現地妻とは、正妻がいる自宅・地元とは別の土地でのみ成立するようになった女性関係です。裕福かつ地元を離れている期間の長い職業の男性が作ることが多い(船乗り、貿易商人、外交官など)とされます。ここ富山の売薬さんもそうです。怒った奥さんが、いつも売薬業についていくようになった話をよく聞きました。自身の地元にばれることなく愛人関係を作れる反面、もし地元に追っかけて来られた時には修羅場に突入する可能性が大きいです。 妾とは、専ら肉体関係を共にし、妻を持つ男性から経済的援助を受ける女性という意味です。二号、側室も同じ意味です。近年は“パパ活”と称して愛人契約する相手を募集する事がSNS上で行われています。同じ字でも、中国では配偶者、韓国では交際相手の意味になるそうです。
妾は目を掛けて世話をすることに由来する語で、本来は「目掛け」と書きます。「めかけ」は中世末期から見られる語で、同じ時代には、手を掛けて愛することから「てかけ」という言葉もあったそうです。漢字の「妾」は、「立」と「女」ではなく、「辛」と「女」が合わさった字です。「辛」は捕虜や罪人に入れ墨のしるしをつけることを示し、「妾」は入れ墨をした女奴隷の意味する漢字です。いまは「めかけ」の当て字として「妾」が用いられるようになりました。