《オアシスのノエル・ギャラガーが個人的にUKツアーのオープニング・アクトのオファー!ブルックリンを拠点に活動する正真正銘の5ピース・ロックンロール・バンド。新人であるにも関わらずオアシス、ザ・バンド、ニール・ヤング、キングス・オブ・レオン、ザ・ラカンターズ等超ビッグネームとツアーを回るなど常に注目を集める彼ら!今作はテキサスでレコーディングされアンディ・ウォレスの右腕として偉才を放つジョン・オマホニー(コールドプレイ、カサビアン)によってミックスされた骨太で生粋のロックンロール・アルバム!!》~HMVより~
さて、12月頃からヘヴィローテーションで聴いているお気に入りのアルバムです。ヴォーカルがスウェーデン人で、ベーシストがロンドン出身。その2人を中心にして米ブルックリンで5人組として結成、デヴューしたバンドです。
日本盤は発売延期になってしまったようで、残念ながら輸入盤でしか手に入らないようですが、早く皆に聴いて貰いたいなと思います。
ヴォーカルが北欧らしくハイトーンヴォイスなのが魅力です。そう【ミュー】なんかが好きな人は多分ストライクじゃないでしょうか。テンション高めでドラマチックな展開は、ミューにも近いし。
ギターサウンドは結構轟音に近く、シューゲイザー的要素もあります。「TAKING CONTROL」あたりが特徴的。奏法的にはクラシックスタイルの伸びやキレ、リフもあるので、
ハードロックやプログレ好きにも支持されそうな気もする。ビブラートが掛かり透明度の高いヴォーカルもたまらないです。正に鳥肌ものです。
北欧ギターロックやUKギターロックが基本にありながら、
カントリーロックからの影響が感じられる。「OLD MAN CHICAGO」辺りを先に聴いてしまうと、USの南部のバンドだと勘違いしてしまうくらい。【ザ・バンド】【ニール・ヤング】に支持される理由が分かるというものです。ブルックリンを拠点に活動すると言うことは、このままカントリー味を含むギターロック路線で行くのでしょうね。
そうかと思うと、
曲調は多分に神秘的でダークで深遠。パターン化されていないため、飽きないです。この辺りはプロデューサージョン・オマホニーの色があるかもしれない。「RISE FROM THE SHADOWS」とか。正に音楽通好みのギターロックだなぁと思う。流石ノエル・ギャラガー、お目が高い!(笑)
メンバーのルックスも見事にバラバラ(カントリー風ありのハードロック風ありのエモ風ありの)で、国籍不明ぽいです。外観上の分かりにくさで、スルーしてしまったら勿体ない、そんなバンド、アルバータ・クロスを聴きませう。
Alberta Cross / Broken Side Of Time