アイアン ストーン カベルネ フラン vt 2004 【再評価】
IRON STONE " CABERNET FRANC " vt 2004
アイアンストーンのワインは、今まで結構取り上げています。それぞれコストパフォーマンスが高く、好印象のワイン続き嬉しい限りですね! (カベルネ・フラン、ジンファンデル、プティシラー、メルロー、シラーなど)。今日は再評価です。
今日から仕事場は盆休みです。残念ながら、あまり長い休みではないですが…でも久しぶりの休みなので嬉しい !!
…ということで、昨夜早速!? 東野圭吾の” 容疑者Xの献身 ” 読んじゃいました。400Pくらいの小説ですが直木賞受賞、もうすぐ映画の公開ということでタイムリー!?
IRON STONE "CABERNET FRANC" vt 2004
品種: カベルネ・フラン90%、メルロー9%、カベルネ・ソーヴィニヨン1%
カリフォルニアワインでコスト・パフォーマンスの高さでは有名なワイン・シリーズ。ワイン王国などでも良く取り上げられていますね。
通常このクラス(価格帯)は3~5年が飲み頃とされています。
カベルネ・フランが90%以上のこのワイン…いかに?
ワインの感想 (impression)
結論からいうと…うまいです。 このクラスのカベルネ・フランのワインではベストかも!?二日目でも予想通り、ほとんど変わりません。
もうお馴染みの方は、安心して飲んでいただけます。そして、初めて飲まれる方はきっと驚きます!
この作り手のワインは、色を見てもらえばわかりますが、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたタンニンの強いワインではありません。…が、果実感やボディは見た目より重め。ブラインドだと、ボルドーのブルジョア級と答えそうなワインでした。
- 瓶の形はオールドスタイルで、上げ底のしっかりあるタイプ。好み。
- 合成コルク。多少味わいには欠けるが…様式美はある。
- 色合いは、エッジにレンガ色をかんじる、明るめのルビー色。
- 香り立ちは強くはないが、凝縮した果実感や甘草、スモーキーなニュアンスもあり。この作り手の傾向で、カベルネ・フランの特徴・・・ピーマンしてない(笑)。
- 味わいは、ボルドーのワインを彷彿させる熟成感。果実感は控えめだが厚みが有る。。タンニンはシルキー。この価格帯の、カベルネ・フランという葡萄からつくられたワインとは思えない。凝縮された果実感が甘さを感じさせる。酸味とタンニン,アルコールのバランスは高い。度数は13・5度だがミディアムボディに感じる。
- 余韻は細かなタンニンとアルコール感。長くはないが、バランスはとれている。
- まあ、並のカベルネ・フランではありません。凝集された糖度の感じは、柔らかなタンニンとともに品さえ感じさせます。
ワインの評価 (evaluation)
しかし、アイアンストーン 恐るべし。アイアンストーン・カベルネフランはおおよそ$10です。考えられませんよね。 まだ、飲んだ事のない方は一度飲むべきかもしれません・・・
カベルネフラン、ジンファンデル、プティシラー、メルロー、シラー・・・今のところ、はずしがないですね。皆、それぞれに魅力がある。価格を考えると凄いですね。
- 奥さん曰く ” うん。これは美味しいね。くどくない品のある甘さがいいワイン。アイアンストーンに外しナシ(笑)!”
- ☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【 8/12/08現在 】
- (奥さん評価 88/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-7,5-12 +50 =88
- (ポポの評価 87/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-6,5-12 +50 =87
- 【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP
一つアドバイス…アイアンストーンのワイン(赤)を選ぶときは、可能であれば、VTより5年以上経過したものをおススメします。
今回のカベルネ・フランは、今年VT2000も飲んでますが、まだまだ美味しくなりそうでした。