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2013kuronekoのミュンヘン日記

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2013.07.24
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ドイツ・ミュンヘン市では、失業手当II(Hartz-IV)で生活している家庭の方が、低所得者層の暮らしよりも豊かな生活ができるらしい(23.07.2013,TZ)。同紙によれば、Bertelsmann Stiftung調査では、ドイツの代表的な50の都市について、その都市の平均所得の60%以下の所得者層を『低所得者層』とみなし、『失業手当II受給層』との生活水準の比較を行っている。

たとえばミュンヘンでは、幼い子ども2人を育てている家族の場合、手取り月2003€以下の層が『低所得者層』に該当する。この人々が家賃994€を払うと手元に残るのは1008€になる。一方、『失業手当II受給層』では月1169€が支給されるが(23.07.2013,TZ)、この人たちの家賃は公費負担なので、手元に残る金額は『低所得者層』よりも多くなる。よって、失業手当IIの人たちの方が生活水準が高くなる。ミュンヘンやフランクフルト、フライブルグなど、地価の高い地域でこの傾向が顕著だ。


HartsIVの枠組みの中にArbeitslosengeldII(失業手当II)が含まれていて、15歳から65歳までの就業可能な失業者なら誰でも、この失業手当の受給資格がある。受給期間は6カ月間だが、手続きによって更新が可能で、事実上は長期の受給も可能である。

失業手当II受給者の2人に1人は4年以上の長期にわたって受給していて、また4人に3人は12か月以上の受給を受けている(lpb-bw.de,2013)。 またドイツ全体では4.462.346人の人が失業手当IIを受給している(statista,2013)。失業手当IIの受給期間が長引く傾向にあることなどが、問題視されている。

1ヶ月の受給額は、年齢やパートナーの有無によって決定される。夫婦2人と子供2人の場合、大体1000€前後の支給になる。現金以外の支給として、(1)最低限の健康保険と年金保険が公費でカバーされ、(2)住居費が補助されるほか、その他の雑費などの援助もある。

※現金の支給額の例
シングル= 382€
夫婦= 345€ ※一人当たり
6-13歳 =255€
5歳まで = 224€

ただし失業保険IIの受給者は、円滑な就業状態への移行を促進するため、いわゆる1ユーロジョブへの就労が義務付けられる。週30時間以下の道路掃除や社会奉仕、公園整備などの簡単な仕事で時給は1€から2€である。管轄の労働局から1ユーロジョブの仕事を指示された場合、法律で定められる特定の場合を除いて、原則断ることが認められない。ちなみに3歳以下の幼児を育てているシングルマザーの場合は、「特定の場合」に該当するので、就労の義務が免除される。

特別の理由なしにこの仕事を断った場合、30%以下への減額の対象となり、最悪の場合は住居補助手当なども含めて支給停止の措置がとられることもある。

(参考)
【lpb-bw.de】
http://www.lpb-bw.de/lpb_index.html

【statista】 http://de.statista.com/statistik/daten/studie/1396/umfrage/leistungsempfaenger-von-arbeitslosengeld-ii-jahresdurchschnittswerte/





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最終更新日  2013.07.24 07:16:30
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