カテゴリ:カラダと仲良く
何年か前の春がそろそろというこの季節、親戚の住む兵庫県の北部、日本海近くの温泉へ行った。
そこには地元の人しか来ない、でも外観からは予想も出来ないような豪華な温泉があった。露天は混浴で、山の斜面を水着着用で登りつつ、いろいろな温泉が味わえる。山々が見渡せる洞窟風呂や檜風呂、頂上には滝壺のようになったところへ上から滝のように温泉が流れ出る、というもの。 そこでたーっぷり温泉を堪能し、親戚の家で海の幸を満腹いただいた日の夜の睡眠は「落ちた」という表現がぴったり。眠りながら体の奥からほどけていった感覚は今でも憶えている。 春早い時期に質の良い温泉に入って大地のパワーをいただくと、冬の寒さで溜め込んだ緊張や固さが抜けていくんだと実感。 日本人ほどの風呂好きって他に例をみないと思うのだけれど、岡本太郎氏は日本人のこの習慣を「禊(ミソギ)」と言っていた。毎日の疲れをお風呂に入って落とす。これはずーっと日本人が大自然に感謝しながら生きてきたこと。温泉に入って「ありがたや~」なんてつぶやくオジさんの言葉にうなずけます。 今年はこの時期に温泉は難しい?かもだけど、せめて近所の銭湯(いちおう温泉)で冬の疲れを落としてこようっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 21, 2006 08:54:02 PM
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