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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2011年07月13日
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カテゴリ:軟弱日本を斬る!
 人智学では、現代は、暗黒の悪徳、つまりカリ・ユガの時代とされている。叡智が失われて、暗くなっているからである。学問や哲学は、もはや、人間や、人生の意味を照らし出さなくなってしまったからである。

 ただ家畜のように生き、死ぬからである。

 三種の神器のなかに、マナの壺というものがある。マネー、つまり、お金の語源となったものだが、この壺から、取り出して使ってもなくならず、かえって益々増えるものという言い伝えがある。

 お金は、使えばなくなるが、お金の本来の意味は、社会的な信用である。交換社会では、交換するものの基準、つまり信用が重要なのだから、お金に、本来の信用があれば、使えば使うほど、益々、増えていくものとなるわけである。

 この信用を、つまり貨幣換算が、自由に変化するのが、変動相場である。20世紀の人類の罪の1つは、信用を変動相場にしてしまったことだろう!

 それは、いまや、米国政府が信用を回復するには、デフォルトするしかなくなった事情からもわかる。

 しかし、信用だけでは、本来のマナの壺の意味ではない。

 使ってもなくならず、かえって増えるものとは、よくナゾナゾに出される問いだが、その答えは、人間の「能力」なのである。

 人間は、能力を開発するために、生まれてきたといってもよいだろう。

 どんな能力を開発するかは、自由で、個人の意志に委ねられている。

 そこがややこしいところでもあり、また素晴らしいところでもある。

 かのソクラテスが、魂の配慮ということを述べている。

 それは、「人は身体や金銭のことよりは、魂が出来るだけ優れたものになるように配慮するべきである」というものである。  

 私は、この意味を、人間の能力と捉えている。能力を高めるには、トラブルが一番である。しかも、なるべく独力で解決するのがよいだろう。

 しかし、現代人の多くは、独力を回避し、他人さえも利用しようとする。

 それでは、何のために生まれてきたのか、わからない。他人を利用するのも能力のうちだが、他人がいなければ、はじまらないので、もはや、自分を失ってしまう。

 第一、人間は皆平等であるという原則に反し、利用すれば、利用されるので、忽ち闘争へと発展してしまうわけである。

 この状態が、家畜なのである。何のために、脳があるのか、何のために思考能力があるのか、宝の持ち腐れであろう。
 
 さて、このような現代人の特徴を、遙か昔の古代では既に、カリ・ユガの時代として予言されていたことは、非常に驚きである。

 以下のウィキペディアから抜粋する。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%82%AC

 支配者に関して

 1)支配者は理性を欠くようになり、不公平に税金を徴収するようになる。

 2)支配者はもはや崇高であることや、被統治者を保護することを義務だと思わなくなる。彼らは世界にとって危険な存在となる。

 3)人々はコムギやオオムギが主食であるような地域を探し、そこに移住を始める。しかしその一方で、彼らは自分たちのものを好んでいるので、そのために自分たちの生活を犠牲にする。

 人間との関係

 A)七つの大罪や復讐が普通に行われる。人々はお互いに強い憎しみをあからさまに示すようになる。

 B)法は忘れ去られていく。

 C)人々は正当化できない殺人について考え始め、そしてそれが悪いことだと考えなくなる。

 D)性欲は社会的に容認されるものと見なされ、セイ(性)行為こそが人生において最も必要なことであると考える。

 E)善意が衰えていき、犯罪が飛躍的に増加する。

 F)人々は直後に破るためだけに誓いを立てる。

 G)人々は酒と薬物に溺れる。

 H)男は自分たちの仕事のストレスが大きいことを自覚し、仕事から逃亡するためひきこもる。

 I)グル(導師)はもはや尊敬されなくなり、彼らの弟子たちは師を痛めつけようと試みる。彼らの教えは侮辱され、カマ(官能的な欲望)の信奉者は全ての人間から心の制御を奪い取る。

 J)バラモンは学ばれることも尊敬されることもなく、クシャトリヤは勇敢ではなく、ヴァイシャは公平でなくなり、シュードラは正直でなく、彼らの義務や他のカーストに対して謙虚でなくなる。
 
 以上だが、驚くほど、現代人の特徴を言い表している。

 1)などは、いまの菅政権である。

 2)などは、北朝鮮、中東、アフリカの独裁国、アメリカ、中国、ロシアが当てはまりつつある。

 3)は漠然としているが、「コムギ、オオムギ」を「快楽」に置き換えれば、意味が通る。つまり、快楽を求めて移住するが、日常の生活を離れることはできないので、それを犠牲にする、という意味になる。

 A)の7つの大罪とは、「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」である。「復讐」とあわせて、現代人の特徴がよくわかる。

 B)の法とは、一般的に、道徳である。道徳よりも金儲けを現代人は優先している。

 C)の正当化できない殺人の端的な例は、自殺だろう。自殺は列記とした殺人だが、自分の命を自分が所有しているという錯覚が、現代人の特徴なので、悪いことだと考えなくなる。つまり殺人を、あれこれと理屈づけして、正当化するようになる。

 D)性欲を刺激する媒体が、社会に氾濫している。道徳よりも金儲けが優先されるせいである。つまり、現代人は、中身よりも外見を美化すること、つまり嘘、偽りで、他者を騙すことに力を注いでいるわけである。

 E)は、もはや現代人の特徴で、代名詞となっている。犯罪が増発しているので、あれこれ理屈付けして、犯罪とみなされない現象までおきている。例えば、東電の事故など。

 F)は、契約だが、もはや破るためのものになっている。例えば、原発の安全神話や、原発事故のストレステストなど。「想定外」としている事故をどうしてテストできるのか、不思議でもある。事故の元となる原発をつくらなければよいだけである。事故にならないものをつくるのが技術の基本である。 

 G)は、もはや現代人の代名詞。薬物に溺れるのは、魂を磨かずに、依存心がいかに大きいかを現している。

 H)については、古代書に、既にニート、引き篭もりが記述されているとは驚きである。

 I)は、新興宗教や教育崩壊のことだろう。

 J)は、社会規律や社会風紀の乱れのことだろう。

 これらは、ギーターと関係の深いマハーバーラタに書かれていることなので、人智学でいうポストアトランティス時代の第3文化期後期、もしくは第4文化期初頭の話なのだろう。

 だとすると、古代アトランティス時代が、約1万年前に終焉したので、大体、1つの文化期が2千年続くとすると、約3千年前の話となる。つまり、3千年後の予言をしたことになる。

 そこで、カリ・ユガの時代はいつまで続くのか、が問題だが、シュタイナーは、年月は、次第にはやく経過するようになるようなことをいっているので、マハーバーラタのときの換算では、43万2000年であっても、それは当時の人間の意識を土台とした換算なので、現代人の、覚醒意識による換算とは異なるわけである。

 ちなみに、シュタイナーは、20世紀以後に、カリ・ユガの終焉がみられるようになるともいっている。

 つまり、次の水瓶座のアクエリアスの時代の始まりが、カリ・ユガの終焉に思われる。大体2030年頃に思われている。
 
 その救世主であるカルキは、クリシュナの化身だが、人智学でいうなら、キリストであり、既に、エーテル体で、地球上に現れ、活動しているというわけで、霊的器官を開発し、霊視能力を手に入れた現代人、つまり覚醒意識を断念し、捨てた現代人には、白馬に乗って現れるのがみえるのだろう。

 恐らく、生命の樹が、実は、人間の神経組織だったように、この救世主は、将来、人体のなかにできる新しい神経組織なのではないか?と思われる。

 今のところ、私は、心臓のなかに、新しい神経組織ができるのではないか?と予想している。

 心臓を制御できると、人間は感情を制御できるようになるらしい。逆にいえば、感情の制御が不得手の人間は、心筋梗塞に罹り易いわけである。

 また心臓は、人体のなかの、生命の樹でいう上方の枝や葉の、つまり手足を動かす源に思えるからである。脳は、生命の樹でいえば、下方の根にあたるからである。心臓でなければ、生命の樹の位置からすれば、生殖器かもしれない。





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Last updated  2011年07月13日 16時55分33秒
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