一昔前の自分の世代だったら、夏に聴きたくなる聴きたい音楽と言ったら、フュージョン系だったりレゲエだったりしたのだけど、現世代にはそれにヒップホップが入ってこないとアピール出来ないのかなと思ってしまう。
【
デフ・テック】というインディーズ系の日本のバンドが昨年大ブレイクして、最近新譜が発売されました。またまた売れているみたいでオリコンのアルバムチャートでも1位になったのかな?
ヒップホップ+レゲエ+ハワイアン=
ジャワイアン・レゲエという新語を生み出してしまったぐらい地位を確立してしまったようです。
『Lokahi Lani』は彼らのセカンドアルバムで5曲入りのミニアルバムです。実はこれ、私が買ったわけではなくて、家にあった(他の家族が買って聴いているという事)ので拝借して聴いております。
なかなか良くできています。特に「Lokahi Lani」「In Outside」「Deep Blue」の3曲が気に入った。
爽やかな「Lokahi Lani」。ハワイアン風味のアコースティック・ギターが心地良い。女性コーラスとからむ、ラップもセンスの高さを感じます。テンポの速い「In Outside」、早口の英語と日本語がからむラップにディスコ調のリズムが盛り上がります。ギターがフュージョン系リフでかっこいい。
「Deep Blue」は圧巻です。嵐が吹き荒れる前のインドネシアの不気味な海を描いている。
世紀末を予見させるかのような静寂感から、ヘヴィー・ロックへとギアチェンジ。地球への警笛は鳴らされたのだった。
《Deep Blue》
♪いつもより少し早く起きた朝 そうここはインドネシア
なまぬるい嵐が吹く あたたかい道をゆく
仕事のひどい疲れを癒すため海に向かって誘う風
今まで見たこともないような空の色と異様な模様の雲
なんだか胸騒ぎがするけど 気のせい まさかねぇ
生きている間 人はみな争い合い 疑いまた奪い合い
死んだら何も残りはしない わかっているのにやめられない
痛い 喉乾いたけど水はない 食べ物もない
誰にも助けには来ない
なのに 何を 僕は ただ待っていたんだろうか♪
「Deep Blue」を聴けばこのバンドが単なるトロピカルなムード音楽だけをやる人達でないことが分かる。
日本のバンドも色んな音楽を吸収して、洗練されて研ぎ澄まされていくんですねぇ。たいしたもんだなぁ。(Shenさんはハワイ出身ですか)
サードアルバム買おうかな。(笑)
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