《British Sea Powerのイーモン・ハミルトンが、Electric Soft Paradeのホワイト兄弟と組んだバンド、ブレイクス、待望のサード・アルバム登場!プロデューサーにポール・サヴェージ(exザ・デルガドス)を迎え、モグワイのレコーディングでも知られるChem 19 Studiosにてレコーディング。UKロック好きにはたまらない、ハード・ドライビン・ギター・サウンド満載!》~HMVより~
BRAKESはBRAKESであってTHE BRAKESではない。。。。
のっけから訳の分からない書き方していますが……。
いや実は元ブリティッシュ・シー・パワーとエレクトリック・ソフト・パレードのメンバーが結成したバンドという事で、ずっと気になっていたバンドですが(両バンドとも大好きなので)、マイスペースでチェックしたところ、全然イメージの違う音を出すバンドTHE BRAKESしか検索に引っかからなかった。実はこれフィラデルフィアの同名の別バンドでした。
目当てのBRAKESは改名して(THE BRAKESから訴えられたらしい)BRAKES BRAKES BRAKESにしたそうですが、アルバムはまだBRAKESのままですね。(笑)まぁ、間違えずにアルバムも買えたので、どっちでも良いのですが……。
期待通りの出来。
捨て曲無しのギターアルバムに久々出会った感じです。インディ感はそれほどありません。1曲目の「TWO SHOCKS」を聴けば分かるけど、コーラスワークが並のギターバンドのそれではない。そしてメリハリ感たっぷりのうねるギターサウンドと明瞭なベースラインも最高。ダイナミックで振幅の激しい曲調、
ドライブ感は興奮ものです。UKよりも一昔前のアメリカンロック的要素もあります。【ブルー・オイスター・カルト】とか好きな人にもお勧めしておこうかな。(笑)
ヴォーカルの声の質において、ギターポップにも違和感は無し。「WARRY ABOUT IT LATER」で堪能出来ます。
牧歌的なフォークチューンの「ETERNAL RETURN」は70年代ウエストコースト的な味わい。
【ファウンテインズ・オブ・ウェイン】を想起させる楽しさ満開のパワーポップチューンの「ANCIENT MYSTERIES」も最高。
日本盤はボーナストラックが15曲(うち、ライヴトラックが13曲)もあります。買うなら絶対日本盤ですね。
案外王道ロックンロール路線なのは、曲の良さがあってこそ。ライヴが見てみたいバンドがまた1つ増えました。
Brakes / Touchdown