カテゴリ:名所旧跡寺院あれこれ
川西市にある、高野山真言宗『満願寺』をふらっと訪れてみました。
新西国三十三箇所観音霊場(13番)、摂津国八十八箇所(68番)、摂津国三十三ヶ所(18番)の札所となっているお寺です。 生粋の兵庫県人の自分が、「川西は大阪だったかな~??」と錯覚することがありますm(__)m...が、伊丹・宝塚とくっついたいい街です。 清荒神清澄寺や中山寺にもハイキング・登山コースでつながっていて、休日には多くの登山者の行き来があります。 満願寺への参道 このあたり一帯は、長尾山や愛宕山、中山や荒神山など多くの霊山が集中していて、過去に何度か大きな山火事があり、そのたびに無秩序な宅地開発への神の怒りと言われました。 また、西に甲山・六甲山、東に生駒山・葛城山へと信仰の道が続いています。 役行者と空海が歩んだ道でもありますね。 二つ屋根のとても珍しい山門 奈良時代に聖武天皇の命を受けて勝道上人が千手観音菩薩を本尊として創建し、後に多田源氏(清和源氏)の祖といわれる源満仲(多田神社の祭神である多田大権現)が摂津の国・多田に本拠を構えこの寺に帰依してから、歴代源氏一門の崇敬を集めたといわれています(満願寺ホームページより一部引用)。 川西市にある重要文化財の多田神社本殿 (画像はフリー百科事典『ウィキペディア』からリンク) 清和源氏といえば、大江山の酒呑童子退治で有名な源頼光や、その家来の"足柄山の金太郎"こと坂田金時がいますね。 このお寺にも、坂田金時のお墓があります。 右に阿、左に吽の両仁王像 山号は「しんしゅうざん」というそうです 扉が取り払われた開放的な金堂 この日は施餓鬼会でした 山門の仁王像は、鎌倉時代末期の作で、国の史跡である多田神社から移され、兵庫県有形文化財に指定されています。 本尊・千手観音菩薩 (満願寺HPよりリンク) ご本尊は観音堂に安置されている秘仏の千手観世音菩薩で、平安時代前期から後期の作だそうです。 こちらも兵庫県有形文化財です。 平安時代の作である金堂の聖観音と十一面観音 (満願寺HPよりリンク) 金堂には、阿弥陀如来の両脇に、見るからに古い十一面観音菩薩と聖観音菩薩が立っておられますが、厨子にも入っておられず、いかにも無造作で開放的な感じです(@_@。 この二尊も平安時代前期末の作で、共に兵庫県有形文化財に指定されています。 でも、謎ですね~ 千年以上も前の仏像が、何故か重要文化財にはなっていません! 指定を受けると面倒なので、お寺が嫌がってるのでしょうか?? ネットから記事抜粋------- 「観音堂」に祀られている本尊、「金堂」に安置されている上記仏像などは、例えば制作年代だけ見ても、これが正しければ1000年乃至それ以上経過しており、その他いろいろな面で非常に価値のあるものといわれているが、何故か重要文化財の指定はうけていない。 -------------------------------------- 毘沙門堂の毘沙門天 (満願寺HPよりリンク) さてさて、当然続きますm(__)m 南無千手観世音菩薩 南無阿弥陀如来 南無観世音菩薩 南無十一面観世音菩薩 南無毘沙門天 おん ばざら たらま きりく おん あみりた ていぜい から うん おん あろりきゃ そわか おん ろけいじんばら きりく おん べいしら まんだや そわか 応援ありがとうございます "^^"v Namah Samanta Vajraa Naam Canda Mahaarosana Sphotaya Huum Trat Haam Maam 紫の雲 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 23, 2009 09:45:16 PM
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