カテゴリ:世相あれこれ
【一部再掲】
平和のモニュメントは... 有名な「長崎平和祈念像」は、日本彫刻界の巨人と呼ばれる、故「北村西望」氏の作品です。 像本体の制作費3000万円を寄付で募り、台座の制作費2000万円は長崎市が捻出したそうです。 昭和30年完成の作品なので、当時はいかに莫大な費用であったか、また寄付金集めの苦労もしのばれます。 平和のモニュメントは、悲劇を忘れず二度と戦争を繰り返さないという、平和への誓いの象徴として意義あるものだと思いますが、その一方で、被災者の方々の気持ちも決して忘れてはいけませんね。 ******************* 「何もかも いやになりました 原子野に屹立する巨大な平和像 それはいい それはいいけど そのお金で何とかならなかったかしら ”石の像は食えぬし腹の足しにならぬ” さもし いといって下さいますな 被爆後10年をぎりぎりに生きる 被災者の偽らぬ心境です・・・」 (福田須磨子氏「ひとりごと」より) ******************* 知り合いのご婦人にお聞きした話です。 その方は、何と!数え年で100歳になられるのですが、壮健さと聡明さには頭が下がるばかりです。 居間の隅に、聖観音菩薩の銅像が飾られています。 その方のご主人は「長崎平和祈念像」建設に携わったそうで、完成までの約4年間、日本国中を建設資金の寄付集めに回られたそうです。 また、その方も完成後まで、北村氏のそばで生活のお世話をされていたそうです。 聖観音様は、「長崎平和祈念像」完成後、北村氏から「ご褒美だよ」と作っていただいたそうです。 「あたしは、運よく原爆から逃げられたけど、被爆した人は次々に死んじゃった。 像を作ってたときは、絶対もう二度とあんなことあっちゃいけないって、 みんな一生懸命だったのよ・・・」 そうなんですよね... ご厚意で撮らせていただきました 北村西望作 聖観音像 応援ありがとうございます "^^"v Namah Samanta Vajraa Naam Canda Mahaarosana Sphotaya Huum Trat Haam Maam 紫の雲 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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