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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2006年11月27日
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カテゴリ:すぽこん野郎
 思いッきし手前味噌で悪いのだが、土日は、競馬三昧のまだまだ覚りにはほど遠い、未熟な中年の私なのだが、1口馬主というのをやっていて、わが出資馬のアロンダイトが、なんとG1を勝ってしまったのでR。

 前々日から、職場で嫌なこと不幸の連続だったので、密かに、今週は、まさか、神様が、この馬を勝たせてくれる前兆なのかと思い、不幸にもめげずにとにかく明るく積極的に振る舞ったのである。忍耐!、忍耐!!の連続だった。

 しかし、利益を求めて、行うのは、愚の骨頂なので、取らぬ狸の皮算用はできるだけ避けた!

 たとえ、アロンダイトが、不甲斐ない成績に終わろうとも、人として忍耐に尽くそうと一応、心に決め振る舞ったのでR。普段の私だったら、キレていたように思われる。私は、それなりに忍耐のある方だと一応自負はしている、人を騙す位の非人情であるなら、騙された方が人情であると愚かにも信仰しているのである。それだけの覚悟はしていたつもりであった!

 それが伝わったのかどうかは神のみぞ知るところだが、アロンダイトがゴール板を一着で通過したときは、まさかというか、歓喜一杯であった!

 口取りに向かうなか、同じ出資者と喜びを分かち合ったことはいうまでもない。どこか、狐につままれた心境であった!出資者とこの喜びを分かち合う瞬間は、1口馬主の醍醐味といってよい。それは正に、幸福感を全てで分かち合う瞬間だからだ!

 やはり、幸福は皆で分かち合うべきものなのだ!

 競馬の世界では、確かに敗者の上に、勝者が築かれている。敗者の前で、喜ぶのは、よくないだろう。この点は反省の余地を残すものだろう。

 しかし、この馬と共に歩んだ出資者の心意気が皆共通のものを持つ点で、ある程度、単なる1レースのみの付き合いの周囲の人には理解され、許されるのではないかと思う。それでも他の馬主さんには申し訳ないが…、なにしろデビュー戦は散々で、ビリに近い二桁着順の馬が、どうみても、当初、出資して失敗したと思ったものだからだ。

 いうなれば、最たる負け組の馬だったのである。

 負け組の馬が、舞台が芝からダートに変わり3戦目で、少しいいところみせた。その後4戦目で、後藤騎手に手綱が変わり、一気に、素質が開花した。

 人間に相性があるように、馬と人にも相性があることはいうまでもない。恐らく、後藤騎手に巡り遭わなければ、このアロンダイトのその後の5連勝という金字塔もなかっただろう。

 相性というのは、非常に重要ないわば人生の調味料といえる。

 アロンダイトも後藤騎手から学び、後藤騎手もアロンダイトから何かを学んだように思われるからである。

 競馬の世界には、人馬一体でなければ、G1レースを勝てないという格言がある。私は、これは真実だと思う。相性がよくなければ、お互いに信頼し、自らを犠牲にし合えないからである。

 信じるものは救われる。

 私も、密かに、前々日からの不幸を、幸福をもたらす予感と信じていた。しかし、同時に、まさか、そんなという気持ちもあり、その気持ちを諌めていてもいた。

 不幸と幸は、糾える縄の如し

 ゴールの瞬間、不幸が幸につながるものという霊感を感じた! 
 そして、口取りのとき、それが確信に変わった。なぜなら、同じ出資者のなかに、なぜか、このところ、自分は非常にツイていると言っていた人がいたからである。

 そのような神々の全ての配慮の元に、アロンダイトがジャパンカップダートというダート日本一の国際レースを勝利したのである!

 厩務員と調教師が涙ながらに握手していた光景をみて、馬の調教の大変さが身に染みて実感できた。G1という頂点でこそ、それは流せる神聖な涙なのである。

 何もかもが走馬灯のように、喜びに変わった瞬間である。

 私は、密かに、神々に感謝した! サッカー選手のビスマルクがゴールを決めて、お祈りするポーズを真似て密かに行った。

 次の朝、早速スポーツ紙を買い漁ったのだが、一番人気で2着のシーキングザダイヤの有名ジョッキー武豊騎手のコメントが気にかかった。

 逃げ馬が内を開けて、その内をアロンダイトが突いて出たのが、敗因というようなコメントだったが、これには、物凄いショックを受けた!

 なぜ、ショックを受けたかというと、内を開けた騎手の立場を思いやっていない発言だからである。勝負である以上、騎手なら、内を開けたくはないのは当然だろう。ましてやG1なのである。武豊騎手はいつも人気馬に乗っているから、この逃げ馬の騎手の気持ちに鈍感になっているのではないかと思ったのである。少々天狗になっている感がみられた!

 これは確かにわがアロンダイトを自己贔屓にみている点もあるだろうが、それなら、同じ逃げ馬に乗って内を開けないようなレースをした実績から言ってほしいと思う、少なくとも、自分がこの逃げ馬の騎手ならば、多少、下手に映ったとしても、このようなことをいわれたら、いつか、みていろと思うはずである。

 確かに、武豊騎手の騎乗には隙のない天才性を感じさせるが、私が尊敬するデットーリ騎手は、流石に、一流騎手が必要なことに、敗因したときのコメントといっている。武豊騎手は、確かに一流であるが、超一流を目指して欲しいと思う。このコメントは負けず嫌いの上り坂の若い騎手には、通用するが、岡部騎手なき後、日本を背負う騎手には、無駄な発言だと思う。

 馬主ならば、心底、誰もが武豊騎手に乗って欲しいと思っているわけなのだから、武豊騎手は、馬主におべっかする必要はないのである。馬に乗せるのではなく、馬が乗せる存在なのだから、ダメなときは、馬がダメだとはっきり言った方がいいだろう。

 競り合いで負ける馬は、いかに展開で勝とうが、所詮実力ではないのである。だから、ディープインパクトのような馬こそ、似つかわしいのである。武豊騎手にはプライドをもった発言をしてほしいように思った。技術ではデットーリ騎手と同等なので、後は社交性のエレガントさを身につけるときであろう。
 
 私といえば、あまりに善い事がおきたせいで、その後、更に不幸の連続が襲いつつある日々である。幸福というのは、ある意味、怖いものでR。





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Last updated  2006年11月28日 00時50分12秒
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