人は誰でも別れ、離れ、1人になる。そして誰にも静かな時間がやってくる。喧騒が消え孤独が友となる。1人の時をじっと味わう。人生こんな楽しみもあったのだと、気づく。大切な人が消えていく。悲しみが通り過ぎたらひとりもいいものだと、思った。(伊集院静、大人の流儀10) 新型コロナウィルスがもたらした新しい日常の1つが会食の回避です。ならば1人で外食をという状況に、どんな楽しみを見出すのか。漫画『孤独のグルメ』が今人気です。1人で外食をする楽しみは何でしょう。京都で過ごした学生時代、食事はいつも1人で定食屋に行っていました。そして夜は大衆浴場に出かけ気分転換をするのが、学生たちの普通の生活でした。『孤独のグルメ、原作:久住昌之』は1994年から96年に書かれた漫画です。その後テレビ東京で連続ドラマ化して長寿シリーズになっています。主演は松重豊です。
良く晴れたいい天気の日曜日でした。富山市駅北にある環水公園の周りをゆっくり散策し、お昼は自遊館1階のレストランでランチを食べました。1人で来ている女性も何人かいました。食べたのはブリの竜田揚げです。竜田揚げとは「肉や魚などに下味をつけ、衣(主に片栗粉)には下味をつけないで揚げるという調理方法です。中国や韓国では1人で食事をする習慣がありませんでしたが、『孤独のグルメ』が放送されるようになってから1人で外食する人が増えてきたそうです。