コノスル ピノ・ノワール レゼルバ vt 2007
Cono Sur Reserve Pinot Noir 2007
チリのピノ・ノアール。いわゆる新世界物。どういうイメージがあるでしょう?
ひとついえることは、今現在、新世界のピノ・ノアールを語るなら、コノスルは外せない。まだまだ化けそうです。
今宵のワインは南半球、チリよりコノスルのピノ・ノアール種のワイン。実は、ピノ・ノワールの生産量では、世界で5本の指に入るほどの成長を遂げているのが「コノスル」。
ブルゴーニュの伝統的手法、最新のテクノロジー、そしてチリのテロワールを融合させて生み出した、「OCIO オシオ」が世界に衝撃を与えたのは記憶に新しい。
Cono Sur Reserve Pinot Noir vt 2007
コノスル ピノ・ノワール レゼルバ vt 2007
〈品種〉:ピノ・ノアール100% 赤750ml
コ ノスルがチリNo.1のピノノワールをつくることを目指し、1999年に発足した「ピノ・ノワール・プロジェクト」。
ブルゴーニュのドメーヌ・ジャック・プリュールの醸造責任者、マルタン・プリュール氏を担ぎだし、コノスルの最高級ピノ・ノワール、「オシオ OCIO」。世界中で引く手あまた。品薄状態です。
コノスルは、いまやチ リNo.1ピノ・ノワール生産者といってもいいでしょう。
南米のピノ・ノアールのワイン、いかがでしょう?
ワインの感想 (impression)
コノスルはシリーズ展開が豊か。ただし、シリーズが短期間で構成が変わるのが悩ましいところ(笑)。手軽に楽しめるヴァラエタル・シリーズは買い得感が高い。
ただし、個人的におススメは、このレゼルヴァ・シリーズ。以前ならヴィジョン・シリーズをおススメしたかったが、どうやら無くなってしまったらしい。ついいで20バレル・シリーズでしょう。
- 栓は、合理的な発想のスクリュー・キャップ。
- 香りは、苺やチェリー系の果実香が中心。微かな腐葉土のような香りが、複雑性を与えている。煙草やナッツの香りが若干スパイシーな感じ。
- 味わいは、豊富な酸味とタンニン、アルコール度数のある、がっしりとした構成。どちらかというと、こなれた酸味とタンニンがあり、エレガントでスタイリッシュ系という表現がなるほど。ボリューム感がある。
- いわゆる低価格帯のピノ・ノアールにありがちな果実実が過熟した感じはない。
- 余韻はアルコール感で長め。
- レゼルバ・シリーズは、より良い条件の畑を選び、果実の凝縮感と複雑さを求めたシリーズ。樹齢の高い木から得られる葡萄を、収量制限することでさらに凝縮感を高め、全て丁寧に手摘みで収穫します。
- フレンチオークバリックで樽熟成し、より複雑で深みのある優雅な味わいに仕上げています。製法90%をミディアムトーストのフレンチオーク樽、10%をインナーステーヴのステンレスタンクで10ヶ月熟成しています。
- 葡萄品種 ピノ・ノアール100% (自社畑産100%)
ワインの評価 (evaluation)
値段を考えると、フィネスは高い・・・というべきでしょう。アルコール度数が14度ということもあり、引き締まった感じの仕上がりのワイン。過熟の感じはありません。結構濃厚な感じです。どちらかというとブルゴ系・・・でしょうか?
- ☆ 評価 ☆ >>評価の詳細 良 (80~83) good 【 2008.7.30現在 】
- (奥さん評価 83/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-10+50 = 83
- (ポポの評価 82/100 点) 1-5,2-6,3-6,4-5,5-10+50 = 82
- うちの奥さんにいわせると『 うん。美味しいとおもう。思ったより、きりっとした感じのワイン。引き締まった感じ?』
ワインの雑学 ( Cono Sur コノスル )
コノスル・ヴィンヤーズ&ワイナリーは1993年に、新世界のワインのスピリッツを伝える、革新的なプレミアムワインを造る目的で設立されました。葡萄畑があったところが、もとは川底であった為、水捌けの良い礫層に恵まれ、また肥沃な土壌と穏やかな気候に恵まれています。
コノスルのワインは一般に果実味にあふれ、力強さとエレガンスさを感じさせる味わいのワインを造っています。カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールを中心に高い評価を得ており、最近はメルロー、ゲヴェルツ種の評価が高まっています。
最後までありがとう!So long !
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