗浄の薬)を食前に。 食後には50mlの、甘酸っぱい、発酵させた、へーんな味の 炎症全般に効く生薬を、朝昼晩、お薬係の女性がやってきて 特に一番苦くて飲みにくい薬は、コップに粒が残っていると お湯を足されながら、その場で飲み干すのでした… 「良薬口に苦し」 でありますように! オイルトリートメントは、夕方4時~で 「これから毎日夕方の時間にしましょう」 ということになったので それまで随分時間があるな~ 何しようかな~ と思っていたら 翌日は朝10時から、数種の薬草をすり潰した ペースト状の湿布を、右膝、足指、手指、手首に塗って 2時間おきに3回塗り足して行くので、計6時間 あまり動けない状態に。 旅の疲れも出て、だるかったので まる2日間、ほとんど寝たきりで過ごし あっという間に 「完全停止」 状態を経験…! 風の音や、鳥の鳴き声や、(近くに野生のクジャクがいるとのこと) 施設で飼っている犬の声や、遠くから聞こえる牛の声 ドクターやセラピストの子供たちのはしゃぐ声 を聞きながら、 3~4名のドクターが朝7時から夜8時まで 3時間おきぐらいに回診してくれて、その他 チョプラさん紹介のドクターも1日1回診てくれるし 食事とお薬係の10代の女性2名、 セラピストの20代の女性2名、 お部屋の掃除と洗濯担当の年配の女性2名 が、1日とおして手厚いケアをしてくれて 既に大きなファミリーのような感じです。 まだ本格的な治療は始まっていないのに 膝の腫れも目に見えてひいて来ました… いい感じです~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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