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カテゴリ:ミャンマー
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↑ ↑ 「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、 クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * ヤンゴンより、窓と武蔵丸級のデブにプレスされ、16時間掛けて辿り着いた、 世界遺産「バガン仏教遺跡群」に接する村、ニャンウー。 そこから更に、ケツが浮く程の穴ぼこだらけの道を、 クーラーさえも付いていないポンコツワゴン車で 途中の休憩所で子どもや牛をからかいつつ、 揺られて行くこと約2時間。 標高1500mの死火山の直ぐ隣りに、忽然と現れる巨大な岩の塊。 標高は約750m。断崖絶壁の上には「どうやって建てたんだ?」 と思わずにいられない寺が黄金と白を称えて青空に映えます。 これが、ここバガン周辺の人々にとっての聖地ポッパ山です。 頂上の寺は、仏閣であると同時に、この山に住む「ナッ神(ミャンマーの 土着信仰のひとつ。日本でいう『八百万の神』のような存在で、 人々は仏陀同様に熱心にその存在を信じ、国中色んな所に祭られています)」 を祭る為に建立されたものでもあります。 ほぼ垂直に切り立った山を取り巻くように、 屋根の付いた何百段かの傾斜のキツい階段が整備されていて、 人々はそれを息を切らしながらヒーヒー登っていくわけです。 で、 ここミャンマーでは、仏閣に立ち入る際は、 回廊から靴も靴下も脱ぎ捨て裸足になるのが原則です。 勿論、このポッパ山も例外ではなく、この日頃の運動不足な体には 拷問のように堪える階段を裸足で登らなくてはなりません。 一応、階段ではありますが流石はミャンマー。 その行程の殆どの部分は大理石のタイルが敷き詰められており、 足の裏から、大理石のひんやりとした感覚が伝わり、 登るに連れて火照る体をやんわりと冷ましてくれます。 が、只ひとつ。 この参道には、もの凄く大きな問題があります。 いくら仏閣とはいえども、山は山。当たり前ですが、元は自然の一部。 故に、人間以上に幅を利かす住人がこの山には大量に住んでいます。 猿です。 参道、頂上の寺、売店、お土産屋、山の周囲にある施設全てに、 所構わず出没し我が物顔でのさばっては、喧嘩をしたり、 メシを食ったり、交尾をしたり、やりたい放題です。 まさに、正真正銘の猿山と化しています。 登山道の入り口から既に猿だらけ。 で、何が一番困るかというと、 心臓破りの階段参道の、もう、本当にそこいら中に、 地雷の如く猿のコウンが落ちていることです。 場所によっては足の踏み場も無い程の新旧様々なコウンに埋もれた 内戦直後のカンボジア並みの危険地帯さえ存在します。 一見掃除されてきれいそうに見える場所でも、 実は、水とモップでコウンが引き延ばされただけという場所も多々あります。 そして、それらの障害を切り抜けていかないと、当然頂上には辿り着けない、 言ってみれば、正に聖地巡礼の試練です。 というか、コウンを踏まずに頂上に辿り着くことは、ほぼ100%不可能です。 しかも裸足。 「フォォォオオオオオオオオオ!!!!何じゃこりゃぁぁあああああ!!!!!」 山間に悲壮な叫び声が響き渡ります。 程よく足の裏が茶色くなった頃、ようやく辿り着いた山頂からの眺めは 試練のあとだけあって、それはもう素晴らしいものがあります。 見渡す限りの深い緑。人工物なんて殆ど見えやしません。 遠くの方ではミャンマーを縦断する大河、エヤワディ川が見えます そのコーヒー色の雄大な流れは、まるで大地に寝そべる竜のようです。 日本では絶対に感じることの出来ない、大陸サイズの自然のパノラマが、 視界いっぱいに広がっています。 ミャンマーといえば、チャイティーヨのゴールデンロックですが、 それのミニチュア版のような金ぴかの落っこちそうな岩が、 ここポッパ山にもあります。 ちっちゃいチャイティーヨ=チッチャイティーヨと勝手に名付けました。 5人くらいで掛かれば、本当にそのまま 落とせそうな気がするのは気のせいでしょうか? さて、先述の通り、この山には「ナッ神」が祭られており、 一説に寄ると、この地方で一番力の強い神様だそうです。 山頂の寺に、それらしき像を発見しました。 地球の上に、馬とともに君臨する神。 カッコイイ。 金八先生似のオヤジですが。 さて、この山の「ナッ神」。 ガイドブックに寄ると「黒い服が嫌い」とのことで、 「山に入はするが、出来れば黒系の暗い色はさけた方がいい」そうです。 で、深くにもそんなことをすっかり忘れていた私は、 黒いTシャツを着て来てしまったわけなのです。 幸い、最初のニャンウーの集合場所でそのことに気付いたので、 近くにいたミャンマー人に、「そういえば、ポッパ山って 黒い服装って良くないんだよね?ちょっと着替えきたほうがいいよね?」 と聞いてみたところ、「うーん…その服なら大丈夫だよ~」と 返事が返ってきたので、「じゃー、地元の人がいうのなら大丈夫だろう」 と鵜呑みにして、そのままの服装で山を登ったのですが、 どうもそれがいけなかったようで。 12月3日の日記にも書きましたが、ミャンマーに入って以来、 カメラや三線をはじめ、私の所有する様々な備品が破損したり、紛失したり、 異常をきたしたりしてるのですが、思い返してみれば、 ポッパ山に登った後から、全てが雪崩のように起こっているのです。 どうやら、このポッパ山の「ナッ神」の逆鱗に触れてしまったようです。 そりゃー、色んなろくでもないことが起こるわけだ。 いやいや、言い伝えや迷信って、本当にバカに出来ないですね。 「ナッ神」恐るべし。 皆さんも、聖地に立ち入る際は、用法用量をよく読んで、 正しく入域するように注意下さい。 でないと、痛い目にあいますよ。 全然関係ないですが、最後に参道の途中で見掛けた ミャンマーの民族衣装を身に纏う黄金に輝く麻生内閣総理大臣をご覧下さい。 * * * * * 今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、 堀明則さんのブログです。 香港で起業した社長の和僑のススメBlog その堀氏が経営する会社のサイトです。 【ホープウィル投資管理株式会社】 マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業 Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd. +++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。 香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++ ありがとうございます!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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