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2013kuronekoのミュンヘン日記

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2013.02.05
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カテゴリ:ドイツ語
VHSで今日はいつもと違う先生からドイツ語を習った。担任のバーバラ先生は風邪でお休みされたようだ。しかし・・・本日は「文法」と「発音」の洗礼だった。今日の先生は私たちがしゃべるドイツ語を、一言一句もらさずすべてひたすら矯正したのである。教室は恐怖の部屋となり、何回言い直してもうまく発音できなくて中には泣きそうになった生徒もいた。

今日の授業の内容は動詞の変形(リフレクション)だった。ver, be, miss, zer, ent, empなどで始まる動詞は非分離動詞と呼ばれ、過去分詞ではgeを用いないで変化させる。また動詞の中には不規則な活用が派生されるものがある。例えばfallen, schlafen,laufenなど母音の[a]や[au]が含まれる動詞の一部は現在形の2人称3人称でウムラウトがつく。こういう内容で動詞を主語や時制に応じて徹底的に変形させるトレーニングだった。かつ先生は、発音、文法、などなど、どんな小さな間違いも絶対に見逃さず、すべて矯正していた。

動詞の変形も頭で分かっていても、なにぶんこちらは初学者だからメモリーオーバになってしまい、かなり難しかった。おまけに先生のヒステリー・・・「もっと集中して!」「何回言ったら分かるの!」「発音が悪い!!!」「ちゃんと聞いて!!!」「リストをよく見て!」「注意が足りない!!!!!」

その先生は、外国語教育の教育手法のうちたぶん、やや専門的な話になるが「audio lingual method」という手法を用いられたのだと思う。この、「audio lingual method」とは、言語の習得を「習慣付け」と考え、学習者に徹底した繰り返しをさせて、体で言語を覚えさせる方法である。この際、学習者の産出する誤りは間違った習慣付けのもとと見なされるから、指導者がすべて矯正することになっているのが特徴だ。

さて、私も実際にそういう手法で授業を受けたのは人生で初めてだが、感想として「もう十分」である。私も矯正されてうんざりしたし、どんなに怒られてもうまく発音できなくて泣きそうになっている他の受講者を見ているのも気の毒だった。

時代はcognitive approach に向っている。学習者の産出する誤りはマイナスの習慣付けをもたらすものではなく、あくまでも学習の過程で発生し、いづれは学習者自ら気づき、自分で直せるようになる性質のものなのだ・・・





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最終更新日  2013.02.06 00:30:25
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