カテゴリ:医学
先天性水腎症は超音波検査のない時代は腹部腫瘤で発見されましたが、近年は周産期から乳児期に、超音波検査により偶然発見されることが増加しています。
超音波所見以外に異常がないので無症候性水腎症と呼ばれ、分類されて治療方針が定まっています。Grade 1 と2 では、尿路感染症を合併しなければ6 か月から3 年で9 割が自然改善します。 胎児超音波検査の技術の進歩により、精度が増し、頭部であれば水頭症、胸部であれば心奇形・横隔膜ヘルニア、腹部では上部消化管閉鎖、臍帯ヘルニア・水腎症が早期診断され、治療につながります。 一方では、超音波で異常でも経過をみると自然治癒する無症候性水腎症があり、過剰な検査治療が行われる危険性があり、ガイドラインが作成されました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 25, 2024 08:52:58 PM
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