羅漢寺山(弥三郎岳) 2019.3.31
中央高速自動道の双葉SAスマートICを下りて県道27号を北に向かった。マイカーを山梨県甲斐市の獅子平の駐車スペース(3台程度しか置けない)に駐車する。下山は、パノラマ台からじきに右のロープウェー仙娥滝駅への下山道を見送って左のゆるい登りから始まる自然観察路に入り下福沢経由で亀沢川に沿って県道27号を2キロ下流に歩きスタート地点に戻る。周回コースである。獅子平の集落入口の駐車場。狭いので置いてもせいぜい3台程度だ~亀沢川に架かる橋を渡り、小高い集落を抜ければ簡易舗装の道路から山道に出る。まもなく出るT字路。右に行けば長瀞橋へ、次回は長瀞橋の市営駐車場から登りこの地点を通過しパノラマ台から山頂往復のあとロープウェー仙娥滝駅(麓駅)への山道を下り昇仙峡の観光巡りをしながら舗装路を散策して長瀞橋へ戻るという周回コースをとってみたい!近くの「太刀の抜石」へ寄ってみる。あのてっぺんまで登ったらさぞかし見晴らしがいいだろうと思ったが悲しいかな自信がない!最近とくにバランス感覚が悪くなったのに加え、北からの風が大変強くて危険とみて止めた~メインルートに戻って数分で左手に白山みはらし台の案内板あり。寄ってみる。一面の白砂で白州の日向山に似たイメージだ。遠くに見えるのは鳳凰三山だ~北側には茅ケ岳、太刀岡山が、、ここからはほとんどトラバースで歩きやすい山道が続く~まだ芽吹きさえない雑木林に明るい陽が差し込む!こんな早春の風情がなんともいい!たまに見るのは淡い黄色の花が咲いているアブラチャン(クスノキ科)くらいのものだ。至福の時間である~再び登山道に戻ってしばらく行くと右手に「白砂山へ」の標識あり。ここも寄ってみる。10分ほどで白砂山に着いた。パノラマ台や羅漢寺山の山頂が目の前に広がる。覚円峰や鎧岩の奇岩が眼前にそびえるこの眺めはまさに絶景である!前を行く見知らぬ中年夫婦?を入れて撮る。あえて人物を入れたほうがリアルになるか~スパっと切れ落ちた奇岩・覚円峰このピークが羅漢寺山の山頂なんだ。甲府盆地や櫛形山を遠望。強風でバランスを崩しそうだ!ゆっくりしたい所だが早々に稜線に戻る。最後のやや急な登りが終われば八雲神社の裏手に出た。パノラマ台に到着だ。ここは広場になっており、昇仙峡ロープウェーの山頂駅がある。したがって観光客が滅茶苦茶多い!軽トラックが1台。金桜神社から続いている林道を走ってきたようである。無論、一般車は通行不可なんだろうネ~このパノラマ台に羅漢寺山の標識があるんだけど、本当の山頂はここから東へ15分のところにあり。当然そこを目指す!山頂に行く途中からの展望もいい!眼下に能泉湖(荒川ダム)と後方の中津森。山頂直下は、花崗岩を攀じる。鎖場と削った足場がなければ登れないところである~羅漢寺山(弥三郎岳)1058mの山頂に到着。途中で寄り道した白砂山を見下ろす。山頂には、二つの大きな丸い岩が並ぶ。ここでヨガのポーズ(開脚前屈)をとり,ペタッと岩に這いつくばる写真を撮るつもりで三脚まで持参したが、突風性の風が吹きまくってそれどころではない!しっかりと足を踏ん張って証拠写真を~運よく登ってきた観光客さんに撮ってもらったんだヨ~隣の大岩に立つ三等三角点の標石。茅ケ岳(左)と手前の山は去年の今頃だったか登った太刀岡山。数年前に観音峠から女房と行った曲岳(左)と黒富士(右)強風と寒さで下山する。頂上直下の岩の間に山の名前になっている酒仙弥三郎を祭った小さな祠がある。下りながら、見える奥秩父の金峰山をズームアップ!南アルプス・甲斐駒ケ岳が時々姿をみせてくれる~いつも見慣れている霊峰・富士山も外すわけには行かない!八雲神社の裏手から数分で左に自然観察路に取り付く。ミズナラなどが多い林をのんびりと~亀沢川に架かる大川橋を渡り、舗装路の県道27号に出る。亀沢川に沿って咲くキブシ(キブシ科)。早春の山ではいたるところで見かける数珠をぶら下げたような花だ~遠目には地味で判りずらいが近くに寄ってみるとたいへん美しい!渓流沿いに咲くフサザクラ(フサザクラ科)の花。県道27号を2km歩いて出発した獅子平の駐車場に戻った!久し振りの遠出をしたが運転の疲れもなく、素晴らしい眺望に恵まれ大満足の山行であった。これで、少し自信がついたような気がする。